この記事の目次表示
越谷市日本文化伝承の館 こしがや能楽堂(のうがくどう)
「花田苑」に隣接した「こしがや能楽堂」は、埼玉県内唯一の屋外の能舞台でもある総檜造りの能楽堂がある場所。能楽堂内の見学は入場無料で、通常は館内からガラス越しにこの屋外の能舞台を見ることができます。もちろん実際の公演でこの舞台が使われることも!
「能」と聞くと「日本の伝統芸能」というイメージは湧きますが、具体的にどんなものなのか、じつは筆者もあまり知りませんでした。館内の説明によると、「能楽」は室町時代に観阿弥、世阿弥により大成されたもので、笛や太鼓などの「囃子」によって伴奏され、台詞は「謡」という歌形式になっています。そして演者は舞台上で「舞」を舞うのが特徴なのだそうです。
越谷市は能楽を一部の人たちだけのものではなく、市民レベルで伝承することを目指しており、そのため過去に能楽の講演会や講座、シンポジウムなどの啓発事業を行い、現在は年3回の能公演を開催しています。館内には展示室もあり、能楽で使用する装束や面などの貴重な品々を見ることもできます。
能楽のほかに、様々な日本の伝統文化の公演や体験教室なども行われるので、これを機にぜひ日本文化の一端に触れてみては?
- 越谷市日本文化伝承の館 こしがや能楽堂
- 埼玉 / エンターテイメント
- 住所:埼玉県越谷市花田六丁目6ー1地図で見る
- 電話:048-964-8700
- Web:https://nohgakudou.kosi-kanri.com/
はかり屋
旧日光街道沿いにある「はかり屋」は、約120年もの歴史があるお屋敷をリノベーションしたスポット。中にはレストランやこだわりのショップが入っています。
こちらはもともと大野家という材木商の分家で、肥料店を営んでいました。のちに「秤(はかり)」を扱うようになったことから、2018年に現在の古民家複合施設として生まれ変わった際、「はかり屋」と名づけられたのだそうです。なんだかストーリーを感じますよね。
重厚感のある正面入口からのれんをくぐり、敷地内に一歩足を踏み入れてみます。するとそこには、風情のある木造の建物と塀に挟まれた細い道が奥まで続いています。思わずタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。
- はかり屋
- 埼玉 / ショッピングモール
- 住所:埼玉県越谷市越ヶ谷本町8-8地図で見る
- Web:https://hakari-ya.jp/
naya(なや)
「はかり屋」の敷地の奥にある「naya」は、平日は曜日によって、そして週末はその日ごとにお店が替わるちょっと不思議なスペース。
訪れた日はアクセサリーのお店「Sherie amies(シェリー アミーズ)」がオープンしていました。ひとつひとつ手作りの作品は、身に着けるたびにわくわくした気持ちを運んできてくれそう!
「naya」は平日各曜日ごとに、アクセサリー、花と織物、あるいは打楽器教室や曼荼羅アートなど、個性的なラインナップでクリエイティブな感性を刺激してくれる空間です。
- Sherie amies
- 埼玉 / アクセサリー
- 住所:埼玉県越谷市越ヶ谷本町8-8地図で見る
- Web:https://sherie-amies.com/
- naya
- 埼玉 / その他スポット
- 住所:埼玉県越谷市越ヶ谷本町8-8地図で見る
- Web:https://hakari-ya.jp/naya/
遊佐(ゆさ)農場
「はかり屋」の敷地内突きあたりには、「遊佐農場」という農家直営の八百屋があります。「遊佐農場」は越谷でこだわりの野菜作りをしている農家さん。
店頭に並べられた野菜のほか、店内に入るとさまざまな調味料やお茶、コーヒーやドレッシングなどの加工品が所狭しと置いてあり、どれも手にとってみたくなります。なんと遊佐農場のオリジナル商品もありましたよ♪筆者はその中で「手づくり納豆」が気になったのですが、この時は残念ながら売り切れでした。次回はぜひ試してみたいものです。
さいごに
本記事ではレンタサイクルでまわれる越谷のスポットをご紹介しました。移動に便利な自転車ですが、越谷市は広いので範囲は少し絞るといいでしょう。今回紹介したスポットをすべてまわる場合、わりと広範囲に渡るため、サイクリングと越谷観光の両方をしっかりと楽しみたい方におすすめです。
また越谷市観光協会に置いている地図だけでなく、スマホなどの地図も併用することをおすすめします。そのほうが効率よく、自転車で街めぐりを楽しむことができますよ。