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コンパスってどうなの?
さて、樹海の噂の代表的な「コンパスが効かない」ですが、ぜんぜんそんなことありません。むしろ、コンパスが狂うところを探すほうが難しいくらい。
頑張って探してようやく数度ずれるところを見つけられるかどうか。例えばこんなふうに大きな溶岩が露出しているところを探し・・・
その溶岩のまわりを行ったり来たりして、ようやくある一カ所で、数度ずれるところを発見。念のため、普通のコンパスとiPhoneのコンパスで。
コンパスはガンガン効きますし、道もものすごく整備されているので、迷うことはないですよ。携帯のGPSも当然効きますし、何の心配もいらないところです。
雨宿りの穴
しばらく歩くと、今度は「雨宿りの穴」と書かれた案内板が。
案内板の奥には、地面がさけたような割れ目が見えます。
近づいてみると、割れ目といよりは洞穴のよう。
少し奥を覗いてみると、結構奥が深い!20人くらい雨宿りできそうな広さがあります。洞穴が目立つような場所は、はっきりと地盤が溶岩だとわかる印象があります。
天井は、溶岩鍾乳石になっています。しずく状に垂れ下がった溶岩で、溶岩が流れ出した際に、外気に触れて冷え固まってできたもの。
ふと周りを見ると、溶岩のため木々が根を下におろせず、溶岩の上に横へ横へと必死に伸びる姿を確認することができます。
こういった景色は樹海ならではという感じで神秘的ですね。
八岐大蛇(ヤマタノオロチ)風 檜の奇木
太陽が明るく注ぐ気持ちのいい道を歩いていきます。
道の左手に、「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)風 檜の奇木」とかかれた案内板が。ヤマタノオロチではありません。「風」です。案内板をしっかり見ると「風」だけ主張が激しいフォントにしてあるところに、遊び心を感じます。
さてこの檜の奇木ですが、木が地面を這うようにうねうねとしています。ヤマタノオロチは日本神話に登場する巨大な蛇ですが、それに例えたものなんでしょうね。本家のヤマタノオロチは、一つの胴体に8つの頭、8つの尾を持つ大蛇ですから、「風」なんでしょうね。
イタチ
スタートから800m地点で、「イタチ」と書かれた案内板が。さすが自然豊かな樹海。イタチもいるようです。
樹海内には、本当に様々な動植物が生息しています。 野鳥は約200種類をこえ、さらにイタチやリスなど約40種類の獣も住んでいます。ただ残念ながら、イタチを目にする機会は少なく、比較的見ることができるのはリスやウサギです。
青木ヶ原樹海マップ
スタートから900m地点で、青木ヶ原樹海マップが登場。マップ上のコウモリが飛んでいる所が本日のスタート地点です。マップのある現在地から、直角に曲がるように西湖の方面に向かいます。だいたい3分の2くらい歩いたでしょうか。
マップの近くには、方向指示版もあります。木に隠れて見えずらいですが、「西湖畔方面」と書かれた方向に進みます。
ここから少し黒っぽい路面が目立ちます。溶岩が露出しているようです。
さらに進むと、しばらくして道路が現れます。
西湖
道路を越えてルートに復帰しますが、ぱっと見、近くに続くような道がありません。道路に出て左手に進むと、なんと案内板が木に立てかけられています。
この先に西湖方面への道があります。
ここから下り道を歩いていくと、右手に木々の間から西湖が!空の青さを映し出した湖が鏡のようで、絵はがきみたいな美しさです。
木々を抜けると、湖の周りを山が取り囲んでいるのがわかります。西湖は、富士山の噴火による堰止湖です。
ここにも案内板が設置されています。根場浜駐車場方面に進みます。