古き良きスペイン・バルセロナの歴史が楽しめるエリア「ゴシック地区(旧市街)」。趣のある建物と迷路のような路地の間に、美術館、教会、バルやカフェ、おしゃれなショップが点在するオススメのお散歩コースです。
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バルセロナの旧市街(ゴシック地区)
バルセロナの旧市街(ゴシック地区)は、ローマ時代の城壁で囲まれた中心部とその周辺集落が残ったものです。古びた石積みの建物が密集し、その間を縫うように迷路のような狭い路地が張り巡らされています。
建物が密集する中、車が通れないような狭い道が通っているので、街全体が何処と無く薄暗く何とも言えない趣があります。通りは碁盤の目状に並んでいないので、地図を見ながらでないと自分がどこを歩いているかわからなくなってしまうほどです。
建物から突き出たアイアンのバルコニーからは、カラフルな植物や洗濯物が顔を覗かせています。何ともバルセロナらしい町並みです。
ゴシック地区散策におすすめのスポット
敢えて地図を持たずに気持ちの赴くまま歩き、迷路のような路地に迷ってみるのもアリですが、今回は筆者オススメのカフェやバルなどを踏まえてゴシック地区散策にちょうど良いコースをご紹介します。
【1】市民の台所「サン・ジョセップ市場(ラ・ボケリア)」
「サン・ジョセップ市場(ラ・ボケリア)」は、ゴシック地区のメインストリートであるランブラス通り(Las Ramblas)沿いにある市場です。レストランのシェフから地元の人々、観光客まで訪れる「バルセロナの台所」と呼ばれています。
カタルーニャ地方の郷土料理を始め、イベリコ豚の生ハムや新鮮なシーフード、ジューシーなフルーツやスイーツまでが一度に楽しめます。朝8:00からオープンしているので朝ご飯はもちろん、ランチやディナーまで対応可能。
カウンターでお酒を飲みながらタパスが楽しめるバルもあるので、「バルセロナの食」を堪能できますよ。
- サン・ジョセップ市場(ボケリア市場)
- バルセロナ / 市場・朝市
- 住所:Rambla 91, 08001 Barcelona地図で見る
- Web:http://www.boqueria.info/
【2】ゴシック地区の中心に位置する「サンタ・エウラリア大聖堂」
「サン・ジョセップ市場」でお腹がいっぱいになったら、ランブラス通りを東側に渡って、迷路のようなゴシック地区を腹ごなしにお散歩しましょう。
旧市街の中心にある「サンタ・エウラリア大聖堂(バルセロナ大聖堂)」は、3つの尖塔が特徴的な町のシンボル的な存在です。細かな装飾が施されたゴシック様式の外観に圧倒されます。その美しくも荘厳な外観だけでも一見の価値ありです。
大聖堂前には大きな広場があり、日曜日午後にはカタルーニャ地方の民族舞踊「サルダーナ」を踊るイベントやマーケットが開催されたり、大道芸をするパフォーマーなどもいてバルセロナ市民の憩いの場となっています。
- サンタ・エウラリア大聖堂(カテドラル)
- バルセロナ / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Pla del la Seu, 08002 Barcelona地図で見る
【3】旧市街のシンボル「ビズべ橋」
「バルセロナ」「旧市街」「ゴシック地区」で画像検索すると必ず出てくる人気のフォトジェニック・スポットと言えば、こちらの「Pont del Bisbe(ビズべ橋)」でしょう。
カテドラルを右手の「Carrel del Bisbe」通りを進んで行くと見える、建物と建物の間に掛かるネオゴシック様式の橋です。橋というにはあまりにも小さいですが、狭い通りに掛かる渡り廊下は美しい装飾が施されとてもフォトジェニック。街全体の空気感と相まって映画のワンシーンのようです。
【4】ゴシック地区の隠れ家カフェ「ラ・セレリア」
ビズべ橋を過ぎ、バルセロナ市庁舎があるサン・ジャウマ広場を抜けて5分程歩くと、とても雰囲気のある小径「Passatge del Crèdit」に到着します。
その通りの角にあるのがカフェ&レストラン「La Cerería(ラ・セレリア)」。地元民で賑わうケーキが美味しいと評判のこちらのカフェは、ビーガン・メニューも充実のレストランでもあります。
店内はカラフルでポップな中にも、素朴でほっこりした温かみのあるインテリアが魅力的で、定期的にアートや音楽イベントなども開催しています。ゴシック地区散策の休憩にちょうど良い、喧騒を離れた隠れ家的なカフェです。
- ラ・セレリア
- バルセロナ / カフェ・喫茶店
- 住所:Baixada de Sant Miquel, 3, 08002 Barcelona, Spain地図で見る
- 電話:933-018-510
- Web:https://www.facebook.com/pages/category/Vegetarian...