埼玉
埼玉観光
経済的に発展しながら、自然も豊か

【宝登山神社】知ってた?実は秩父のオールマイティなパワースポット

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:47都道府県

2020年11月6日更新

23,629view

お気に入り

写真:えいぶゆう/TossyPhoto

秩父の中でもとりわけ強力なパワースポットである秩父三社。三峯神社、秩父神社ともう一つが、今回ご紹介する「宝登山(ほどさん)神社」です。日本武尊(やまとたけるのみこと)が山火事にあったときに、どこからともなくあらわれた犬が道案内をしてくれた・・・そんな伝説の残る地に創建された神社です。この伝説から火にまつわる神様もいらっしゃいますが、実はいろんな神様がいるとってもオールマイティな神社なんです。

この記事の目次表示

宝登山(ほどさん)神社って?

秩父の中でもとりわけ強力なパワースポットが秩父三社といわれています。三峯神社、秩父神社、そしてここ宝登山(ほどさん)神社の三社です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto宝登山神社入口

宝登山神社を創建したのは、日本武尊(やまとたけるのみこと)。日本武尊は神話の中で、日本を津々浦々戦い歩いた神様です。これから新たな戦いに行く前に、山がご神体である宝登山に登ろうかと考えます。ところが運の悪いことに、登山中に山火事にあってしまいます。どこに逃げたらいいのか、炎で行く先も見えない時に、一匹の犬がやってきて道案内をしてくれました。

このエピソードから、火を止める山「火止山(ほどやま)」と呼ばれ、後に現在の名前である「宝登山(ほどさん)」に変わりました。「宝に登る山」ということでとっても縁起のいい名前です。

そんな伝説からか、火にまつわる神様も多いですが、実はいろんな神様がいるとってもオールマイティな神社なんです。それでは境内をご案内して参りましょう。

本殿

こちらが宝登山神社の本殿。宝登山神社の中ではとっても豪華絢爛な社殿です。とってもお金をかけたように思えますが、実はとっても苦労して造られたんだとか。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto宝登山神社

この本殿は、明治維新という激動の時代、経済も不安定な時代になんとか費用を捻出し、費用の可能な範囲で、できるだけ豪華に見せようと工夫をこらして造られたものです。そんな苦しい時代に造られたとは思えないほど、本殿の装飾はとっても豊か!

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto豪華絢爛な彫刻

予算の範囲でできる限りの装飾を・・・と、本殿には様々な彫刻が施されています。平成になって、これらに彩色が施されました。

これらの素晴らしい彫刻の中には、中国の逸話がモチーフになっているものもあります。その彫刻と、モチーフとなっている中国の逸話をいくつかご紹介しましょう。

剡子(ぜんし)のお話

剡子(ぜんし)には、眼を患った親がいました。当時、目を治すには鹿の乳が薬になると言われており、両親は子供の剡子に「取ってきて欲しい」と頼みます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto左右にそれぞれ逸話をモチーフとした彫刻が施されている

乳を取るためには、おびえさせないように鹿に近づく必要があります。そこで、考えた剡子は鹿の皮をまとい、群れに入っていきました。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto剡子のお話

「ようしうまくいくぞ!」と思ったのもつかの間、そこに猟師がやってきます。あわや剡子を矢で射ようとしましたが、猟師に狙われていると気づいた剡子が「本物の鹿じゃないですよ。親がかくかくしかじかで目が悪いので、乳を取りにきました」と説明し、猟師を納得させ、無事乳を手に入れることができた。という親孝行のお話です。

楊香(ようこう)のお話

楊香(ようこう)がお父さんと山に行くと、目の前に虎が現れます。2人に虎が襲い掛かろうとしたとき、楊香が「どうか私を食べてください。その代わり、父を助けてください!」とわが身を犠牲にしてお父さんを助けようとしました。虎はその崇高な精神にひれふし、逃げて行ったというお話です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto楊香のお話

張良(ちょうりょう)のお話

ある日、張良(ちょうりょう)の前にボロを着た老人が現れます。老人は自分の靴をポイっと放り投げると、「おい、お前取って来い」と命じました。さすがに張良はイラッとしましたが、相手は年配の人なのでぐっと堪えて靴を取ってきました。

すると老人はさらに傲慢に「履かせろ」と言って足を張良の前に差し出します。「変な人に絡まれたな~」と思いながらも、この老人につきあってやるか・・・というおおらかな気持ちで対応することにしました。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto張良のお話

