日本初の本格木造天守閣として復元された「掛川城」。掛川城周辺には、茶室や美術館などの歴史・文化施設があります。今回は、掛川城見学と合わせて是非訪れてほしい歴史・文化施設と徒歩5分圏内にある美味しいランチを楽しめる、うなぎ店をご紹介します。
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掛川城周辺の歴史・文化施設
日本初の本格木造天守閣として復元した東海の名城「掛川城」。
掛川城や掛川城御殿の周辺には、二の丸茶室、掛川市二の丸美術館、掛川市ステンドグラス美術館、竹の丸という歴史・文化施設があります。掛川城の見学だけではもったいない!合わせて訪れることでより一層知識を深めることができます。
それでは、以下よりそれぞれの見どころを紹介します。
- 掛川城
- 静岡 / 城 / 観光名所 / 桜の名所
- 住所:静岡県掛川市掛川1138-24地図で見る
- 電話:0537-22-1146
- Web:https://kakegawajo.com
二の丸茶室
木造平屋建て、一文字葺き(いちもんじぶき)の伝統的な数寄屋造り(すきやづくり)の建物が二の丸茶室です。
二の丸茶室では、日本国内で有数の生産量を誇る「掛川茶」の煎茶や抹茶、地元で作られたお菓子を頂くことができます。
天気が良い日は、日本庭園や掛川城を眺めながらのんびりと過ごすことができます。
散策に疲れた際などちょっとした休憩にもおすすめです。庭園の散策もできますので、是非合わせて訪れてみてください。
開館時間:9時半〜17時(最終入館は16時半)
休館日:年中無休
お茶(お菓子付き):大人510円/小・中学生250円
その他、団体利用や茶室使用も可。詳しくは公式サイトをご覧ください
- 二の丸茶室
- 静岡 / 建造物 / 女子旅
- 住所:静岡県掛川市掛川1138-24地図で見る
- Web:http://kakegawajo.com/guides/tya/
掛川市二の丸美術館
細密工芸品(江戸から明治にかけてのたばこ道具や印鑑など約2,300点)を主とする木下コレクションと近代日本画を収集した鈴木コレクションを主に収蔵している美術館が掛川市二の丸美術館です。
地域の芸術文化活動の拠点施設として、年8回程度の特別展・企画展を行なっています。筆者が訪れた際は、掛川市二の丸美術館の開館20年を記念した「掛川城と高知城 山内一豊と歴代城主ゆかりの遺品」という展示が行われていました。(平成30年11月4日にて終了)
ちなみに平成30年12月16日〜平成31年2月3日までは、「白井嘉尚 シャーベットのように、そして森のなかへ」という企画展が行われています。白井嘉尚は、静岡県下田市出身の現代美術家で、アートに関わる人材の育成や現代作家の作品を静岡から発信するプロジェクトに携わっている方です。
開館時間:9時〜17時(最終入館は16時半)
休館日:展示替え、施設メンテナンス日
入場料:大人200円/小・中学生無料
その他、ステンドグラス美術館・掛川城天守閣・御殿との各種セット券の販売あり。詳しくは公式サイトをご覧ください
※館内の展示は撮影禁止
- 掛川市二の丸美術館
- 静岡 / 雨の日観光 / 美術館
- 住所:静岡県掛川市掛川1140-1地図で見る
- Web:https://k-kousya.or.jp/ninomaru/
掛川市ステンドグラス美術館
掛川市在住の鈴木政昭氏から19世紀イギリス・ヴィクトリア朝時代のステンドグラスなど約70点と美術館建物の寄贈を受け、平成27年(2015年)6月6日に開館したのが掛川市ステンドグラス美術館です。
日本や世界においても、19世紀イギリスのステンドグラスを中心としたコレクションを展示する美術館はとても珍しく貴重です。
ステンドグラスに親しむ、ステンドグラスを伝える、美術工芸品を作る、地域と人々が支える、この4つの方針をテーマに、貴重な遺産を後世に伝えるべく運営をしています。
入館時間:9時〜17時(最終入館は16時半)
休館日:施設メンテナンス日
入場料:一般500円/中学生以下無料
その他、団体割引やステンドグラス美術館・掛川城天守閣・御殿との各種セット券あり。詳しくは公式サイトをご覧ください
※館内の撮影が2018年12月より解禁、ルールを守って撮影しましょう
- 掛川市ステンドグラス美術館
- 静岡 / 雨の日観光 / 美術館
- 住所:静岡県掛川市掛川1140-1地図で見る
- 電話:0537-29-5680
- Web:https://k-kousya.or.jp/stainedglass/
竹の丸
天守閣や本丸などの城の中心部に通じる道筋にあたるのが竹の丸です。防衛上重要な場所であったことから重臣の屋敷地に割り当てられていました。
掛川城の竹の丸は、天正18年(1590年)、豊臣秀吉の命により掛川城主に任命された山内一豊がそれまでの掛川城の郭(くるわ)を付け替え城を拡張した際、竹の丸も造設しました。
その名称の由来は定かではなく、18世紀初頭に描かれた「遠州懸河城郭図」に「竹ノ丸」という表記があり、当時こう呼ばれていたのではないかと考えられています。
現在の建物は、江戸時代より続く葛布問屋「松屋」を営んでいた、掛川藩御用達もつとめた豪商である松本家が本宅として購入したものです。
明治36年(1903年)に竹の丸に建てられた屋敷は、平屋建て寄棟造です。離れは大正末期から昭和初期にかけて平屋建てから二階建てに増築され、洋風の貴賓室も作られました。
いずれも近代豪商住宅の様子を現代に伝える貴重な建造物です。
庭園も広く、天気が良ければのんびりと散策を楽しむことができます。
昭和11年(1936年)、これらの邸宅は当時の掛川町に寄贈され、現在も掛川市が管理しています。また、平成19年(2007年)1月30日には、市の文化財に指定され、同年6月から修復工事、平成21年(2009年)5月30日より一般公開されています。
開館時間:9時〜17時(最終入館は16時半)
休館日:年中無休
入館料:大人100円/小・中学生50円
その他、団体利用やお部屋貸出も可。詳しくは公式サイトをご覧ください
- 竹の丸
- 静岡 / 建造物 / 歴史的建造物
- 住所:静岡県掛川市掛川1138-24地図で見る
- Web:http://kakegawajo.com/take/
掛川城から徒歩5分!美味しいうな重が食べられる「うな助」
掛川城や掛川城周辺の施設の見学が終わったら、是非ランチで寄ってほしいお店があります。そのお店が掛川城から徒歩5分ほどのところにあるうな助です。
創業65年余りのこちらのお店では、信頼できる問屋から厳選されたうなぎのみを仕入れています。炭を使い絶妙な火加減でふわふわに焼き上げたうなぎと代々受け継がれた伝統のタレとの相性は抜群です。
うな重は中〜特上まであります。こちらはうな重の中です。
午前中に掛川城やその周辺の散策を楽しんだ後は、お腹を空かせた状態で、是非このふわふわのうなぎを堪能してください!
営業時間:昼11時〜14時半(ラストオーダー13時45分)/夜16時半〜20時(ラストオーダー19時)
定休日:火曜日※祝日の場合は営業
最後に
いかがでしたでしょうか。観光するなら、掛川城だけではもったいないと思いませんか?掛川城の歴史を学んだ後は、是非周辺の歴史・文化施設で更に知識を深めましょう。
それぞれの館では、各種セット券の販売も行っているので、複数見学をする場合はそちらを利用するとお得に見学することができます。全て見学したいという人は、掛川城を含めた上記5施設をお得に見学できる周遊券(大人1,400円/小・中学生400円)やこれらの施設に掛川花鳥園を加えた6施設をお得に見学できる掛川まるとくパスポート(大人1,800円/小学生800円)の販売もありますので、こちらも合わせて利用してみてくださいね。