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【5】会津ソースカツ丼
福井県や群馬県、長野県の駒ヶ根もソースカツ丼が名物ですが、福島県会津地方でも、カツ丼と言えばソースカツ丼が定番!
ごはんの上にソースに浸したカツをのせている点は共通していますが、福島県のソースカツ丼ならではの特徴は、カツとご飯の間に千切りキャベツがのせられていること、そしてトロリとした甘めのソースを使っていること。現在では会津若松市の100店舗以上のお店でソースカツ丼を提供しているそう。
会津ソースカツ丼のおすすめ店:むらい(会津若松市)
会津若松城(鶴ヶ城)から車で10分ほどの場所にある「むらい」。会津ソースカツ丼の人気店のひとつで、なんと言っても特徴は分厚いカツです。一番人気のロースカツ丼のカツは、厚さ3cm近くありそうなカツで、箸で持ち上げるとズッシリと重量感が伝わります。食べきれなかった場合は、有料の容器でお持ち帰りできるのも嬉しいですね。
【6】円盤餃子
- 出典:tripnote.jpぷっくり焼餃子
餃子といえば、栃木県宇都宮市と静岡県浜松市が有名ですが、福島県福島市も負けていません。福島市の餃子の特徴は、ずばり円盤!一皿頼めば、食べきれないくらいの餃子が円盤状にきれいに盛り付けられて運ばれてきます。2003年には「ふくしま餃子の会」が発足され、観光案内所では餃子の会の会員店の地図を配布しています。
円盤餃子のおすすめ店:満腹(福島市)
- 出典:tripnote.jp元祖円盤餃子
福島駅から徒歩15分と少し歩きますが、福島の元祖円盤餃子の異名を持つ名店が満腹。昭和28年から変わらない味を保ち続けています。
満腹の円盤餃子は、一皿30個の小ぶりな餃子がきれいに円盤状に並んで提供されます。白菜たっぷり、生姜やにんにくのはいった旨味たっぷりの餡を、手練りの皮で包んだ餃子は、皮はぱりぱり、中はジューシーで癖になること間違いなし!
- 満腹
- 福島 / 中華料理 / ご当地グルメ・名物料理 / 餃子 / 円盤餃子
- 住所:福島県福島市仲間町1-24地図で見る
- 電話:024-521-3787
- Web:http://enban.hp.gogo.jp/
【7】いかにんじん
江戸時代後期から伝わるとされる福島県福島市の郷土料理「いかにんじん」。細切りにしたスルメとにんじんを醤油や砂糖、みりん、酒などを加えたタレで漬け込んだもので、家庭により味も異なってきます。ご飯のお供やお酒のおつまみとして食べられており、福島県のスーパーならどこでも売っていると言われるほど、県民に愛されている料理です。
いかにんじんのおすすめ店:餃子 照井 福島駅東口店(福島市)
- 出典:tripnote.jp福島の味 いかにんじん
飯坂温泉に本店をもつ「餃子 照井」。JR福島駅東口にあり好立地のため、全国から名物の円盤餃子を食べにお客さんが訪れます。餃子と一緒にぜひ注文したいのが「いかにんじん」です。スルメイカの香りが食欲をそそりますよ。
- 餃子 照井 福島駅東口店
- 福島 / 餃子 / ご当地グルメ・名物料理 / ランチ / 円盤餃子
- 住所:福島県福島市栄町1-1 餃子照井地図で見る
- 電話:024-523-0188
- Web:http://www.gyouza-terui.com/
【8】会津みそ田楽
味噌田楽とは串に刺した豆腐やこんにゃく、茄子、里芋などに味噌を塗り焼いた料理です。田楽とはそもそも、農村で田植えなどの際に豊作を祈って踊る伝統芸能のこと。田楽法師が田楽を踊る際、白い袴に色のついた上着を羽織ることから、白い豆腐に味噌をつけたようだと「田楽」と呼ぶようになったのだそう。
会津みそ田楽の特徴は味噌だれにあります。会津みそ(赤みそ)に、砂糖と色々な薬味を練り込んで味付けしています。
会津みそ田楽のおすすめ店:満田屋(会津若松市)
