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【4】鼠小僧の墓がある「回向院(えこういん)」
JR「両国」駅西口から、国技館や旧安田庭園とは反対方面へ歩いて約3分。もともと回向院は、1657年に起きた明暦大火によって亡くなった多くの身元不明の犠牲者を弔うために、徳川4代将軍家綱によってつくられた無縁塚がその始まりとされます。
有縁・無縁、人・動物にかかわらず、生あるすべてのものに対する仏の慈悲を説く、という理念があるのだそうで、のちの安政大地震や関東大震災などの犠牲者も供養されています。
そして実はこの回向院、奥にはなんと、かの有名な鼠小僧のお墓もあるんです!まさか鼠小僧が実在していたとは驚きですね。
左写真の一番奥に見えるのが鼠小僧の供養墓で、その手前に供養碑があります。供養碑は別名「欠き石」と呼ばれ、これを削ったものを財布などに入れておくと、お金が入ってくるあるいは持病が治るともいわれています。筆者が訪ねたときも、何組かお参りに来ていました。もちろん筆者もお参りしてきましたよ!
- 回向院
- 錦糸町・両国・清澄白河 / 寺
- 住所:東京都墨田区両国2-8-10地図で見る
- 電話:03-3634-7776
- Web:http://ekoin.or.jp/
【5】「両国花火資料館」で知る隅田川花火
「両国花火資料館」は回向院のすぐそばにあります。隅田川の花火は、江戸時代に両国で打ち上げられるようになったそうですが、今では日本の夏の風物詩となっている花火大会の始まりといわれています。
とても小さい資料館ですが、貴重な原寸大の花火玉の模型や花火の打ち上げ筒などが、所狭しと展示されています。大きな花火玉をこんなに間近でみられる機会は、なかなかありませんよ~!
入館料 無料
開館日・時間 【7・8月】毎日開館
【9~6月】木~日曜開館
いずれも正午から16:00
関連記事 :【東京】花火がもっと楽しくなる!花火の奥深さに触れられるスポット3選」
- 両国花火資料館
- 錦糸町・両国・清澄白河 / 博物館
- 住所:東京都墨田区両国2-10-8 住友不動産両国ビル1F地図で見る
- 電話:03-5637-7551(墨田区観光協会)
- Web:http://visit-sumida.jp/spot/6036/
【6】赤穂浪士(あこうろうし)の討ち入りの地「吉良邸跡」(本所松坂町公園)
両国花火資料館から歩いて数分の所に、吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしひさ)の屋敷があった「吉良邸跡」があります。「忠臣蔵」で有名な赤穂47士が1702年に討ち入りをした、まさにその場所!当時の吉良邸はかなり広大で、現在の吉良邸跡の86倍の広さがあったそうです。
忠臣蔵では悪役にされている吉良上野介ですが、領地であった吉良町(愛知県)では、善政を治めると評判の殿様で、人々に敬われていたのだそうですよ。
【7】モンゴル料理「ウランバートル」
さて最後に、両国といえばちゃんこ鍋、といいたいところですが、ここはあえてモンゴル料理のお店「ウランバートル」をご紹介。JR「両国」駅から歩いて3分ほどです。実はこちらのオーナーさんは、元幕内力士だったモンゴル出身の方なんだそうです。
- 写真:自由旅クリエイターにじねこMii羊の骨付き塩ゆで肉 3人前¥3,800(税抜) 写真提供:Mutsu
- 写真:自由旅クリエイターにじねこMii羊肉の春雨炒め ¥750(税抜) 写真提供:Mutsu
お店の看板メニューである「羊の骨付き塩ゆで肉」は、大きな羊肉をシンプルに塩ゆでした一品。肉を食べている満足感大で、豪快にかぶりつくのがおすすめです!羊のうまみがクセになりますよ♪また「羊肉の春雨炒め」もおつまみにぴったりで、モンゴルビールもついつい進んじゃいます!
お店の方によると、お客さんは日本人とモンゴル人が半々くらいだそうです。モンゴルの方にとっては、きっとふるさとの味なんでしょうね。
- モンゴル料理 ウランバートル
- 錦糸町・両国・清澄白河
- 住所:東京都墨田区両国3丁目22−11 2F地図で見る
- 電話:03-6411-4298