京都屈指の紅葉名所である「もみじの永観堂」や有名な銀閣寺、秋だけ公開される穴場寺院などを含めた7つのお寺巡り。寺院が密集している哲学の道エリアは全て徒歩で周ることができちゃいます。紅葉時期に効率よく、多くの寺院を訪れたい人におすすめです。写真スポットや豆情報、周り方を含めてご紹介しますので、ぜひ秋の京さんぽの参考にしてみて下さい。
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巡る7つの寺院
南禅寺からスタートし、永観堂、今戒光明寺(こんかいこうみょうじ)、真如堂(しんにょどう)、法然院(ほうねんいん)、安楽寺、銀閣寺を巡ります。全長約6㎞の区間ですが、寺院と寺院の間は徒歩5分~15分です。途中お昼休憩を入れながら、ゆっくり鑑賞を楽しんで下さいね。
それでは、京さんぽのスタートです。
1.南禅寺
- 市バス「南禅寺・永観堂道前」下車 徒歩7分 約600m
まずは京都駅から市バスに乗り、南禅寺・永観堂道前で下車します。そこから徒歩数分で南禅寺の入り口にたどり着きます。臨済宗南禅寺派の大本山と知られる南禅寺は、広大な境内に紅葉スポットが点在しています。
入り口にまず見えてくるのが日本三大門の一つに数えられる「三門」です。三門の柱の間から見える紅葉はまるで絵画のようです。
奥に進むと構築された水路閣があり、ここが境内とは思えない不思議な空間です。写真スポットとなっています。
広い境内は紅葉の見所がたくさんありますので、気持ち良いお散歩ができます。
大方丈の前庭は「虎の子渡し」と呼ばれ、江戸初期の代表的な枯山水庭園として知られています。国の名勝に指定されており、方丈庭園は拝観料が必要ですが一見の価値ありです。
特に朝いちばんは人が少なく、静寂の中でゆっくり鑑賞することができます。
拝観料:境内自由、方丈庭園500円
- 南禅寺
- 下鴨・北白川・平安神宮 / 寺 / 紅葉 / 観光名所
- 住所:京都府京都市左京区南禅寺福地町86地図で見る
- 電話:075-771-0365
- Web:http://www.nanzen.net/
2.永観堂(禅林寺)
- 南禅寺から徒歩10分 約800m
京都の中でも代表的な紅葉スポットである、言わずと知れた永観堂。正式名は禅林寺で、浄土宗西山禅林寺派の総本山となります。地図上では南禅寺とお隣同士となりますが、徒歩では約10分です。
「もみじの永観堂」と呼ばれるとおり、境内には約3,000本のカエデが植えられており、一歩入るとオレンジと赤の世界が広がります。
放生池(ほうじょういけ)は池泉回遊式庭園の中心となる池です。こちらがベスト写真スポットです。
紅葉の見どころはもちろん庭園ですが、お堂の中も見ごたえがあります。永観堂は山の斜面に建てられており、各お堂を移動する際は階段を上り結構歩きますが、阿弥堂に祀られている「みかえり阿弥陀様」は国の重要文化財となっています。顔を左後ろへ向ける独特のお姿をしており必見です。
境内の中で一番高台にある多宝塔からは、境内と京都市街を一望できます。
紅葉の終わりの時期はもみじの絨毯も美しいです。
紅葉の見ごたえは一番で、庭園もお堂も広いので散策時間はたっぷりめにとって下さいね。
拝観料:600円(寺宝展期間は1,000円)
- 永観堂
- 下鴨・北白川・平安神宮 / 寺 / 紅葉 / 庭園の名所
- 住所:京都府京都市 左京区永観堂町48地図で見る
- 電話:075-761-0007
- Web:http://www.eikando.or.jp/
3.金戒光明寺
- 永観堂から徒歩15分 約1.2㎞
「くろ谷さん」で知られる浄土宗の金戒光明寺。幕末には京都守護職会津藩の本陣が置かれ、新選組の発祥地となりました。
境内は自由に散策でき、三門の前に赤い紅葉が観られます。
秋の特別公開で見ることが出来る枯山水庭園「紫雲の庭」は拝観料が必要ですが、こちらでも美しい紅葉を見ることができます。
また、アフロヘアの石仏さんがいることでも有名です。古豪思惟阿弥陀仏(こごうしゆいあみだぶつ)と言い、日本に十数体しかない仏像です。こちらは石仏となり、特に珍しいそうですよ。
極楽橋を渡り、階段を上がった途中の左手にいらっしゃいます。
拝観料:境内自由 庭園特別拝観600円(春・秋)
- くろ谷 金戒光明寺
- 下鴨・北白川・平安神宮 / 寺 / 紅葉
- 住所:京都府京都市左京区黒谷町121地図で見る
- Web:http://www.kurodani.jp/