宮城県白石市にある白石城は、仙台藩伊達氏の支城として用いられた平山城。現在では桜の名所として知られ、開花時期には多くの花見客が訪れる人気の花見スポットです。建物自体も、全国的にもめずらしい木造建築による復元で、当時の建築様式を再現した貴重な城として知られています。
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白石城とは
明治初頭の廃城令により、ほとんどの建物が取り壊された白石城。現在の城は1995年に復元されたもので、昔ながらの工法を取り入れ、当時の様子を忠実に再現しています。木造建築による城の復元は全国的にもめずらしく、白石城の人気の理由ともなっています。
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by 小池 隆
素材にもこだわり、柱には吉野産ヒノキ、床には青森産ヒバを用いるなど、できる限り国産品を利用。城内へ一歩足を踏み入れれば、木の良い香りが一帯に漂う、趣深い造りになっています。
城と桜のコラボが美しい!
宮城県内有数の桜の名所
白石城は県内有数の桜の名所としても知られ、城と桜のコラボレーションが楽しめるお花見スポットとしても人気です。桜の本数は約400本。白石城の周囲をぐるりと桜が囲んでいます。
開花は例年4月上旬ごろ。宮城県内の人気花見スポットのなかでも、一早く見ごろを迎えます。開花にあわせて白石城桜まつりも開催され、一足早いお花見を楽しもうと、毎年多くの花見客が訪れています。
桜の開花にあわせ、城のライトアップも
「白石城桜まつり」の開催期間中は、白石城のライトアップも同時に開催されます。夜桜とライトアップされた城の幻想的な景色を楽しめるとして、例年人気のイベントです。
ライトアップの時間は夕方〜21時まで。白石城のライトアップとあわせ、近くの沢端川沿いでも夜桜のライトアップが行われるので、ぜひ足を伸ばしてみてください。
最上階からは360度の眺望
白石城は平山城であり、丘陵に築城されているため、見晴らしが良いのも特徴。天守閣の3階まで登れば、周囲を360度見渡すことができます。桜の季節は満開の桜の木々が一望でき、晴れた日には蔵王の山の姿もくっきりと眺められる展望スポットです。
白石城の入館料・営業時間とアクセス
入館料
大学生以上:300円/小学生〜高校生:150円
営業時間
・4月~10月:9:00~17:00
・11月~3月:9:00~16:00
※12月28日~12月31日の期間のみ休館
アクセス
<公共交通機関で向かう場合>
JR東北本線の「白石駅」より徒歩10分
<車で向かう場合>
・東北新幹線「白石蔵王駅」より約5分
・東北自動車道「白石IC」より約10分
※白石城専用の駐車場はないため、白石市役所隣りの城下広場駐車場や、白石高校の向かい側にある益岡公園駐車場等の利用を推奨。
- 白石城
- 蔵王・白石 / 城 / 観光名所 / 桜の名所 / ツーリング
- 住所:宮城県白石市益岡町1−16地図で見る
- 電話:0224-24-3030
- Web:http://www.shiro-f.jp/shiroishijo/