1834年創業の歴史ある味噌専門店「満田屋」。味噌などを販売しているスペースを抜けると、奥にイートインスペースがあります。味噌蔵を改装した風情のある店内でいただくみそ田楽は、たまりませんよ!田楽の種類は、こんにゃく、とうふ生揚、里芋、おもち、しいたけなど様々ですが、はじめての場合は「みそ田楽コース」がおすすめ。単品での注文よりお得におすすめの田楽を味わえます。
- 満田屋
- 福島 / ご当地グルメ・名物料理 / 郷土料理
- 住所:福島県会津若松市大町1丁目1-25地図で見る
- 電話:0242-27-1345
- Web:https://www.mitsutaya.jp/
【9】馬肉料理・馬刺し
熊本県に次いで全国2位の馬肉生産量・消費量を誇る福島県では、馬刺しをはじめとする馬肉料理もご当地グルメとして人気です。たしかに馬肉といえば圧倒的に熊本県の方が生産量は多いですが、「西の熊本、東の会津」と呼ばれるほど認知度は高く、福島県の人にとって馬肉料理(馬刺し)は、定番の料理のひとつ。スーパーで馬刺しを買うことができるんです。
福島県の馬刺しの特徴は、他の地域の馬刺しにくらべて赤みが多く低脂肪、低カロリーであること。柔らかくて淡白な味わいです。そしてもう一つの特徴が、ニンニクの効いた辛味噌でいただくことです。
馬肉料理・馬刺しのおすすめ店:鶴我 本店(会津若松市)
- 出典:tripnote.jp
会津若松城(鶴ヶ城)から徒歩15分ほどの場所にある馬肉料理の有名店。会津馬牧場より毎日入荷する、正真正銘の会津ブランド認定馬肉を使用した馬刺しや、オリジナル桜鍋(馬肉鍋)のほか、郷土料理をいただくことができます。会津の地酒や焼酎もそろっており、福島の味を大満喫できるお店です。
- 鶴我 本店
- 福島 / ご当地グルメ・名物料理 / 郷土料理 / ランチ / 馬刺し
- 住所:福島県会津若松市東栄町4-21地図で見る
- 電話:0242-29-4829
- Web:https://turuga829.com/aizu
【10】喜多方ラーメン
福島県喜多方市発祥のご当地ラーメンで、札幌ラーメン、博多ラーメンに並ぶ「日本三大ラーメン」のひとつ。全国的に知名度も高く、「ご当地グルメ認知度ランキング2018」では全国1位に輝いた実績を持ちます。
喜多方ラーメンの特徴は多加水麺を使った太めの平打ち縮れ麺、そして昔ながらのしょうゆ味。しかし店舗によってダシが異なるため、同じしょうゆ味でも味わいに違いが出てきます。具材もオーソドックスですが、その店ごとのオリジナルのチャーシューが特徴的です。
喜多方ラーメンのおすすめ店:まこと食堂(喜多方市)
- 出典:tripnote.jpまこと食堂の中華そば 700円
昭和22年創業の中華そば屋さんで、喜多方ラーメンの有名店のひとつ。朝7時30分からオープンしており朝ラーできるお店としても人気です。喜多方ラーメンには珍しく濃いめのスープで、オーソドックスで飽きのこない「中華そば」と、チャーシューが10枚乗った「チャーシューメン」が人気。食堂のおばちゃんも、使われている食器類も昔懐かしさが漂い、愛おしさを感じるほっこりできるお店です。
【11】白河ラーメン
福島県白河市を中心に提供されているご当地ラーメン。人口6万人ほどの白河市には白河ラーメンを提供するお店が100店舗以上あり、白河市を一躍ラーメンの町にしたのは、白河ラーメンの大人気店「とら食堂」の創業者である竹井寅次さんだと言われています。
白河ラーメンの特徴は、鶏ガラと豚ガラを主体とした醤油ベースの澄んだスープ、そしてスープと相性のいいコシがある太いちぢれ麺です。竹と麺棒を使う手打ちが主流でしたが、現在は手打ちのお店が減ってきているそう。白河市内で白河ラーメンを提供するお店はこちらで確認できます。
白河ラーメンのおすすめ店:手打中華 すずき(白河市)
