【イスラエル】テルアビブで最高クラスの日本食レストラン「Ya Pan」

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• 日本食レストラン「Ya Pan」の概要
• 日本食レストラン「Ya Pan」の様子
•    お店の外観
•    お店の中の様子
•       テーブル
• 日本食レストラン「Ya Pan」のメニュー
•    酒
•       鶴梅・ゆず酒
•       紀伊国屋文左衛門
•    寿司（Futomaki）
•     野菜の天ぷら
•    メインコース
•       ハンガーステーキ
•       72時間煮込んだカレー（タコ）
•    デザート （Coconut＆Fresh Passion）
• 日本食レストラン「Ya Pan」のいいところ

日本食レストラン「Ya Pan」の概要

• 写真：がぅちゃん

「Ya Pan」は、テルアビブにある日本食料理のレストラン。寿司や天ぷらといった日本の定番料理を、現地のニーズに合わせた形で提供する人気店です。実はテルアビブはすし屋の数が世界3位（人口比）という、世界屈指の日本食激戦区。「Ya Pan」はそんな中でも常に人気上位のお店です。

とはいえ何でもありの創作風というようなお店ではありません。本格的な日本料理が現地でどう受け入れられるかが考え抜かれたような、強い工夫が感じられるレストランです。

カジュアルな居酒屋というよりは洗練された洒落た雰囲気で、日本のお洒落なイタリアンやフレンチのレストランような雰囲気があります。ちなみに「Ya Pan（ヤパン）」は、 ヘブライ語で「日本」を意味します。

日本食レストラン「Ya Pan」の様子

お店の外観

• 写真：がぅちゃん

• 写真：がぅちゃん

テルアビブの住宅街のようなエリアにあるのですが、綺麗なインテリアと赤い照明が目立っています。英語で「Ya Pan Bistro」 と書かれたネオンもあります。

エントランスには、店内に入るのを待つ間に飲む日本酒のウェルカムドリンクがボトルで待機しています。 このようにイスラエルのレストランでは、 お店の前で入店を待っている間に無料のお酒が提供されることがあります。

お店の中の様子

• 写真：がぅちゃん

• 写真：がぅちゃん

内装はわざとらしい日本食といった雰囲気はなく、見た目だけでは何料理かは判別できないようなおしゃれな空間です。 ただし店内には日本酒のボトルなどが置いてあるので、独特の雰囲気が感じられます。

テーブル

• 写真：がぅちゃん

バーテンダーが数人待機する中央のバーを囲むように席が展開しており、各座席に食器類が綺麗に並べられています。

日本食レストラン「Ya Pan」のメニュー

• 写真：がぅちゃん

• 写真：がぅちゃん

メニューは英語とヘブライ語のものがあります。日本酒の種類も複数あります。料理はジャンルと品数が厳選されている印象で、なま物（刺身など）、サンド（日本のサンドイッチ）、メインというジャンルになっています。

酒

鶴梅・ゆず酒

• 写真：がぅちゃん

日本のゆず製品はイスラエルでもごく稀に売っていますが、異常に高いです（イスラエルではキューピーマヨネーズも1,800円ほどする）。そう考えると1,000円弱でゆず酒が味わえるというのはお値打ちな気がします。

• 38シェケル／1,140円

紀伊国屋文左衛門

• 写真：がぅちゃん

日本酒は独特のカップで提供されます。店員さんがお酒の内容やメニューを把握しているので、複数のお酒をテイスティングすることができます。またお酒の特徴は英語で説明してくれます。

• 26シェケル／780円

寿司（Futomaki）

• 写真：がぅちゃん

• 写真：がぅちゃん

「Ya Pan」の寿司はテルアビブで最高クラスと言われているのですが、その評判通り、日本でこの太巻きが提供されていたとしても、その辺の寿司屋がかなわないぐらい美味しいです。 神経を使って作られたお寿司であることが感じられます。太巻きの中は、 ハマチ、サーモン、マグロ、とびこ、アボカド、しいたけ、きゅうりと具だくさんです。

• 78シェケル／2,340円

野菜の天ぷら

• 写真：がぅちゃん

• 写真：がぅちゃん

様々な野菜の天ぷらを天ぷらつゆでいただきます。パプリカ、しいたけ、ポテト、ズッキーニなど、（しいたけを除き）イスラエルの定番食材が揚げられています。めんつゆには生姜 が効いています。

• 54シェケル／1,620円

メインコース

ハンガーステーキ

• 写真：がぅちゃん

• 写真：がぅちゃん

「hanger steak」は牛肉の中でも甘みが強いとされる部分のステーキです。 柚子こしょう風味のソースがかかっていたりと、 ステーキハウスのステーキとは一味違います。付け合せはマッシュポテトです。

• 122シェケル／3,660円

72時間煮込んだカレー（タコ）

• 写真：がぅちゃん

「Ya Pan」の名物料理の一つであるカレーです。 カレーの具材はいくつか選べるのですが、 こちらはタコの炉端焼きがトッピングされたものです。 タコのグリルは地中海でもよく食べられる料理なので、これはこれで文句なしの美味しさです。カレーは割と甘めで、フルーツのような風味を感じます。 これなら、72時間本当に煮込んでるだろうなという感じです。

3,000円以上するカレーを筆者は生まれて初めて食べましたが、 イスラエルでこの味が食べられるのなら、悪くはないと思いました。

• 118シェケル／3,540円

デザート （Coconut＆Fresh Passion）

• 写真：がぅちゃん

ココナッツクリームとパッションフルーツのデザートです。 パッションフルーツは、イスラエルでも人気のフルーツです。

• 42シェケル／1,260円

日本食レストラン「Ya Pan」のいいところ

• 写真：がぅちゃん

料理の技術が本格派だと思いました。 仮にここがイタリアンだったとしても、 相当美味しくやるのだろうなという印象です。日本に「Ya Pan」があったとしても、十分流行りそうな美味しさです。

普通カレーにタコの足が乗っていたら笑っちゃうのですが、 必然性と言うか、そうなっているべきと納得させられるような美味しさがあります。他のメニューを見ても、日本とは違う内容だったとしても、奇をてらっているのではないということがなんとなく伝わってきます。

• 写真：がぅちゃんガリまで美味しい。甘めのポン酢風味。

また、注文を取るバーテンさんがメニューを完全に把握していることにも驚きます。 寿司の具材も全て英語で答えてくれます。日本料理がイスラエルで人気と言っても、レストランで働いている店員みんなが日本食について知っているわけではないので、こちらでは日本料理をお客さんにちゃんと説明できるようにしているという本気度が伺えました。

テルアビブで日本料理（特に寿司）は現地料理化してきているので、 美味しい店は日本のその辺の居酒屋より美味しかったりします。「Ya Pan」の料理が美味しいのはもちろん、イスラエルで受け入れられように解釈するとこうなるんだなぁという発見もあって面白いです。

もしテルアビブを訪れるのであれば、おすすめしたいレストランです。

※記事内のイスラエル通貨シェケルから日本円への換算は、1シェケル＝30円で計算しています。