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【青森】蔦温泉エリアでハイキング!蔦野鳥の森で見たい「蔦七沼」

取材・写真・文:

茨城在住
訪問エリア:45都道府県

2020年8月11日更新

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写真:Sosyu Kikuchi

鎌倉時代から親しまれていたという蔦温泉。そんな蔦温泉エリアの周りは「蔦野鳥の森」という深いブナの森で覆われていて、ハイキングを楽しめるコースが整備されています。特に紅葉で人気の蔦沼をはじめとする蔦七沼(つたななぬま)の景色は美しく必見です。この記事ではコース中にある6つの沼に焦点をあてながら、自然散策路の様子をご紹介しています。

この記事の目次表示

蔦野鳥の森とは

「蔦野鳥の森(つたやちょうのもり)」は、青森県十和田市に位置し、環境省により十和田八幡平国立公園に指定されています。ここでは美しい水をたたえた6つの沼をめぐりながら自然散策を楽しめるハイキングコース沼めぐりの小路)が整備されています。1周は徒歩で約1時間半~2時間です。

  • 写真:Sosyu Kikuchi蔦野鳥の森(沼めぐりの小路)

落葉広葉樹を代表する樹木・ブナの自然林が魅力です。ブナの森はたくさんの生き物に食糧や住処を提供し、地面には大量の水を蓄えて洪水を防ぎます。

コース中は、やぶ蚊やヘビなどの虫もいますので、歩きやすい靴と服装、十分な水分、虫除けスプレーは必ず持参するのがおすすめです。

  • 写真:Sosyu Kikuchi蔦野鳥の森(沼めぐりの小路)

蔦七沼とは

「蔦七沼」と書いて「つたななぬま」と読みます。上記でご紹介した、蔦野鳥の森のハイキングコースの途中で出会える沼を総称してこのように呼ばれています。

ハイキングコースで見学できる沼は全部で6つ。蔦七沼なので7つなのでは?と思われるかもしれませんが、実はもう1つの沼・赤沼はコースから離れた場所に位置しています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi蔦野鳥の森(蔦七沼)

時間に余裕があって7つ全ての沼をコンプリートしたい!という方は別途、赤沼訪問のスケジュールをたてて散策してみて下さい。

本記事では蔦野鳥の森ハイキングコース内で見学することができる6つの沼のみをご紹介しています。赤沼の紹介はありません。

  • 写真:Sosyu Kikuchi蔦野鳥の森(蔦七沼)

ビジターセンター

「蔦野鳥の森」入り口付近には、ビジターセンターがあります。ログハウス風の建物です。書籍や写真が置いてありますので、より深く学んでみたい方は利用してみて下さい。

  • 写真:Sosyu Kikuchi蔦野鳥の森(ビジターセンター)

それではさっそく自然散策路の様子を以下より詳細にご紹介していきます!

蔦野鳥の森ビジターセンター
青森 / 観光案内所・ビジターセンター / 休憩所
住所:蔦野鳥の森ビジターセンター地図で見る
Web:https://www.env.go.jp/park/guide/towada/recommend/...

【1】蔦沼(つたぬま)

ハイキングをスタートすると、すぐに深い森へと導かれていきます。道は歩きやすいように整備されている所もありますが、そうではない所もあります。

  • 写真:Sosyu Kikuchi蔦沼

蔦七沼のうち最も知名度が高く人気の蔦沼(つたぬま)は、一番最初に出てくる沼です。6つの沼のうち最も大きく、周囲1キロ、面積6ヘクタールほどあります。

  • 写真:Sosyu Kikuchi蔦沼(夏)

筆者が訪問した時期はで、青々とした緑の壮大な景色を見ることができました。の紅葉シーズンは、真っ赤な木々が湖面に映る様子が評判です。コイ、イワナなどの魚類も生息しています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi蔦沼(夏)

蔦沼の奥にそびえる標高1,298メートルの赤倉岳山頂付近で起きた火山活動により、大量の土砂が押し寄せ多くの沼を形成したとされています。

  • 写真:Sosyu Kikuchi蔦沼
蔦沼
青森 / 自然・景勝地 / 紅葉
住所:青森県十和田市大字奥瀬字蔦野湯地図で見る
Web:https://www.env.go.jp/park/guide/towada/recommend/...

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この記事を書いたトラベルライター

大自然に魅せられて
江ノ島出身、現在は霞ヶ浦湖畔で暮らしています。自然に触れる旅が好きで、これまで国内45県、海外13か国を訪問。地域に根付く食と文化を探るのも楽しみの一つです。

▶よくある執筆ネタ
・湧き水、ネイチャースポット
・焼き芋、食文化、町の飲食店

▶Awards
・H30.10 環境保全茨城県民会議主催「いばらき自然環境フォトコンテスト」部門賞
・H31.01 羽田空港主催「私の旅する日本語2018」大塚製薬賞
・R01.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2019上半期」審査員特別賞
・R03.08 tripnote主催「トラベルライターアワード2021上半期」SNSシェアトップ賞

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