山形は、仙台に通勤通学する人もいるほどの距離にあり、気軽に行ける旅先です。魅力的な観光地や、旬の味わいや名物になっている美味しい食事もたくさんあります。人気の観光地を巡り、自然と食を満喫するモデルコースはこちらです。
この記事の目次表示
9:00 仙台出発
仙台を出発!まずは蔵王へ向かいます。蔵王の御釜まで県南部の白石駅からバスも運行されていますが、今回は山形方面にも行くので、車が便利です。
10:30 蔵王御釜 到着
蔵王山の火口湖である御釜は、湖面の美しいエメラルドグリーンが特徴的で、周辺は真夏でも涼しく年間を通じて気温が低いため、上着や防寒着を持っていきましょう。
注意したいのは天候です。出発時に晴れていても、標高1,600m以上もある御釜周辺に着くと、雲がかかっていることもしばしばあります。筆者も行ったら真っ白で何も見えなかったという経験が何度もあります。午前中晴れていても、午後は見えなくなっていたりと状況は変化しますので、行く前に必ずライブカメラで確認しておくことが大切です。
また、宮城と山形を結び御釜へと続く蔵王エコーラインには、冬季通行止めがあります。蔵王山頂で初雪が観測されると冬季通行止めの期間に入るのですが、通行止めが開始される日はその年の雪の状況によって変動します。例年ですと11月初旬頃~4月下旬までの間は通行できませんので、御釜を見たい方は時期も検討してくだい。
- 蔵王 お釜
- 蔵王・白石 / 自然・景勝地 / 観光名所 / インスタ映え / パワースポット / ハイキング / ツーリング
- 住所:宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有地内地図で見る
- 電話:0224-33-2215(蔵王町農林観光課)
- Web:http://www.zao-machi.com/31
11:30 山形方面へ
御釜を堪能したら、一路山形方面へ向けて下山開始です。蔵王エコーラインは山々が織りなす自然の風景を楽しめるとして、バイカーにも人気のルートです。新緑や紅葉の時期は、特に四季を感じられる絶好のルートですので、下山中の車内も景色から目が離せません。
ここから1時間程度の下り道は立ち寄りポイントがありませんので、トイレなどは御釜にあるレストハウスなどで済ませておきましょう。また、山形方面へは向かわず、宮城方面へ戻る場合も同様です。
- 蔵王エコーライン
- 蔵王・白石 / 自然・景勝地 / ドライブスポット / 紅葉 / ツーリング
- 住所:宮城県刈田郡七ヶ宿町字刈田岳地図で見る
- 電話:0224-33-2215(蔵王町農林観光課)
- Web:http://www.zao-machi.com/553
12:30 昼食
山形は、言わずと知れた麺食文化がある地域で、その消費量は全国一位です。麺のお店がひしめく山形県内には、人気のラーメン店や蕎麦屋などがたくさんあります。
山形名物である大きな板の上に冷たいそばを置いた「板そば」には、ゲソ天を一緒に注文するのが山形流です。
また、ラーメンスープにそば、鶏肉が入り、揚げ玉と海苔がトッピングされた、山形で人気の水車生そばの鶏中華も、食べておきたいローカルグルメの1つです。
さらに、このほかに有名なのが冷やしラーメン。盆地のため夏は暑くなる山形で、猛暑でも美味しくラーメンを食べられるようにと始まりました。全国的にも認知度が高まりましたが、実は山形発祥のもので、現在も夏の人気商品になっています。
- 水車生そば
- 天童市 / そば / ご当地グルメ・名物料理 / 板そば / 鳥中華
- 住所:山形県天童市鎌田本町1丁目3-2地図で見る
- 電話:023-653-2576
- Web:http://www.suisyasoba.com/
14:00 食後のデザートは農園フルーツ!
山形のフルーツと言えばさくらんぼ。6月頃には、多くのさくらんぼ園でさくらんぼ狩りを楽しめるほか、盆地の地形を活かし様々なフルーツを栽培しているので、季節ごとに多彩なフルーツが味わえるのも、山形の魅力。天童市にある王将果樹園でも、季節ごとにフルーツ狩りが楽しめますよ。
また、王将果樹園に併設しているoh! show! cafeでは、もぎたてフルーツをふんだんに使ったパフェなどのデザートが楽しめます。夏には桃、秋になるとぶどう、なし、ラフランス、初冬にはリンゴのパフェが登場!果物狩りする時間がない場合でも、せっかく山形に来たならもぎたてフルーツも堪能したいものです。
- oh! show! cafe
- 天童市 / カフェ・喫茶店 / 女子旅 / インスタ映え / パフェ
- 住所:〒994-0103 山形県天童市大字川原子1303 王将果樹園地図で見る
- Web:https://www.ohsyo.co.jp/cafe/index.htm
- 王将果樹園
- 天童市 / 果物狩り / 子供が喜ぶ / さくらんぼ狩り / ぶどう狩り / 果物・フルーツ狩り / 桃狩り
- 住所:山形県天童市大字川原子1303番地地図で見る
- 電話:023-657-3211
- Web:https://www.ohsyo.co.jp/
15:00 山寺到着
腹ごしらえが済んだら最後の目的地、山寺へ向かいます。通称 山寺(やまでら)として知られる立石寺(りっしゃくじ)は、山形市にある天台宗の寺院で、俳人 松尾芭蕉がこの地を訪れた際に「閑さや岩にしみ入る蝉の声」を読んだことでも、有名な寺として知られています。
頂上の奥之院まで続く石段を登ることで煩悩が消滅するという教えがあり、約1,000段になる石段を下から見下ろすと、少し腰が引けるかもしれません。しかし、ゆっくり登ればさほど辛くは感じないので、意外にも楽に頂上まで行くことが出来ます。
舞台造りの五大堂は立石寺随一の展望台になっており、のどかな里山を見下ろす素晴らしい景色を堪能することが出来ます。秋には紅葉、新緑の季節には緑生い茂る山々、冬には雪景色と四季折々の風景が楽しめます。また、岩の上にある赤い小さな堂は写経を納める納経堂で、この眺めは多くの旅行雑誌でよく見かける、山寺を代表する景色として有名です。
- 山寺
- 山形市 / 寺 / 紅葉 / 観光名所 / パワースポット / インスタ映え / ツーリング
- 住所:山形県山形市山寺4456-1地図で見る
- 電話:023-695-2002
- Web:http://www.yamaderakankou.com/
17:00 帰路へ(仙台方面)
昼食後の軽い運動と自然を楽しんだら、付近のお土産屋さんでお土産を買ったり、レストランで山形らしいローカルグルメである、芋煮汁や玉こんにゃくなんかも食べてみてください。陽も陰ってきたところで仙台へ向けて帰ります。
いかがでしたか?
山形も見どころがたくさんありますが、人気の観光スポットである蔵王の御釜と山寺を巡れるモデルコースです。また、山形には美味しいものがいっぱいあります。ラーメン、そば、フルーツに玉こんにゃくやいも煮汁など、四季折々で食事も景色も違う表情を見せるので、是非参考に計画を練ってみてください。