台湾の人気観光スポット、故宮博物院。その博物館に併設されているレストラン「故宮晶華」は、展示されている宝物の「肉形石」と「翠玉白菜」そっくりの料理を提供することで有名です。ここでは夜のみ、バイキングスタイルで食事を楽しむことができます。残念ながら宝物そっくりのお料理はバイキングでは食べられませんが、本格的な中華料理をお値打ちな値段で堪能できます。
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故宮博物院とは
世界四大博物館の1つとされている博物館で、世界一の中国美術工芸が集められているということで有名です。収蔵品は70万点にも及び、博物館には厳選された約4,000~5,000点の作品が常時展示されています。
展示品は彫刻・絵画・書道・陶器・翡翠、象牙彫刻など多岐にわたります。日本語音声ガイドの貸出も行われているので、作品について深く知ることができます。
今回紹介する「故宮晶華」は、故宮博物院の敷地内にあります。早速ご紹介していきましょう。
- 国立故宮博物院
- 台北 / 博物館・美術館
- 住所:No. 221, Section 2, Zhishan Rd, Shilin District, Taipei City, 台湾 111地図で見る
- Web:https://www.npm.gov.tw/ja/
レストランの外観はまるで美術館のよう
レストランの外側は全面ガラス張りです。夕暮れ時になると内側に灯った明かりを映して柔らかい光を放ちます。内装は水の波紋をイメージした、圧迫感のない間仕切りがリラックスできる空間を創り上げています。この建物はペニンシュラ東京のデザインも手がけた、日本人のデザイナー橋本夕紀夫氏によってデザインされました。
夜はオーダーバイキングの中華を楽しめる
こちらのレストラン、ランチでは故宮博物館の目玉となっている宝物「肉形石(豚の角煮を模した美術品)」と「翠玉白菜(白菜を模した美術品)」そっくりの料理を提供することで有名です。
夜の営業では中華のオーダーバイキングを注文することができます。注文方法は、メニューの書かれたオーダー表に、数量を書いて店員さんへ渡すだけです。
メニューは中国語か英語のみで、日本語はありません。メイン・サイドディッシュ・スープ・デザートのカテゴリーは分けられていますが、写真はついていないので筆者は中国語メニューの漢字から推測をして注文しました。
台湾の五つ星ホテル、リージェントホテルがプロデュースしたレストランなので、味についてはどのお料理も上品な美味しさが保証されています。
どんな料理が出てくるかお楽しみというのも、サプライズ感があり面白いと思います。
見た目にも美しい料理
バイキングだからといって、一切手抜きは感じられません。盛り付けも美しいお料理です。
席でおしゃべりしながら待っていると、熱々の出来たてを運んでもらえるところがオーダーバイキングならではのうれしいポイントです。
お値打ちな価格
お値段は1人約3,300円で、お腹いっぱいになるまで好きなだけ注文できます(アルコール類は別料金で注文可能です)。2時間制となっていますので時間いっぱい心ゆくまで中華を堪能してください。
夜市の屋台のグルメも、もちろん安くておいしいですが、ゆったりとした非日常的な空間で食事をすることも旅の思い出となることと思います。
一味ちがう景色の夜の故宮
夜は故宮博物館がライトアップされています(残念ながら中には入れません)。レストランからの帰り道、食後の運動を兼ねて昼間とは違った景色を眺めながら敷地内を散歩するのもいいと思います。
- 故宮晶華
- 台北 / 中華料理
- 住所:台北市至善路二段221号地図で見る
- 電話:(02)2882-9393
- Web:https://www.silkspalace.com.tw/