市場から入荷したてのぴちぴち食感、そしてまったく臭みのないお刺身がたっぷりと乗っている海鮮丼!そんな夢のような海鮮料理を堪能できるお店が、北千住に存在します。北千住には、足立市場と呼ばれる東京都が設置した中央卸売市場があり、今回ご紹介するとくだ屋は、その足立市場内にある食堂です。とにかく質の良いお魚と、男性も満足できるようなご飯の量が人気の秘訣です。とくだ屋とはいったいどんなお店なのか!さっそくご紹介していきたいと思います。
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とくだ屋へ行こう!
とくだ屋までのアクセスはJR、もしくは東京メトロ日比谷線「北千住駅」を利用します。北千住到着後は西口から徒歩約20分程度です。
足立市場という市場内の食堂ですので、まずは足立市場を目指しましょう。11時頃からお店が混み始めるため、なるべく早めに行かれることをおすすめします。足立市場の詳しいご紹介は、以下の記事でご覧頂けます。
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とくだ屋は市場内の食堂のため、広さはそこまでありません。カウンター席が7席、テーブル2卓(10席)があるのみです。カウンターからは調理場が見えます。
とくだ屋のメニュー
とくだ屋のメニューですが、市場から仕入れるお魚は日々異なるため、日替わりのメニューがほとんどです。お店の外に黒板が置いてあり、その日のおすすめメニューが記載されています。
看板メニューの海鮮丼は固定メニューですが、それ以外は、日替わりの海鮮丼か、日替わりの定食というスタイルになっています。毎回メニューが異なり、種類がとにかく豊富なので、訪問した日に現地で確認してみましょう。
また、海鮮丼や定食の他に、別途一品メニューも注文できます。
どのメニューも、ご飯の大盛りは無料サービスしてくれますが、そのままでも結構な量があります。小食な方は、50円引きでご飯の量を少なくできます。うまみたっぷりのあら汁も必ず付いてきます。
お酒を飲みたい方向けに、日本酒のメニューも用意されています。
看板メニューを食べよう!
とくだ屋の看板メニューは、特盛ごうか海鮮丼(1,300円)です。こちらの海鮮丼は固定のメニューなので、いつでも食べることができます。一番人気の海鮮丼で、数えきれないほどの種類のお刺身が盛られています。
写真も、何方向から撮っても撮りきれないくらいの高さです。早速頂きましょう!
トップに乗っている雲丹ですが、その臭みのなさに新鮮さを感じます。雲丹独特の苦みが苦手な方でも召し上がれるくらいに、臭みがありません。
また、海鮮丼の中央には、ネギトロがたっぷり乗せられています。こちらのネギトロですが、中にきゅうりやホタテ、タコなどが細かく切られて混ぜ込まれています。とても珍しいネギトロで、とくだ屋オリジナルです。
掘っても掘っても具材が出てくるごうか海鮮丼。食べるのがつい楽しくなってくるのではないでしょうか。
海鮮丼には甘めのタレが付いてきますが、机にお醤油も置かれているので、甘いタレが苦手な方は、お醤油でも美味しく味わうことができます。
ねぎま汁とは?
とくだ屋のお料理には、あら汁が必ずついてきます。お魚の切り身がたっぷり入って、出汁がよく出ており、味噌の風味がよく合っています。
こちらのあら汁ですが、金曜日と土曜日限定で、プラス百円にて、ねぎま汁というものへ変更が可能です。
ねぎま汁は、お吸い物のような、塩ベースのつゆで、長ネギがたっぷりと入っています。長ネギのほかには、大きなマグロの切り身がいくつも一緒に煮込まれています。
売り切れてしまうことも多いので、食べたい方は早めの訪問がおすすめです。
とくだ屋のその他のメニュー
とくだ屋には数えきれないほどのメニューがありますが、そのなかの一部をご紹介します。季節やその日の仕入れによって、日々メニューは変動しているので、今回ご紹介するものは、訪問日によっては用意がないこともあります。
以下に、筆者が訪問した日のメニューの一部をご紹介しましょう。
まずは、まぐろの希少部位丼(1,500円)です。本マグロの脳天と、顎肉、頬肉が乗っています。とろけるようなその食感に、思わずため息が漏れてしまいます。
続いて、カジキマグロの照り焼きとマグロのお刺身定食(1,000円)です。大きなカジキマグロがほどよく味付けされて、熱々に焼きあがっています。
マグロはトロでは無いですが、その歯ごたえが新鮮そのもので、臭みもありません。写真のご飯は大盛りです。
ある日の三食丼は、シラス、カツオ、のれそれ(アナゴの稚魚)に卵が乗っていました。
のれそれとは、あまり耳にしないお魚ですが、こういった珍しいメニューも日によっては出会うことができます。とろとろとしつつ、程よい歯ごたえもある、透明な長細いお魚です。
その他、アジフライやカキフライなどの揚げ物も大人気で、大きな切り身とキャベツがたっぷりと盛られて提供されたり、煮魚はお皿いっぱいに盛られてきたりと、何を注文しても外れがありません。
ぜひ、とくだ屋で仕入れたての海鮮料理を味わってみてはいかがでしょうか?その際は、混雑前の早めの訪問をお忘れなく!