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5.オーストリア:本場のウィーンナーコーヒーと共にデメル (DEMEL)で一息
1786年創業の洋菓子店DEMELは、オーストリアのお菓子屋・カフェの代名詞的存在となっています。かつてヨーロッパに大帝国を築いたハプスブルク家の皇帝や貴族たちも通ったと言われており、1799年にはウィーン王宮御用達菓子司に指定されました。
厨房はガラス張りになっており、製造過程を見ることができます。この前を通って2階に上がると格調高い装飾の空間が広がっており、カフェ席があります。
デメルにはチョコレート菓子を中心に上品なお菓子(4.2ユーロ~・約550円)が多くあります。デメルの「ザッハトルテ」のほか、チョコレートケーキは濃厚なチョコレートとリキュールで上品に仕上げられており、洗練された一品です。
本場で頂く「ウィーンのコーヒー」ウィンナーコーヒー(4.2ユーロ・約550円)と一緒に頂きたいですね。繁栄に満ちたオーストリアの首都ウィーンらしさ満点の空間で、貴族の気分を味わえることでしょう。
- デメル
- オーストリア / カフェ・喫茶店
- 住所:Kohlmarkt 14, 1010 Wien地図で見る
- Web:http://www.demel.at/frames/index_wien_kaffeehaus.h...
6.デンマーク:アンデルセン童話誕生の地の北欧センスが光るカフェ「Café Fleuri」
「デンマークの庭園」と呼ばれる、フュン島北部に位置するデンマーク第三の都市・オーデンセ(Odense)。童話作家アンデルセンの生まれ故郷でもあり、旧市街周辺は中世の街並みが残るおとぎ話のような街です。
オーデンセの旧市街の入口エリアにあるのがオススメのカフェCafé Fleuri です。「花」を意味する名前の通り、お店の中や外にはさりげなくお花をモチーフにした飾りが飾ってあったり、色とりどりで素敵なデンマークデザインの光る雑貨も販売されています。
こちらのカフェで毎朝手作りをするお茶うけのクッキーやチョコレート菓子(29デンマーククローネ:約520円)の他、シナモンやクローブ、レッドペッパーなどのスパイスが入ったチャイ(約800円)もオススメです。凛とした店内で頂く温かいドリンクにスイーツ、至福のときです。
- カフェ・フロリ
- デンマーク / カフェ・喫茶店
- 住所:Nørregade 28, 5000 Odense地図で見る
- Web:https://fleuri.dk/index.html
7.ポルトガル:カステラの原型「パンデロ」を格式ある製菓店直営カフェ「Confeitaria Nacional」で!
ポルトガルからもたらされたお菓子は、日本で南蛮菓子として安土桃山時代より重宝されるようになりました。その代表格がカステラです。今日の日本で食べられるような形のカステラは日本で開発されたものですが、もともとの原型がポルトガルにあります。それが「パン・デ・ロ」です。
カステラの原型は、菓子パンのようで丸いパンの上に卵黄でできた甘い生地がかけられています。ぜひポルトガルの首都リスボンにある老舗製菓店「Confeitaria Nacional」直営のカフェで頂いてみたいですね。
1829年創業の製菓店で、現在ポルトガルで4店舗を展開しています。本店では、製菓店で選んだものを歴史ある建物のカフェ部分でイートインすることができます。時を経て飴色に変わった柱や階段の木の色が何とも言えない美しさを醸し出しています。
- Confeitaria Nacional 本店(Praça da Figueira)
- ポルトガル / カフェ・喫茶店
- 住所:Praça da Figueira, 18 B – Rossio, Lisboa地図で見る
- Web:http://www.confeitarianacional.com/en/