すると、その老人が張良に貴重な兵法書を渡してドロンと消えてしまいます。そして張良は後に優秀な軍師となりました。

宝玉稲荷神社(ほうぎょくいなりじんじゃ)

倉稲魂命(うかのみたまのみこと)を祀るお宮です。稲荷信仰でよく祀られるのがこの神様。神徳は五穀豊穣を司り、「お稲荷さん」で有名な伏見稲荷大社や豊川稲荷もこの神様が祀られています。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto宝玉稲荷神社

そもそも稲荷とは、読んで字の如く「稲」関係の神様です。つまりは食べ物との関係が深いということ。古代の日本では「食」は「うけ・うか」と読み、食繋がりで、稲荷神社に祀られるようになったと言われています。

次のページを読む

\紹介されたスポットに立ち寄るなら/
埼玉の旅行予約はこちら

埼玉のパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

埼玉のホテルを探す

埼玉の航空券を探す

埼玉の現地アクティビティを探す

埼玉のレンタカーを探す

埼玉の高速バスを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【2023】2月の国内おすすめ旅行先40選!冬の旅行にぴったりな観光地特集

2月は北はまだまだ雪深く、この時期ならではの雪や氷のイベントが開催されている一方で、南は梅や早咲きの桜が開花し始める時期です。2月の週末旅行におすすめの国内旅行...


【2022年版】全国の人気神社・お寺TOP53!旅行好きが訪れた寺社ランキング

2022年にトリップノートのトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータを元に、トラベラーのみなさんが実際に訪れた国内の寺社ランキング【2022年版】をご...

埼玉のおすすめドライブスポット25選!日帰りでお出かけしよう

関東最強のパワースポットと言われる三峯神社や、長瀞にある景勝地・岩畳、四季折々の草花が出迎えてくれる国営武蔵丘陵森林公園など、日帰りでお出かけしたい、埼玉のおす...

日帰りで楽しむ!関東近郊の女子旅おすすめスポット30選

イギリスのお城を移築した「ロックハート城」や、『ラピュタ』の世界を思わせる「猿島」、ムーミンバレーパークも人気の「メッツァビレッジ」など、日帰りで楽しめる関東近...

【2023】1月の国内おすすめ旅行先34選!お正月旅行にもぴったりな観光地特集

寒さ厳しい1月は、雪や氷の絶景が全国各地で見られるシーズン。冬の夜に映えるイルミネーションイベントもまだまだ楽しめます。1月のお正月旅行や週末旅行におすすめの国...

この記事を書いたトラベルライター

旅はいつも心のまんなかに
知らない土地、知らない文化、知らない人。知らない何かがいつも自分の心を広げてくれます。広がったその先を見てみたい。その探求心や好奇心はそのまま「旅」として、いつも心のまんなかにあります。

えいぶゆう(文)とTossyPhoto(写真)の2人で、心のまんなかにある「旅」を切り取っていきます。

あなたの心にも旅の灯がともりますように。

本当は教えたくない!鎌倉の隠れ寺「寿福寺」

沢山の寺院が並ぶ鎌倉の中で、鎌倉幕府が定めた鎌倉五山に名を連ねる「寿福寺」。鎌倉幕府の中核を担った北条政子のお墓があるなど、鎌倉を興した人々に多くのゆかりがある...


絶対後悔させない!湘南【江の島】の超詳しい観光&時間ガイド

湘南を代表する観光スポット「江の島」。どメジャーな観光スポットですが、意外にもガイドブックでは紙面の都合からか、江の島の見どころを収めきれていないんです。実際に...


【神奈川県・三浦半島】侮れない!プチ本格登山を楽しむ三浦アルプス

神奈川県の三浦半島にある三浦アルプスは、逗子、葉山、横須賀の境界にある山稜地帯です。三浦アルプスの一番の魅力は、200m程度の低い山々にもかかわらず、まるで原生...

【ベトナム】半日で巡る!お土産天国ダナン市街の見どころ

ベトナム中部の都市ダナンは、お土産天国と言っても差支えないほど、様々な名品が低価格で購入できるんです。中には女子ウケするカワイイ小物もいっぱい。そんなダナン市街...

どメジャーなのに謎だらけ?鎌倉大仏の謎に迫る旅

「鎌倉」と言えば多くの人が連想するのが、青銅色の巨大な大仏様ではないでしょうか?そんな鎌倉のシンボル的な存在でありながら、実はいつ誰が何のために建造したものなの...

トラベルライターアワード受賞結果発表トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります