スペイン
スペイン観光
ガウディの個性的な建築に代表される世界遺産

マドリードのサングリア&タパス・バル「カサ・ロレア」

取材・写真・文:

オーストラリア在住
訪問エリア:28ヶ国

2019年9月10日更新

1,614view

お気に入り

写真:Mayumi Iwasaki

スペインの国民的な飲み物である「サングリア」。マドリードにある「Casa Lolea(カサ・ロレア)」は、スペインの人気サングリア・ブランド「Lolea(ロレア)」が運営する美味しいサングリアとタパスが楽しめるレストラン・バルです。

この記事の目次表示

スペインを代表するサングリア「Lorea(ロレア)」

「ロレア」は2013年にスタートしたスパイン発祥のサングリア・ブランド。各家庭でオリジナルのレシピがあると言われるスペインの国民的な飲み物「サングリア」を、「もっとカジュアルに楽しみたい!」というコンセプトのもと生まれたブランドです。

高品質なワインとナチュラルな材料にこだわり試行錯誤の末に生まれたサングリアは、今ではスペイン国内で売り上げNo.1、世界中で60カ国以上で販売されています。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

草間彌生のアートワークのような赤や白の水玉がポップなボトルも、その人気を後押ししています。この可愛いドット柄はフラメンコの衣装をイメージしているそうで、まさに明るい太陽とフラメンコの国、スペインを感じさせるデザインですね。

マドリードのサングリア・バル「Casa Lorea(カサ・ロレア)」

  • 写真:Mayumi Iwasaki

そのサングリア・ブランド「ロレア」が運営するレストラン・バルが今回ご紹介する「カサ・ロレア」です。マドリードの中心街近くにあるChueca(チュエカ)地区にあります。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

チュエカは靴屋さんが密集するエリアとしても有名で、また7月にはLGBTパレード「マドリード・プライド」も開催される、ファッションとカルチャーの中心的な街です。それだけに美味しくて個性的なバルやレストランもたくさん軒を連ねています。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

「カサ・ロレア」はチュエカ地区のリベルタ通りと、アウグスト・フィゲロア通りの交差点にあります。石造りの外観は重厚感があり落ち着いた雰囲気を漂わせていて、まるで高級レストランのような佇まいです。

ポップで可愛い店内のインテリア

  • 写真:Mayumi Iwasaki

店内に入ると一転、白い大理石のカウンターに乗った赤と白のポップなボトルがお出迎えします。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

エントランスからドアの奥にわずかに見えるダイニングエリアがとても素敵で、荒々しいブロックの壁やヒビの入った石造りのフレームとのコントラストが美しいです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

ダイニングエリアに入ると、ダイヤ柄のタイルや黒いカフェチェアなどモノトーンでシックに抑えつつも、ソファーを始め壁に並べられたボトルなどの鮮やかな赤いアイテムの数々がアクセントになり、ロレアらしさを感じさせます。

  • 写真:Mayumi Iwasaki
  • 写真:Mayumi Iwasaki

フレンドリーな店員さんが着ている赤と白の市松模様のエプロンや、メニュー、紙ナプキンケースに至るまで全てカラーコーディネートされていて、思わず「カワイイ!」を連発すること間違いなしです。

5種類あるカラフルなサングリア

  • 写真:Mayumi Iwasaki

「ロレア」に訪れたらまずはサングリアをオーダーしましょう。赤ワインベースの「Lolea No.1」、白ワインベースの「Lolea No.2」、スパークリングの「Lolea No.3」、オーガニックの赤ワインを使用したスパイシーな「Lorea No.4」、スパークリングのロゼを使用した「Lorea No.5」など、全部で5種類あります。

店内でオーダーできるもの以外にも、こんな小さな200mlボトルのLorea miniも販売しています。こちらは夏のピクニックやBBQなどアウトドアにぴったりですね。

  • 写真:Mayumi Iwasaki赤ワインベースのLorea No.1 (グラス€4.50 / ¥525、ボトル€14.00 / ¥1,630)

定番の赤ワインベースの「Lorea No.1」は、上質な「テンプラニーリョ」と「カベルネ・ソーヴィニヨン」をベースに、オレンジやレモン果汁、シナモンなどのスパイスを加えたもの。ベリー系のスイートな口当たりとシトラス系のフルーティな味わいが絶妙なバランスです。

  • 写真:Mayumi Iwasaki白ワインベースのLorea No.2 (グラス€4.50 / ¥525、ボトル€14.00 / ¥1,630 )

もう1つの看板商品である白ワインベースの「Lorea No.2」は、スペインを代表するスパークリングワインのCAVA(カヴァ)の主な材料として使われる「マカベオ」と「シャルドネ」をベースに、柑橘系とバニラのフレーバーを加えたもの。No.1よりもスッキリとした味わいです。

  • 写真:Mayumi Iwasakiサングリアはボトルでオーダーすると、この可愛いボトルをお土産にお持ち帰りできます。

微炭酸なので、シュワっと口の中に広がるきめ細い泡がスペインの暑い夏のランチにぴったり。とても飲みやすくアルコール度数も7%と低めなので、アルコールが苦手な方にもオススメです。

サングリアに合う絶品タパス

  • 写真:Mayumi Iwasaki

お食事のメニューは大小様々なタパスを中心に、オリーブやチーズなどスナック(おつまみ)系、イベリコ豚のソーセージや塩漬けなどのガッツリ系まで揃っています。

  • 写真:Mayumi Iwasakiレモンの酸味が効いたコリコリした歯応えのタコのセビーチェ Octopus Ceviche(€8.90 / ¥1,035)
  • 写真:Mayumi Iwasaki旨みが詰まったジューシーなマグロのたたき Semi cured red tuna(€14.70 / ¥1,710)

レモンの酸っぱさが効いたタコのセビーチェや、軽く炙ったマグロのたたきなど、サングリア専門店だからこそのサングリアに合うお料理が楽しめます。

  • 写真:Mayumi Iwasaki濃厚なフォアグラと玉ねぎジャムのFoie micuit(€3.90 / ¥455)と、ガーリック風味のタラとハムスのConfit cod fish (€3.90 / ¥455)はパンまで美味しい!

カリカリのパンに乗ったピンチョスは、複雑で深い味わい。すぐ食べ終わってしまうのが勿体無いほど、最後の一口まで完成された味です。ベースの香ばしいパンまでもが絶品で大満足の一品です。

マドリードで美味しいサングリアとタパスを堪能

「ロレア」のサングリアは現在日本でも数量限定でネットなどで購入可能です。フォトジェニックなボトルは女子ウケするので、お土産やギフトにもきっと喜ばれるでしょう。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

マドリードにタパスが食べられるバルはたくさんありますが、サングリア専門店はここ以外ほとんどありません。ランチ時は比較的空いていますが、夕方からディナーに掛けては混み合うのでホームページから予約をすることをオススメします。

  • 写真:Mayumi Iwasaki

是非マドリードに訪れたらこちらの「カサ・ロレア」に訪れて、爽やかなサングリアで喉を潤し、絶品タパスを堪能してみましょう。

カーサ・ロレア・マドリード
スペイン / 洋食・西洋料理 / 居酒屋・バー
住所:Calle Libertad, Calle de Augusto Figueroa, 26, 28004 Madrid, Spain地図で見る
電話:915-218-223
Web:http://casalolea.com/?lang=en

スペインの旅行予約はこちら


スペインのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

スペインのホテルを探す

スペインの航空券を探す

スペインの現地アクティビティを探す

スペインのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


日本語メニュー有!バルセロナを代表するピンチョスバルのチェーン店「チャペラ」

スペイン・バルセロナに3店舗、マドリードに1店舗を展開する人気ピンチョスバル「チャペラ(Txapela)」。店内の様子やおすすめメニューなど、チェーン店とは思え...


【保存版】スペインのお土産・厳選10選!

情熱の国・スペイン。地域によって言語や文化の異なるスペインは、訪れる場所ごとに独自性が溢れ、とても魅力的な国です。今回は、そんなスペインを旅するのならぜひ買って...

スペイン行ったら、これ食べよ! バルのおすすめタパス8選

スペインのグルメ体験といえば「タパス」。タパスと言ってもいろいろあって、何を食べるか迷ってしまうという人も多いのではないでしょうか?そんなあなたのために、スペイ...

【バルセロナ】ゴシック地区(旧市街)を巡るお散歩コース

古き良きスペイン・バルセロナの歴史が楽しめるエリア「ゴシック地区(旧市街)」。趣のある建物と迷路のような路地の間に、美術館、教会、バルやカフェ、おしゃれなショッ...

【スペイン】世界遺産トレド旧市街の街歩きルート

スペインの首都マドリードから南に70kmの場所にある世界遺産の街、古都トレド。城壁に囲まれた中世の雰囲気を残す美しい旧市街を散策しながら、グルメやショッピング、...

この記事を書いたトラベルライター

シドニー在住 / 建築好きフォトグラファー&ライター
東京生まれ、子供時代をメキシコやイギリスで過ごした後、現在は都市と自然が隣接するマルチカルチュラルな街、オーストラリア・シドニー在住。
元「建築士&インテリアデザイナー」で、現在は「フォトグラファー&ライター」のmayumiです。

旅が大好きで、訪れた国は北米やアジア、ヨーロッパなど合わせて28ヶ国60都市以上。

専門のインテリアや建築、アートなど、デザインインスピレーションを刺激するものを始め、在住者だからこそお伝えできるシドニーのライフスタイル、美味しいもの、素敵なお店やフォトジェニックな風景などをご紹介します。
https://sydneytales.com/

在住者厳選!スーパーで買うオーストラリア土産15選

オーストラリアNo.1を誇る最大手のスーパーのWoolworth(ウールワース)。今回はアクセス抜群のシドニー・シティの中心にあるタウン・ホール店で購入できる、...


在住者厳選!ドラッグストアで買えるオーストラリア・コスメブランド10選

オーガニック先進国であるオーストラリアには、オーガニックやナチュラルな化粧品がたくさんあります。人気のジュリークやイソップなど有名ブランドももちろんですが、ドラ...


シドニーで食べたい!定番オーストラリアンフードとおすすめレストラン

オペラハウスなどの観光地やコアラやカンガルーなどの野生動物と違って、あまり馴染みのないオーストラリア料理ですが、実は美味しいものがたくさんあります。今回は在住者...

【シドニー】チャイナタウンで食べ歩き&お買い物♪

オーストラリアに来たらオージービーフやフィッシュ&チップスもいいけど、アジアンフードでホッとしたい時もありますよね。シドニーのチャイナタウンは小さいながらも美味...

シドニーに行ったら外せない!オススメの美術館と併設カフェ3選

シドニーには大小さまざまな美術館や博物館がありますが、それぞれコンセプトが異なるので、展示物や展示手法などに違った趣があります。またそれぞれに併設されているカフ...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります