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古都奈良の文化財【奈良】
奈良市内にある8つの寺院などから構成される世界遺産。1998年12月に文化遺産に指定されました。構成するのは東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡、春日山原始林の8つ。
これら8つの構成遺産のうち、最もよく知られるのが東大寺です。奈良県随一の観光スポットであり、奈良の大仏が鎮座する大仏殿は、世界最大の木造建築。その大きさに驚く人も少なくありません。
奈良公園内にある春日大社は、綺麗な朱色に誰もがひきつけられます。年に2回、2月の節分と8月の中元の夜にだけ、すべての灯籠にあかりが灯る「万燈籠」が幻想的。石灯籠と釣灯籠をあわせて約3,000基もあるといいます。
- 東大寺
- 奈良 / 寺 / 世界遺産
- 住所:奈良県奈良市雑司町406-1地図で見る
- 電話:0742-22-5511
- Web:http://www.todaiji.or.jp/
- 春日大社
- 奈良 / 神社 / インスタ映え / 世界遺産
- 住所:奈良県奈良市春日野町160地図で見る
- 電話:0742-22-7788
- Web:http://www.kasugataisha.or.jp/
法隆寺地域の仏教建造物【奈良】
法隆寺および法起寺の建造物から構成される世界遺産。1993年12月に文化遺産に指定されました。とくに法隆寺の西院伽藍は、世界最古の木造建築として世界的にもよく知られています。そして法隆寺塔は日本最古の五重塔。
この世界遺産を構成するもうひとつの寺院「法起寺」があるのは、法隆寺から約2kmほどの場所。日本最古の三重塔を有し、コスモスの名所としても知られています。
- 法隆寺
- 奈良 / 寺 / 観光名所 / パワースポット / 桜の名所 / 世界遺産
- 住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1地図で見る
- 電話:0745-75-2555
- Web:http://www.horyuji.or.jp/
- 法起寺
- 奈良 / 寺 / インスタ映え / 花畑 / 花畑(10月) / 花畑(11月) / 世界遺産 / コスモス畑
- 住所:奈良県生駒郡斑鳩町岡本1873地図で見る
- Web:https://yamatoji.nara-kankou.or.jp/01shaji/02tera/...
紀伊山地の霊場と参詣道:通称 熊野古道【和歌山、奈良、三重】
和歌山、奈良、三重の三県にまたがる3つの霊場と参道を登録対象とした世界遺産。2004年7月に文化遺産に指定されました。実際には「熊野古道」という言葉がひとり歩きしている感じも否めませんが、熊野古道自体は「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部。熊野三山と呼ばれる、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社へと続く参詣道の総称で、古くから多くの人々が歩きました。道が登録されるのは世界の他の世界遺産をみても珍しいこと。
熊野参詣道として世界遺産に登録されているのは中辺路(なかへち)・大辺路(おおへち)・小辺路(こへち)と呼ばれる三つの道。なかでも中辺路は最も多くの人々が歩いたとされ、その道は田辺から熊野本宮大社へと続いています。
世界遺産に登録されてからは、パワースポットとしても知られることもあり熊野古道に観光客が殺到したのは、記憶に新しい人も多いかもしれませんね。
- 熊野古道
- 田辺市 / 観光名所 / 女子旅 / ハイキング / 世界遺産
- 住所:和歌山県田辺市 熊野古道地図で見る
- Web:http://www.hongu.jp/kumanokodo/
姫路城【兵庫】
1993年12月に、奈良県の法隆寺とともに日本初の世界文化遺産に登録されました。目をうばわれる真っ白な姿は白鷺が羽を広げたようで、「白鷺城」との愛称で親しまれています。姫路城の大天守は、慶長14年(1609)に建築されたもの。
この美しい姿を次世代へ引き継いでいくため、2009年から「平成の修理」と呼ばれる大天守保存修理がはじまり、漆喰壁の塗りかえや屋根瓦の葺き直しなどが行われました。2015年3月、保存修理を終えた天守内部の公開を再開。外観の美しさもさることながら、現存天守(江戸時代、またはそれ以前に建設され、現在まで保存されている天守)のひとつである内部も必見です。
とくに西大柱と東大柱の2本の柱。その長さは24.6mで、地下から5階までの通柱は全国的にも珍しいそう。
もし姫路城を訪れるなら、無料の姫路城大発見アプリを使ってみてください。城内のスポットでスマートフォンやタブレット端末をかざすと、動画や写真と共に詳しい解説が現れます。
- 姫路城
- 姫路市 / 観光名所 / 城 / 桜の名所 / ツーリング / 世界遺産
- 住所:兵庫県姫路市本町68地図で見る
- 電話:079-285-1146
- Web:http://www.city.himeji.lg.jp/guide/castle/
石見銀山遺跡とその文化的景観【島根】
島根県のほぼ中央に位置する大田市大森町に広がる石見銀山跡。戦国時代後期から江戸時代前期にかけて最盛期をむかえた、日本最大の銀山跡です。
銀山は1526年に発見されてから約400年にわたり採掘が行われました。大航海時代の16世紀半ばから17世紀前半には、世界で流通した銀のおよそ3分の1が日本の銀であり、さらにそのほとんどが石見銀山で産出されたものであったと言われます。石見銀山で生産された銀は高品質で、東アジア交易において最も信用が高かったそう。
登録延期の勧告をくつがえし、2007年7月に世界遺産に登録されました。登録された理由として、自然を破壊せず、環境に配慮した「自然環境と共存した産業遺跡」であることが挙げられています。
見どころは広範囲にわたり、大きく3つにわけられます。銀山柵内や大森銀山のある「銀鉱山跡と鉱山町」、銀や物資を運んだ「石見銀山街道」、銀の積出港であった「港と港町」。史跡をめぐるのもいいし、自然のなかを歩くのもいいでしょう。
石見銀山領の中心となった大森地区は、地元の人たちの手により当時の面影がそのまま残された、レトロな街並が広がります。代官所跡や古寺だけでなく、景観にあわせた郵便局や、木製枠でつくられた自動販売機なども見どころです。
- 石見銀山遺跡
- 島根 / 遺跡・史跡 / 観光名所 / ハイキング / 世界遺産
- 住所:島根県大田市大森町イ1597−3地図で見る
- Web:https://ginzan.city.oda.lg.jp/