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2日目:世界遺産「富岡製糸場」を楽しむ
世界遺産「富岡製糸場」を目指し、まずは積善館から高崎駅へ
積善館で1泊したら、バスにて再び中之条駅へ向かいます。中之条駅から吾妻線に乗り、乗り換えなしで高崎駅へ向かうことができます。急いでいる場合は特急などもありますので、そちらを利用しても良いかもしれません。1日目同様、バスと電車の時間を事前に調べてから向かうことをお勧めします。
富岡製糸場見学往復割引乗車券を利用しよう
富岡製糸場の最寄駅は、上信電鉄の上州富岡駅です。
高崎駅より上信電鉄にて富岡製糸場へ向かいます。
上信電鉄を利用する際にお勧めなのが富岡製糸場見学往復割引乗車券です。往復電車賃と富岡製糸場見学料がセットになったこちらの券は、単体で購入するよりもお得です!
高崎駅~上州富岡駅間1往復電車賃(1,580円)+富岡製糸場見学料(1,000円)のセット販売
通常2,580円のところを2,140円(子ども820円)にて販売
【特典】
①通常価格より440円お得
②往路・復路それぞれ1回に限り途中下車可
③乗車券は見学記念として持ち帰り可
いかがですか?せっかくの世界遺産、お得に見学をしてみてはいかがでしょうか。
世界遺産「富岡製糸場」とは?
群馬県といえば、やはり世界遺産「富岡製糸場」は外せません。まずは富岡製糸場の歴史を簡単にご紹介します。
富岡製糸場の始まり
江戸時代末期、鎖国政策に陰りが見え始めた日本は外国と貿易を始めます。その当時最大の輸出品は生糸でした。生糸の輸出が急増すると共に、質の悪い生糸が大量に作られるという問題が起こりました。諸外国から生糸の品質改善、外国資本による製糸工場の建設の要望が出されます。
明治という新しい時代が幕を開けると、日本政府は、外貨獲得のため、生糸の品質改善と生産向上を急ぎます。しかし当時の民間資本による工場建設は困難な状況であったため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場を作ることに決めました。
この模範工場こそ、フランス人ポール・ブリュナの指導のもとで、西洋の技術を取り入れた官営模範器械製糸場である富岡製糸場なのです。
富岡製糸場と絹産業遺産群
富岡製糸場と一緒に世界遺産に登録されたのが絹産業遺産群です。
絹産業遺産群は、長い間、生産量が限られていた生糸の大量生産を実現した技術革新と、世界と日本との間の近代の絹産業に関する遺産です。日本が開発した生糸の大量生産技術は、かつて一部の特権階級のものであった絹を世界中の人々に広めることに成功したのです。
富岡製糸場の見学にはガイドツアーがおすすめ!
富岡製糸場を見学する際は、ガイドツアーを利用することをお勧めします。富岡製糸場ができた背景からその役割まで詳しく解説してくれます。個人的に見学するよりもしっかり学ぶことができます。筆者もガイドツアーに参加しました。
〈ガイドツアー開催時刻〉
【午前】9:30 10:00 10:30 11:00 11:30
【午後】12:00 13:00 13:30 14:00 14:30 15:00 15:30 16:00(解説約40分)
*16:00〜の解説は4月〜10月のみの案内
〈料金〉
1人1回200円、中学生以下100円
〈参加方法〉
解説30分前より整理券配布
いかがですか。さほど長い時間でもありませんので、ガイドツアーに参加して富岡製糸場の歴史を学んでみてはいかがでしょうか。
- 富岡製糸場
- 富岡市 / 遺跡・史跡 / 世界遺産
- 住所:群馬県富岡市富岡1-1地図で見る
- Web:http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は筆者が実際に体験した1泊2日のモデルプランを紹介させていただきました。温泉も観光地も制覇したい!そんな欲張りさんにもおすすめのプランになっています。上記でもお伝えしましたが、電車バスの本数は少ないため、事前にしっかり計画してから旅を楽しんでくださいね。