フランスのボルドーと言えば世界的に有名なワインの街ですが、ワイナリーツアー以外でも十分楽しめるスポットがたくさんあるのをご存知でしょうか。フォトジェニックで美しい街ボルドーを存分に満喫できる観光モデルコースをご紹介します。
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世界遺産の街「月の港ボルドー」
世界的に有名なワインの生産地であるボルドーは、ガロンヌ川周囲の三日月のような形をした旧市街一帯が、「Bordeaux: Port of the Moon(月の港ボルドー)」として世界文化遺産に登録されています。フランスの歴史と気品を感じるボルドー市街を1日散策してみましょう。
【1】ボルドー最古の石橋「ポン・ド・ピエール」
「Pont de Pierre(ポン・ド・ピエール / ピエール橋)」はボルドー旧市街と右岸を繋ぐアーチが連続した石橋です。ナポレオンの命を受けて建設されたため、「Napoleon Bonaparte(ナポレオン・ボナパルト)」の文字数に因んで17のアーチが使われていると言われています。
1882年に完成したボルドーにある最古の橋で、全長は490m。歩道と車道だけではなく、現在では橋の中央に線路が2本敷かれ、トラムも走るボルドー市街の交通の要でもあります。
朝のお散歩やジョギングもオススメですが、夜には橋の上に立つガス灯がオレンジ色に輝く様子や、そこから眺める夜景も美しいです。
まずはこの橋を渡り、橋の中腹や対岸から美しいボルドー市街やガロンヌ川の流れを眺め、ボルドー散策をスタートさせましょう。
- ポン・ド・ピエール / ピエール橋
- フランス / 建造物
- 住所:49 Quai Richelieu 33000 Bordeaux France地図で見る
【2】今も鐘を鳴らす「グロース・クロッシュ」
ピエール橋からVictor Hugo(ヴィクトル・ユーゴー)通りを西に進むと右手に見える「Grosse Cloche(グロース・クロッシュ)」は、かつての街砦の上に建てられた大きな装飾時計を持つ鐘楼です。
41mの太い柱で支えられたダイナミックな時計塔は今なお現役。かつてはブドウの収穫や火災を知らす鐘として使われていましたが、現在も年に数回祝日などに鐘の音を聞くことができます。鐘楼の向こうにあるSaint-James(サン・ジェームズ)通りには、小さくて素敵なカフェが点在しているのでブランチにもオススメです。
鐘楼を見終わった後は、ヴィクトル・ユーゴー通りを眺めながら更に西へ進みます。フランスらしい洗練された雰囲気を感じる街・ボルドーでは、スタバでさえもなんだかオシャレに見えてしまいます。
- グロース・クロッシュ
- フランス / 建造物
- 住所:45 Rue Saint-James, 33000 Bordeaux, France地図で見る
- Web:https://www.bordeaux-tourisme.com/offre/fiche/gros...
【3】世界遺産の大聖堂「サンタンドレ大聖堂」
パストゥール通りを右折して更に5分程進むと到着するのが、「キリスト教聖地巡礼路」の一部として1998年に世界遺産にも登録されている「Cathédrale Saint-André(サンタンドレ大聖堂)」です。
荘厳でダイナミックなゴシック様式の大きな双塔はボルドー市街のどこからでも確認することができ、ボルドーのランドマーク的な存在になっています。
特に人気なのは1250年に作られたという北側の王の門の彫刻「最後の審判」で、その繊細な細工は一見の価値ありです。
- サンタンドレ大聖堂
- フランス / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Place Pey Berland, 33000 Bordeaux, France地図で見る
- 電話:05-56-52-68-10
- Web:https://www.cathedrale-bordeaux.fr/