白河ラーメンの有名店のひとつ。ご主人は、元祖白河ラーメンと言われる「とら食堂」のお弟子さんで、とら系がいただけると評判です。シンプルな「手打中華」や「手打チャーシューメン」が人気ですが、こちらのお店は手打ちのワンタンも名物で、「手打ワンタンメン」を注文する人も多いそう。ツルツルと喉越しのいい絹のようなワンタンは、手打ちならではです。
【12】なみえ焼きそば(浪江焼きそば)
- 出典:www.photo-ac.comなみえ焼きそば
福島県双葉郡浪江町で昔から愛されている、ご当地焼きそば。1950年頃に、労働者の腹持ちをよくさせるために考案されたと言われています。特徴はなんと言っても、通常の麺の約3倍もある太い麺!この麺をこってりとした濃厚なソースで味付けをします。具材は豚肉とモヤシだけとシンプル。お土産屋さんなどでは、手軽に食べられる「なみえ焼そば」を販売しており福島土産として人気です。
なみえ焼きそばのおすすめ店:杉乃家(二本松市)
もともとは浪江町にお店を構えていましたが、震災で二本松市に避難しお店を続けています。なみえ焼きそばの有名店で、もともとは蕎麦やうどん、丼ものを提供するお店としてオープン。福島名物のソースカツ丼もメニューにありますが、お客さんの多くは、なみえ焼そばを注文するのだそう。なみえ焼そば単品はもちろん、ごはんとお味噌汁、お新香、ミニサラダがついた「なみえ焼そば定食」も提供しています。
【13】会津カレー焼きそば
福島県会津若松市のご当地グルメ。カレー味の焼きそばではなく、焼きそばにカレーのルーをかけたボリューム満点の料理です。食堂「トミーフード」が始まりで、昭和50年代頃からあると言われています。
「会津カレー焼きそばの会」も存在し、会が定める条件は「麺にカレーがかかっていること」というシンプルなもの。そのため、お店によっては大きなカツが乗っているものや、目玉焼きが乗っているものなど、様々にアレンジしたカレー焼きそばが存在します。
【14】水そば
喜多方ラーメンで有名な喜多方市ですが、市の西端にある集落「宮古地区」は良質なそばが育つ、そばの隠れ里。昔からそばが食べられており、小さな集落には8店ほどのそば店があります。特徴的なのが、つゆで食べるのではなく水だけで味わうというもの。これは、そば本来の香りを楽しむための食べ方です。
【15】アンコウどぶ汁
- 出典:commons.wikimedia.orgどぶ汁 / photo by Opponent CC BY-SA 2.0 from Wikimedia Commons
福島県南部から茨城県沿岸部にかけて伝わる漁師料理。特徴は、水を使わず作る点です。漁師たちは船の上で貴重な水を使わずに調理しようと、水分がとても多いあんこうを、いろいろな野菜と一緒に煮込んで味噌を加えました。これが、どぶ汁のはじまりです。ただし水を加えず作ることは難しいため、現在飲食店などで提供されるどぶ汁には、出汁が加えられていることが多いそう。
名前の由来はハッキリしていませんが、「どぶ」には「全ての」という意味があり、あんこうのほぼ全ての部位を煮込んでいるから、という説や、どぶろくの色に似ているからという説があります。
【16】まんじゅうの天ぷら(天ぷらまんじゅう)
福島県会津地方の郷土料理「まんじゅうの天ぷら」は、名前のとおり、まんじゅうを天ぷらにしたものです。餡子の入った一口大のまんじゅうに衣をつけて揚げますが、生地に黒糖を練りこんだ茶まんじゅうを使うのが定番。
福島県内のスーパーには普通に並んでいるぐらい一般的で、サクサクとした衣の食感のあとに口に広がる、餡子の優しい甘さがたまりません。そして福島県民は、この「まんじゅうの天ぷら」を、お醤油につけていただきます。
【17】はっとう
檜枝岐村(ひのえまたむら)に伝わる郷土料理。そば粉ともち米を練って麺棒で伸ばしたものを、ひし形に切りゆでたもので、味付けしたじゅうねん(えごま)やきな粉をまぶしていただきます。その昔、役人にはっとうを出したところ「こんなに美味しいものは、お祝いやお祭りの日以外に食べるのはもってのほか!」とご法度になったのが名前の由来とされています。