新宿駅から歩いてたったの10分で出会える、緑あふれる憩いの景色。新宿御苑を訪れれば、都会のド真ん中にいることを忘れてしまいそうな、静かでのんびりとした時間を過ごすことができます。今回は、新宿御苑を楽しむ3つのポイントを中心にご紹介。桜や紅葉の季節はもちろん、ちょっと息抜きしたくなった時や、観光の途中にぜひ、新宿御苑を訪れてみてはいかがでしょうか?
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新宿御苑とは?
緑ゆたかな新宿御苑はまさに都会にオアシス。58.3ヘクタールの敷地には日本庭園やフランス式整形庭園、イギリス風景式庭園と風景の異なる庭園があり、春には桜、秋には紅葉の名所としても知られています。新宿御苑が生まれたのは明治39年(1906年)のこと。当時は皇室の庭園としてつくられましたが、戦後国民公園として一般公開されるようになりました。
庭園ごしに望む高い建物には、ここが新宿であることを改めて実感させられます。
新宿御苑の3つの門
新宿御苑には3つの門があります。新宿駅から10分、新宿三丁目駅または新宿御苑駅から5分の「新宿門」、新宿御苑駅から10分の「大木戸門」、そして千駄ヶ谷駅または国立競技場駅から5分の「千駄ヶ谷門」です。
新宿御苑というからには、新宿御苑駅から歩くのかなと思いがち。しかし新宿駅からも徒歩圏内で、その他計5駅から歩いて訪れることができるアクセスのよさは、やはり都会のオアシスですね。
【見どころ1】新宿御苑大温室
意外に知らない人も多いのですが、新宿御苑は入園料200円が必要です。普通の公園だと思って訪れると、「えっ、入園料がいるの?」と思うかもしれません。しかしこれだけ綺麗に整備されているのなら入園料が必要なのもうなずける話。
そして入園料を支払えば、園内にある大温室も見ることができるのですから、けっして損ではありませんね。
新宿御苑大温室は平成24年(2012年)11月20日にリニューアルオープンしました。場所は大木戸門のすぐ近く、ガラス張りのモダンな建物がとても印象的です。
室内には約500種の植物が育てられており、高低差約3メートル園路や池を配置。ガラス越しに見学できる特別室には、亜熱帯性の絶滅危惧植物や、歴史的遺産の洋ランが栽培されています。
【見どころ2】3つの庭園
新宿御苑にはそれぞれに趣が異なる3つの庭園があります。
日本庭園
新宿御苑の南側を占めるのが日本庭園です。上の池、中の池、下の池という3つの池を中心に広がり、春にはウメやサクラ、秋には紅葉が楽しませてくれます。昭和3年(1928年)に昭和天皇のご成婚記念として建てられた、中国風建築の「旧御凉亭」も見ることができます。
フランス式整形庭園
110種類約500本の花が咲くバラの花壇を中心に、左右対称に美しくつくられたフランス式整形庭園。隣接する並木道はまるでヨーロッパにいるかのようで、ベンチに座ってゆっくりと本を読むのもまた素敵です。
イギリス風景式庭園
都会のオアシスの雰囲気を最もよく感じられるのが、開放的な芝生が広がるイギリス風景式庭園です。風景式庭園とは庭園作庭のひとつで、自然の風景のようにつくられる庭のこと。
【見どころ3】旧洋館御休所
旧洋館御休所はイギリス風形式庭園の北側にあります。温室付属の洋館として明治29年(1896年)に建てられた木造平屋建て。皇族が温室を訪れる際の休憩施設として利用されていましたが、その後増築を繰り返し、現在の姿となったのは大正13年(1924年)のこと。平成13年(2001年)に国の重要文化財に指定されました。
館内を見ることができるのは、基本的には毎月第2・4土曜日の10時から15時の間だけ。詳しくはこちらでご確認ください。
- 新宿御苑
- 新宿 / 庭園
- 住所:東京都新宿区内藤町11地図で見る
- 電話:03(3341)1461
- Web:http://fng.or.jp/shinjuku/
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