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[3]一度来たらやみつきになる!?「美名家(ミナヤ)」でポッサムを食べよう!
「ポッサム」とその歴史
ポッサムは、ブロックのまま茹でた豚ばら肉を薄切りにして、サンチュや軽く湯がいた白菜、浅漬けしたキムチなどを葉野菜で包んで頂く料理です。
韓国といえば、キムチ!という感じがしますが、このポッサムで使用するキムチが一番美味しいと言われています。ポッサムで使用するキムチは、一般のキムチより発酵期間が短いため、においもきつくなく、日本人にも食べやすいキムチなのです。
豚肉を茹でて食べる調理法は古くから存在し、1924年の『朝鮮無双新式料理製法(ちょうせんむそうしんしきりょうりせいほう)』という本にも、テージピョニュク(茹でた豚肉を薄切りにした料理)の作り方が掲載されています。
豚肉を葉野菜で包むようになったのはいつからか定かではありませんが、古くから韓国に伝わる習慣で自然に生まれたものではないかと言われています。現在でも、低価格でお肉をたくさん食べられることから市民に愛され続けています。
全て手作り!名物ポッサムを食べよう!
市民から今もなお愛され続けている「ポッサム」。この「ポッサム」を日本で食べられるお店として有名なのが、新大久保駅から少し歩いたところにある「美名家」。
ここの魅力はなんといっても、作り置きは絶対にせず、注文を受けてから作る手作り料理と、陽気でチャーミング、お話上手なオーナーのママさん。お店の名前もママさんの名前から付けられたのだそう。
アットホームな温かい雰囲気の「美名家」は常連さんも多く、常に賑わっているので、予約して行くのがオススメ。ちなみにランチは予約不可なのでご注意を。
そして、こちらのお店の名物が「ポッサム」。
食感が良く、いくらでも食べることができてしまいます!
ポッサムは「美名家」で!
[4]15種類の野菜で包む韓国焼肉サムギョプサルを「くるむ」で食べよう!
「サムギョプサル」とは
サムギョプサルは、日本語で言うと三枚肉です。ばら肉とも言われるこの部位は、豚のあばらの近くにある肉で、皮、赤身と脂身が3層になっていて三枚肉と呼ばれます。この三枚肉は、焼いてそのまま食べるのが普通です。
韓国ではもともと焼肉といえば牛肉でした。1990年代、豚肉の輸出が増加したものの、このサムギョプサルに使う部位は海外では人気がなく、輸出されませんでした。
その代わりに韓国国内で消費されるようになり、安くておいしいお肉というイメージが付き、人気が出るようになりました。
「くるむ」といえば、15種野菜の焼肉セット!
新大久保でサムギョプサルを食べられるお店は沢山ありますが、その中でも野菜をたくさん食べられるお店として有名なのが「くるむ」です。
15種野菜と韓国焼肉セットが人気のメニュー。15種類の野菜が乗ったお皿と16種類から選べるお肉、お肉を葉っぱにくるんで食べる際に一緒に巻くと美味しい薬味や韓国惣菜がついたセットです。
たっぷりの野菜は、その時の仕入れによって種類が違うのだそう。中には韓国から直輸入の野菜もあるのだとか。
これだけの野菜を食べられるなんて女性には嬉しいサービスですが、もっと嬉しいサービスがあります。それは、野菜を食べきることができなかった場合です。残すなんてもったいない!そう思う人も多いでしょう。そんなときこのお店では、残った野菜で野菜ジュースまたはスムージーを作ってくれるのです!
緑の野菜なので苦いと思う方もいるかもしれませんが、苦味もさほどなくさっぱりとしていて飲みやすくなっています。女性に嬉しいサービス満点の韓国焼肉は「くるむ」で!
最後に
いかがでしたでしょうか。
中には日本人にあまり馴染みのない韓国料理もあったかもしれません。本場韓国の味を提供しているお店もありますが、日本人にも食べやすいように作っているお店も新大久保にはたくさんあります。東京観光に来た際は、是非東京のコリアンタウン新大久保にも味を運んでみてくださいね。