レトロな街東京・青梅にある「昭和レトロ商品博物館」は、昭和商品の宝庫!昔の駄菓子屋が再現されていたり、懐かしの文房具をはじめ、おもちゃや薬、ありとあらゆる昭和の商品が展示されています。昭和時代を過ごした人はもちろんのこと、若者でもレトロな雰囲気をたっぷり楽しめます。まさに昭和にタイプスリップした感覚になる、そんな博物館の内部をご紹介します。
この記事の目次表示
昭和レトロ商品博物館とは
昭和レトロ商品博物館は、レトロな街として知られている東京都「青梅(おうめ)」にあります。
レトロな町「青梅」にある
青梅は新宿駅から電車で約1時間、東京と言っても奥地にあり、周りは山に囲まれた自然豊かな場所です。ホームと改札口の地下通路には映画ポスターが飾られ、電車を降りた瞬間から一気に昭和ムード。
かつて3軒の映画館があった青梅の町。現在までに全て閉館してしまいましたが、町おこしの一環として至る所に映画ポスターが飾られており、古い建物が残る町全体に昭和の雰囲気が漂います。
誰もが楽しめる貴重なコレクションの宝庫
「昭和レトロ商品博物館」は、そんな青梅の町にあります。青梅駅から徒歩5分、元家具屋さんを改装したこちらの雰囲気ある建物です。
昭和30~40年の頃のお菓子、煙草、薬などの商品パッケージを中心に集めた博物館。展示品のほとんどは、昭和B級文化研究家の串間努氏が収集したアイテムです。
昭和時代を過ごした人なら、懐かしい商品を目の前に「これ使ってた!」「これで遊んでた!」とついはしゃいでしまうことでしょう。レトロ好きにもたまりませんが、昭和を知らない若者でもその貴重なコレクションの数々に驚き、レトロでノスタルジックな雰囲気を楽しむことができます。
博物館に入ってみよう
それでは早速中へ入ってみましょう。昭和レトロ商品博物館にはスタッフは在住していないので、お隣の「青梅赤塚不二夫会館」でチケットを購入します。
まるで昭和にタイムスリップした空間
中に一歩踏み入れると、そこはまるで昭和の世界。
昭和の町並みを再現したように公衆電話や郵便ポストが置かれ、紙芝居屋さんも。
映画ポスターも並んでいます。
懐かしの商品がずらり
それでは商品を見ていきます。商品は、雑貨、おもちゃ、薬などがショーケースに分かれて置かれて展示されています。
昭和初期のかなり古いものから、中には平成初期に流行ったものもあるので、1980年代後半生まれの人でも「これ知ってる!」という文房具やおもちゃを発見できますよ。
こちらは文房具コーナー。
ぺんてるくれよんは今でもありますが、かなり年季の入ったものが展示されています。昔使った記憶がある文房具を見ていると、思わず小学校の授業や教室の風景を思い出してしまいます。
こちらはおもちゃコーナーの一部。
よく見るとゲームウォッチや、今ではプレミアがついているキン肉マンの消しゴム、右手前にはメンコがあります。
雑貨コーナーでは懐かしのカンカン弁当箱を見つけました。当時は当たり前だったアルミのお弁当箱ですが、今見るとレトロでとても可愛いです。
薬コーナーはかなり古いものが並べられています。見るからに貴重なものばかりで、当時はこんなパッケージでこんな薬が売られていたのかと面白いです。現在も売られているサロンパスもありますね。
個人的に気になったのはこちら。「首より上の薬」には思わず二度見してしまいました。
商品の数はかなり多く、「なにこれ??」と目を惹くものが紛れているので、ぜひ掘り出し物を発見してください(笑)
見所の駄菓子コーナー
そしてレトロ商品館最大の見所、駄菓子コーナー。当時の駄菓子屋の様子が見事に再現されています。
懐かしのキャラメル。パッケージが可愛いです。
塗り絵など。
奥はこんな空間も。
黒電話や時計、テレビや食器棚など、レトロ好きにはたまらない雑貨や家具の数々!隅々までこだわっており、とても楽しめる展示です。
まだまだある昭和
他にもレトロ商品の定番、コカコーラのグッズ。
’’今も売っているロングセラー商品’’も面白いです。
館内には、自分の生まれた日の新聞をプリントできる機械もありますよ。
二階は雪女の部屋
二階もあるので階段をのぼってみましょう。
商品が並んでいるのかと思いきや、「雪女の部屋」と呼ばれる畳の部屋が広がっています。実はここ青梅市は、小泉八雲の小説『雪女』の原点なのです。雪女の本や絵本、資料が置かれていますが、雪女がじっと見てるので1人だとちょっと怖いかも。
以上が昭和レトロ商品館の紹介です。そこまで広い博物館ではないですが、展示の数が多いので時間をかけて楽しむことができますよ。
昭和レトロ商品館詳細
- 営業時間:10:00〜17:00
- 定休日:[月] 祝日の場合は翌平日、年末年始
- 料金:小学生 200円 中学生 200円 大人 350円
「青梅赤塚不二夫会館」と「昭和幻灯館」も一緒に
昭和レトロ商品館の隣には、赤塚不二夫氏の絵や写真などを展示している博物館「青梅赤塚不二夫会館」があります。館内には赤塚不二夫氏が住んでいたトキワ荘を再現した展示もあり、ファン必見のスポット。
そして昭和レトロ商品博物館の別館「昭和幻燈館」もあります。かつての青梅の街並みを再現したジオラマが見所で、こちらもノスタルジックな雰囲気を楽しめます。3館めぐりチケットを活用することで、今回紹介した3つの施設をかなりお得に見学することができます。
- 【閉館】青梅赤塚不二夫会館
- 西東京・福生・青梅
- 住所:東京都青梅市住江町66地図で見る
- 昭和幻燈館
- 西東京・福生・青梅 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:青梅市住江町9番地地図で見る
- 電話:0428-20-3055
- Web:http://ome-nekomachi.com/
終わりに
いかがでしたか?
昭和時代にタイムスリップできる「昭和レトロ商品博物館」。小さい頃に使っていた文房具、遊んだおもちゃ、食べたお菓子、懐かしいものを見るとついついテンション上がってしまいますよね。レトロ好きにも本当にたまらない空間なので、ぜひたっぷり昭和の空気を味わってきてください。
- 昭和レトロ商品博物館
- 西東京・福生・青梅 / 雨の日観光 / 博物館
- 住所:東京都青梅市住江町65地図で見る
- 電話:0428-20-0234