長崎はおみやげやグルメの種類が豊富で困らない観光地です。定番がありすぎるせいか、なかなか紹介されていない、面白いものもあります。今回は、定番でありながらも微妙に定番を外した、おみやげとグルメをご紹介します。長崎をリピート時にもおすすめ!
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定番スポットで定番以外を楽しむ
長崎の定番かつ名物といえば、カステラ、ちゃんぽん、角煮饅頭など、おいしいものがたくさんあります。おみやげにうまいものは無いなんて、それはきっと一昔前の話。定番のカステラ1つとってもものすごい種類が溢れていて、それぞれ個性的な味を持った逸品ぞろいです。
しかし定番以外にも、あまり見かけない面白いおみやげやグルメがバラエティ豊かにあるのが長崎。今回は、出島やグラバー園などのおもいっきり定番の観光スポットで見つけた、ちょっと変わったおみやげやグルメたちを並べてみました。
長崎新地中華街
グルメ1:ちょっと外した定番・上海風ちゃんぽん
日本三大中華街の1つ「長崎新地中華街」。ここではやはり長崎名物「ちゃんぽん」や「皿うどん」を味わってみたいですね。混んでる有名店を外して、筆者が入ったお店は「龍園」という“上海料理”のお店。
中華といえば広東、四川が主流で、気候的に辛いものが多いですね。そんな中で上海料理は、海に近いため海鮮が多く使われているのが特徴だそうです。「龍園」の皿うどんとちゃんぽんは魚介も野菜もたっぷりで、上海料理の特徴の1つでもある比較的あっさりとした仕上がりでした。ダイエット中や年配の方にもおすすめかもしれません。
- 龍園 新館
- 長崎 / 中華料理 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:長崎市新地町13番15号, 龍園地図で見る
- 電話:095-801-0768
- Web:http://www.nagasaki-chinatown.com/tenpo/ryuen_shin...
グルメ2:香港スタイルでおしゃれな中華
「楊家菜房・翠獅庭」は、外観も中華っぽくない中華料理屋さんです。伝統的な中華から、ヌーベルシノワと呼ばれる見た目や食べ方が西洋式の中華料理まで幅広く提供しており、おしゃれな香港スタイルで食べられるお店です。点心スタイルなので、軽いランチにもちょうどいいボリュームです。
- 翠獅庭
- 長崎 / 中華料理 / ランチ
- 住所:長崎市新地町9-8地図で見る
- 電話:095-895-5692
- Web:http://www.nagasaki-chinatown.com/tenpo/suishitei/...
おみやげ:ユニークな中国雑貨
中華街の中は、長崎といえども中国。飲食店がほとんどですが、おみやげや雑貨のお店も充実しています。中国から直接仕入れた華やかな小物や手作りの縁起物が楽しい「ミンミン」では、ユニークで面白い雑貨が手に入りますよ。
- ミンミン(本店)
- 長崎 / 雑貨・インテリア
- 住所:長崎新地町11-15,ミンミン地図で見る
- 電話:095-823-3588
- Web:http://www.nagasaki-chinatown.com/tenpo/minmin/
大浦天主堂とグラバー園
グルメ1:大浦天主堂付近にあるカステラ
大浦天主堂は荘厳な雰囲気の内部がとても神秘的で美しい教会です。隣接するキリシタン博物館では、長崎にまつわるキリスト教の歴史や、キリシタン弾圧に関する資料などが揃っていて、こちらは一見の価値ありです。
長崎といえば、定番カステラです。有名どころはたくさんありますが、地元のお菓子やさんで買うカステラもおいしいですよ。大浦天主堂に続く坂道にあるお店「長崎堂」は、定番カステラはもちろんのこと、「カステラサブレ」やパイとカステラを合体させた「カステラパイ」が人気です。
- 長崎堂
- 長崎 / スイーツ
- 住所:長崎市松が枝町5-6地図で見る
- Web:http://www.kasutera.co.jp/access/index.html
グルメ2:グラバーカフェでのカフェタイム
グラバー園での定番グルメといえば、日本初の西洋レストラン「自由亭」の落ち着いた空間で楽しむオシャレなカフェタイムです。ですが、お天気が良く気持ちのいい気候の時期なら、長崎の港を一望できる「グラバーカフェ」の利用がおすすめです。
日本初のビールの製造に尽力したグラバーさんゆかりのキリンビールはもちろん、明治から続く長崎オリジナルの「お手引きラムネ」などが味わえます。
出島
グルメ:明治の建物でカフェタイム
218年間もの間、鎖国された日本で唯一の海外への窓口として存在していたのが「出島」です。見どころはたくさんあり、歴史にさほど詳しくない人でも、日本人と外国人が唯一関わり合いながら暮らしていた当時の様子を、とても興味深く見て知ることができます。
そんな出島でご紹介する定番からちょっと外したグルメスポットが「旧長崎内外クラブ」です。こちらは、人気観光地・グラバー園で有名なグラバーさんの息子さんが、長崎での日本人と外国人の交流の場として建てられた建築物です。
トルコライスなどの食事から、カステラセットなどのおやつもいただけます。写真は、長崎の郷土料理「ハトシ」。エビや魚のすり身を食パンで挟んで揚げたものです。ちょっとしたおやつやおかずとしても食べられているそうです。
おみやげ1:出島のゴシップが満載の冊子
出島の中で、起こった様々な出来事を新聞の形にして書かれてある冊子です。ちょっとした事件や騒ぎ、恋愛沙汰まで、マニアックな出島の様子が知れる興味深く面白い一冊。なんと、中味の濃さに反して200円という価格はお得!
おみやげ2:鯛風味のめんべい
出島限定ではありませんが、「ヘトル部屋」内のショップで見つけたおすすめみやげです。「めんべい」は、九州みやげで有名な明太子風味のお煎餅ですが、ご当地シリーズの「長崎鯛めんべい」は、漁獲量日本一という長崎の鯛をプラスしためんべいです。筆者は正直、長崎が鯛の日本一の漁獲量を誇るとは知りませんでした。
おみやげやグルメに困らない場所
長崎は、ここから発信された文化や物がいかに多いかということに驚くスポットです。現代まで伝えられた独特の伝統や物は、おみやげやグルメという形の中で、今も残り受け継がれています。おみやげやグルメ選びには困らない場所、長崎です。