イタリア中部ウンブリア州にある街「オルヴィエート」。たくさんのレストランがあるので、どこで食べたらいいか迷っちゃいますよね。ということで今回は、オルヴィエートで生まれ育った筆者の知人Alessandro(アレ君)に、おすすめレストランをいくつか聞いてみました。さて、あなたはどこで食べますか?
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トラットリア・ラ・パロンバ Trattoria La Palomba
左下の写真、ごろっとした黒い塊は、世界三大珍味と言われる高級素材「トリュフ」。実は、オルヴィエートがあるウンブリア州の特産なんだそうです。こちらのトリュフを、カルボナーラパスタの上に目の前ですりおろしてくれます。このパフォーマンスが人気の秘密かもしれません。
右上の写真ぐらいの量がかかっていると、トリュフの香りと味がダイレクトに伝わりますね。また写真にはありませんが、こちらの「トラットリア・ラ・パロンバ」、ワインの品揃えも多く、デザートもすごく美味しいです。
- トラットリア・ラ・パロンバ
- イタリア / 洋食・西洋料理
- 住所:Via Cipriano Manente, 16, 05018 Orvieto TR, Italy地図で見る
- 電話:39 0763 343395
トラットリア・デル・モロ・アローネ Trattoria del Moro Aronne
アレ君が言うように、素朴で温かい雰囲気のレストランです。スタッフも親しみやすく、常連客で賑わっています。
料理も素朴でストレートですが、味はミシュランのお墨付きです。写真にはありませんが、メニューにはトリュフのソースがたっぷりかかったステーキや、鳩、イノシシ、ウサギを使ったこの地域の伝統料理も並んでいます。
- 出典:www.flickr.comPhoto by Ernesto Andrade
- 出典:www.flickr.comPhoto by Ernesto Andrade
- トラットリア・デル・モロ・アローネ
- イタリア / 洋食・西洋料理
- 住所:Via San Leonardo, 7, 05018 Orvieto TR, Italia地図で見る
- 電話:0763-342763
- Web:http://www.trattoriadelmoro.info/en
リストランテ・アル・ポッツオ・ダ・ジョバンニ Ristorante Al Pozzo Etrusco da Giovanni
上の写真左は、リコッタチーズ入りラビオリのほうれん草ソース€9.5(約1,170円)、右はイノシシの煮込み€15(約1,860円)です。
続いて、上の写真左が牛ヒレ肉のステーキ・ピスタチオソース€17(約2,100円)&ローストポテト€4(約500円)、右は中から熱々のピスタチオソースが出てくるデザート€5(約620円)です。
アレ君のいう通り、店内は清潔感あふれるオシャレな雰囲気、スタッフのお茶目なサービスも素敵です。
- リストランテ・アルポッツオ・ダ・ジョバンニ
- イタリア / 洋食・西洋料理
- 住所:Piazza de' Ranieri, 1/A, 05018 Orvieto TR, Italy地図で見る
- 電話:0763 341050
- Web:http://www.alpozzoetruscodagiovanni.it
トラットリア・ラ・メッザ・ルーナ Trattoria La mezza Luna
噂のカルボナーラは、卵と分厚く切ったウンブリア特産の”バッフォ”(豚の頬肉のベーコンだそうです)と、黒胡椒のみのシンプルな味付け。麺はスパゲティーでも美味しいけど、オルヴィエート名物のパスタ”ウンブリケッリ”でぜひ試してみて。
こちらの「トラットリア・ラ・メッザ・ルーナ」は中心地からちょっと離れたところにあって、探しにくいかもしれませんが、お月さまの看板が目印。カルボナーラを目当てのお客さんでいつも満席なので、事前に予約した方がいいとのことでした。
- トラットリア・ラ・メッザ・ルーナ
- イタリア / 洋食・西洋料理
- 住所:Via Ripa Serancia, 3, 05018 Orvieto TR, Italy地図で見る
- 電話:0763 341234
終わりに
どのお店も本当に甲乙つけがたい良さがあって、どこが一番ということは言えませんが、どのお店のカルボナーラも、クリーミーな日本のカルボナーラとはちょっと違っています。クリーミーな味が苦手な筆者にとっては、どのお店のも驚くほどの美味しさでした。
昔ながらの味を守るオルヴィエート。メインの肉類は、付け合せもなく、かなりのボリュームで、”ドン”っと出てくるので、一汁三菜の繊細な料理に慣れた日本人にとっては、全部平らげるのが難しいように感じました。シェアするのはイタリア式ではありませんが、色々な料理を何人かで分けた方がいいかもしれません。