大阪城公園は、大阪の中央に位置する広大な公園です。大阪城天守閣をはじめ、西の丸庭園や梅林、大阪城ホールなど様々な施設があります。2017年には、JO-TERRACE OSAKA(ジョー・テラス・オオサカ)やMIRAIZA OSAKA-JO(ミライザ大阪城)といった商業施設、複合施設もオープンし、ますます活気のある公園となりました。今回は大阪城公園のお散歩をテーマに、歴史編、ニュースポット編と題して、大阪城公園の魅力をたっぷりとご紹介します。
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大阪城公園ってどんなところ?
大阪城公園は、大阪の中央に位置する総面積105.6haの広大な公園です。
大阪城天守閣をはじめとする歴史建造物や約300本の桜を楽しむことができる西の丸庭園、約100種、1,270本の梅の花が咲き誇る梅林など、四季折々の花を楽しむことができます。
また、大阪城音楽堂や大阪城ホールでは、音楽コンサートもたびたび開催されており、常に沢山の人で賑わっています。2017年には新たな複合施設も誕生し、ますます活気に溢れた公園となっています。
- 大阪城公園
- 大阪 / 公園 / 観光名所 / 紅葉 / 桜の名所 / 遊び場 / 梅の名所 / ツーリング
- 住所:大阪府大阪市中央区大阪城3−11地図で見る
- 電話:06-6755-4146
- Web:http://osakacastlepark.jp/
歴史巡り編
大阪城
大阪城は、天正11年(1583年)から3年かけて豊臣秀吉が石山本願寺跡に築いたお城です。名古屋城、熊本城とともに、三名城の一つとなっています。
元和元年(1615年)、大坂夏の陣で消失してしまいます。江戸時代に再建された後は、幕府の直轄となりました。その後は幾度の火災と修築を経て、明治元年(1868年)に、大部分が消失してしまいますが、昭和6年(1931年)に天守閣を復興し、現在の形となりました。
- 大阪城
- 大阪 / 城 / 観光名所 / パワースポット
- 住所:大阪府大阪市中央区大阪城1-1地図で見る
- 電話:06-6941-3044
- Web:http://www.osakacastle.net/
黄金の和船 お濠めぐり~大阪城御座船~
大阪城御座船は、大阪城のお濠めぐりができる黄金色の御座船です。季節ごとに移りゆく景色の中、大阪城の石垣を間近に眺めることができます。もともとは、大坂の陣400年天下一祭の記念事業として期間限定で運行していた御座船でしたが、毎日運行となりました。
船の中では、大阪城の歴史解説が流れるので、歴史を学びながら、圧巻の石垣と大阪城を見ることができます。
こちらが御座船から見た石垣です。写真からも分かるかと思いますが、石垣の高さには驚かされますね。
そしてこちらが御座船から見た大阪城です。とても高い位置に建てられています。船から見るとまた違った雰囲気を感じますね。
大阪城御座船の乗船方法
御座船の乗船方法ですが、乗船場の真向かいにあるチケット売り場にて、チケットを購入します。
チケット購入後、指定された時間に乗船場に行きチケットを係員の方に見せましょう。
このように御座船と書かれているのですぐ分かるかと思います。
チケットを見せてこの黄金の船に乗ることができます。
是非、圧巻の石垣と船からの大阪城を見に乗船してみてはいかがでしょうか。
コース:大阪城極楽橋付近から内濠を周回するコースのみ(約20分程度)
営業時間:10時~16時半(最終便発)※毎時0分、30分に出航(定員16名)
料金:大人(16歳以上)1,500円、小中学生 750円、未就学児は無料
- 大阪城御座船
- 大阪 / 乗り物
- 住所:大阪市中央区大阪城1-1地図で見る
- Web:https://www.banpr.co.jp/大阪城御座船/
豊国神社
大阪城の桜門の南に豊国(ほうこく)神社があります。京都の豊国(とよくに)神社の府社で、日本各地に豊国神社はあります。京都の豊国神社には、豊臣秀吉のみが祀られていますが、大阪の豊国神社には豊臣秀吉の息子の秀頼、弟の豊臣秀長も祀られています。
豊臣秀吉といえば農民から天下人となったことで有名な出世人。ということでこちらの豊国神社は、出世開運のパワースポットとして知られています。
豊国神社の鳥居のそばにある豊臣秀吉の銅像は、文化功労賞を受賞した中村晋也氏によるもので全長5.2m、像が3.2m、台座の高さが2mという立派な銅像です。
戦争のため一度姿を消した秀吉の銅像ですが、府民の願いによってこの地に再び建てられました。
- 大阪城豊国神社
- 大阪 / パワースポット / 神社
- 住所:大阪府大阪市中央区大阪城2−1地図で見る
- Web:http://www.osaka-hokokujinja.org/
豊臣秀頼・淀殿ら自刃の地碑
大坂夏の陣で落城した翌日、覚悟を決めた秀頼とその母淀殿らが自害を遂げたとされる場所にこの碑があります。この碑は、少し分かりづらいところにあるので、簡単に説明します。
極楽橋を越えたあたりに刻印石広場という場所があります。
このあたりを山里曲輪、あるいは山里丸と言います。
刻印石とは、大阪城を建設時に各大名が各国から大きな石を集め、その石に家紋を記していました。当時使われていたそれらの石を展示している広場が刻印石広場です。
ほとんどの観光客は、大阪城天守閣を目指しているため、ここを素通りしてしまいますが、この刻印石広場の東側に豊臣秀頼・淀殿ら自刃の地碑があります。
慶長20年(1615年)の大坂夏の陣で、徳川軍に追い詰められた豊臣秀頼とその母淀殿が、山里丸にあった櫓にひそみ、自害したとの記録が沢山残っています。自害した場所は諸説ありますが、山里曲輪の一角にあった矢倉の中とする説が有力だったため、平成9年(1997年)、現在の場所に大阪市の手により、この記念碑が建てられました。
- 豊臣秀頼・淀殿ら自刃の地碑
- 大阪 / その他スポット
- 住所:大阪府大阪市中央区大阪城1-1地図で見る
金蔵
金蔵(きんぞう)は、江戸時代、幕府の金貨や銀貨を保管し、幕府直営の金庫としての役割を果たした建物です。かねぐら、かなぐらとも読みます。
大坂城の天守のすぐ近くにあるこの金蔵は、宝暦元年(1751年)に築造されたもので、国の重要文化財に指定されています。