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金閣寺の見どころ⑨「龍門滝(りゅうもんたき)」
「金閣寺垣」の程近くにある小さな滝が、「龍門滝」です。高さ2.3メートルの流れが注ぎ込む滝つぼの中央には、楕円形の石が。これは、“滝を登り切った鯉は竜になれる”という中国の故事にちなんだ「鯉魚石」と呼ばれるもので、生き生きとした鯉の動きが見事に表現された芸術です。
金閣寺の見どころ⑩「安民沢(あんみんたく)&白蛇の塚」
「安民沢」は、金閣寺境内にあるもう一つの池(一つは鏡湖池)です。うっそうとした森に囲まれた池は神秘的で、日照りに強いため雨乞いの場としても珍重されたそう。安民沢に浮かぶ小島に建つ白い五輪の塔が「白蛇の塚」で、金銭にまつわる強力なパワースポットとしても有名なんです。
「白蛇の塚」の手前には石像が置かれ、この像に向かって離れた場所から小銭を投げるのが習わし。石像の近くに見事投げ入れることができれば、お給料アップや宝くじ当選などのご利益があるかも!?
金閣寺の見どころ⑪「夕佳亭(せっかてい)」
「安民沢」を離れて小道を進んでいくと、小ぢんまりとした数寄屋造りの茶室「夕佳亭」があります。この茶室から夕暮れ時に金閣を望むと、“夕”陽にキラキラと映えて“佳い”ということで、この名が付いたそう。
「夕佳亭」の傍らにある手水鉢は、その形から「富士型手水鉢」と呼ばれています。義満公の孫・足利八代将軍義政が愛用したとされており、日本各地にある富士山型の手水鉢の“元祖モデル”になった希少なものなのだそう。鉢の上部が白い石で覆われているのも、冠雪した富士山を彷彿させて趣深い感じがします。
金閣寺の見どころ⑫「茶処 金閣寺不動釜茶所」
「夕佳亭」のすぐ先に、お抹茶と和菓子がいただける茶処「金閣寺不動釜茶所」があります。お茶とお菓子(和三盆の落雁、金箔入り)のセットで500円とリーズナブルで、天気の良い日には外の茶席でいただけるのも◎。赤い毛氈がフォトジェニックで、SNS映えするショットが撮れますよ♡
金閣寺の見どころ⑬「一字写経」
お茶とお菓子で一服した後におすすめのアクティビティは、茶処の向かいにある写経場で行う「一字写経」です。写経と聞くと難しそうなイメージがありますが、金閣寺の写経は“漢字一文字”を書くだけなので初めてでも安心。筆者は小学生の子供に体験させましたが、字を書けるお子さんであれば何歳からでもトライできます。
写経料1回100円を納めた後、案内に従って机に座り、写経紙の下に透けて見える漢字一文字をなぞって、さらに願い事と名前を書きます。漢字は般若心経の一字であり、どの字になるかはご縁次第。願い事の記入例(家内安全、病気平癒など)もあり簡単ですので、金閣寺詣での記念にぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
金閣寺の見どころ⑭「不動堂」
写経場のお隣は、必見のスポット「不動堂」です。御本尊の「石不動明王」は、弘法大師が唐から持ち帰った絵図面(設計図)を基に作ったとされる、長い歴史のある仏像。今なお広く一般市民からの信仰を集めています。こちらのお不動様は身体の上半身、特に“目”の病に効き目があるとのことで、熱心に参拝する方が後を絶ちません。
金閣寺の見どころ⑮「豆政 金閣寺境内売店」
金閣寺の拝観をすべて済ませたら、出口付近にある「豆政 金閣寺境内売店」に立ち寄ってみましょう。創業明治17年の老舗豆菓子屋の「豆政」の特別出店で、ソフトクリームや豚まん、串だんご等が人気メニュー。
筆者のおすすめは「金箔掛け 黒ごまだんご(1本200円)」で、濃厚でしっかり甘いごま餡がたまりません! 金箔のトッピングも金閣寺ならでは、SNSでも話題になりそう♪
- 豆政 金閣寺境内売店
- 今出川・北大路・北野 / 食べ歩き / スイーツ / ソフトクリーム
- 住所:京都府京都市北区金閣寺町1地図で見る
- Web:https://www.mamemasa.co.jp/
おわりに
金閣寺のおすすめスポット&アクティビティ15選をご紹介しましたが、いかがでしたか? 金閣寺は“金閣”だけじゃないことが、少しでもお伝えできれば幸いです。各スポットの位置関係については、公式サイトの境内案内に分かりやすく記載されていますので、ぜひ旅の参考にしてみてください!