スリランカといえば、「セイロンティー」と呼ばれる紅茶!(セイロンはスリランカの旧称。)中でもその産地として有名なのが、スリランカ中央高地の南部、標高2,000mほどに位置するヌワラエリヤです。「リトル・イングランド」と呼ばれる、オシャレで空気の綺麗なヌワラエリヤで外せないこと、3つをまとめました!
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【1】ティーファクトリー見学と紅茶の試飲
せっかくヌワラエリヤまで来たら、是非ともティーファクトリーの見学をして、できたての紅茶を試飲しましょう! いくつか有名な工場がありますが、今回は評判の良い2つをご紹介します。
ペドロ・ティー・ファクトリー
ヌワラエリヤ中心部から車で15分ほどにある、アクセスの良い工場が、ペドロ・ティー・ファクトリーです。ヌワラエリヤにしては珍しく入場料(250ルピー=175円)がかかりますが、大したことない金額です。
ある程度の人数が集まると、ガイドさんが順々に工場内を英語で案内してくれます。日曜日は工場が稼働していないので、日曜日に訪れる際は動いていない機械を見るだけになります。ご注意ください。
ガイドさんが工程ごとに、それぞれの機械や、紅茶の種類を教えてくれます。紅茶にも色々な種類があることがわかり、大変勉強になります! ちなみに、工場内は撮影禁止です。
ツアーが終わると、紅茶をいただけます。ビール工場で飲むビールが美味しいように、紅茶工場で飲む紅茶は最高です! 紅茶の味にあまり詳しくなくても、場所の雰囲気が香りや味を引き立ててくれますね。
休憩スペースにはパネルがあり、ペドロ・ティー・ファクトリーの茶葉は、かの有名な日本の「午後の紅茶」にも使われていると書いてあります。子供の頃から慣れ親しんできた「午後の紅茶」の産地に来たと思うと、なんだか感慨深いです・・
茶畑には通路があるので、そこを歩いて自由に見学もできます!
- ペドロ・ティー・ファクトリー
- スリランカ / 工場・施設見学
- 住所:Pedro Tea Factory地図で見る
- 電話:115 352 225
ブルーフィールド・ティー・ファクトリー
こちらのブルーフィールド・ティー・ファクトリーは、先ほどのペドロと違って無料です。ガイドさんもついてくれます。最後にチップを渡そうかと思ったら、さっさと行ってしまったので、そういう文化もないようです。
基本的にはペドロの工場と同じような感じでしたが、こちらは写真撮影も可能でした!
最後にはおきまりの紅茶の試飲。ペドロのものは軽めなお味でしたが、ブルーフィールドのものは、比較的しっかりしたお味でした。ケーキなども一緒に注文(有料)できます!
こちらはお土産コーナーも充実しています。スタッフさんも丁寧に対応してくれるので、荷物に余裕があれば、ここでお土産を買ってもいいですね。コロンボで買うよりいくらか安いようです。
- ブルーフィールド・ティー・ファクトリー
- スリランカ / 工場・施設見学
- 住所:Bluefield Tea Factory地図で見る
- 電話:77 792 2222
- Web:http://bluefieldteagarden.com/
【2】優雅なホテルでアフタヌーンティー(ハイティー)
優雅な気分を味わいたいなら、グランド・ホテルをはじめとした高級ホテルで嗜むアフタヌーンティーは外せません。いかにもイギリス貴族が楽しんでいそうな、3段のケーキスタンドが、軽食として出て来ます。
ケーキやサンドイッチをはじめ、スリランカっぽさを演出しているサモサなど、内容が充実しているので、遅めのお昼ごはんがわりにもなりますね。
優雅な雰囲気ではあるものの、上流階級の社交場というほどではないです。日本や中国の団体客も見かけました。服装規定はなさそうですが、サンダルなど軽装は避けた方が良さそうです。と言っても、後述しますがヌワラエリヤはそこそこ寒いので、軽装は難しいと思いますが・・
ありがたいことに、お値段は2人で3,000ルピー(2,100円)とお手頃なので、旅行中にちょっと高級感を味わいたい方には最適です!
- グランドホテル(ヌワラエリヤ)
- スリランカ / ホテル
- 住所:The Grand Hotel Nuwara Eliya地図で見る
- 電話:522 222 881
- Web:http://grandhotel.tangerinehotels.com/
【3】オシャレな郵便局でお手紙を出す
ヌワラエリヤには、ピンク味がかかった赤色の、オシャレな郵便局があります。チューダー様式のスリランカ最古の郵便局の1つですが、現在も現役です!
写真を撮るだけでもいいですが、せっかくなのでポストカードを買って、ご家族や大切な人、自宅などに送ってみてはいかがでしょうか?? 日本への国際郵便でも数十円と安く、1週間ほどで届きますよ。
他にも見所満載のヌワラエリヤ
ヌワラエリヤ周辺には多くの見所があります。中でも「地の果て」と呼ばれる断崖絶壁がある、ホートンプレインズ国立公園は有名です。時間に余裕のある方は、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか?その際は、ハイキングできるような装備を用意しておくといいですね。
- ホートンプレインズ国立公園
- スリランカ / 公園・動植物園
- 住所:Horton Plains National Park, Sri Lanka地図で見る
ヌワラエリヤを訪れる際の注意事項
また、ヌワラエリヤは標高2,000mほどと、コロンボやキャンディ、ゴールなどとは気温の差があり涼しいです。急な気温の変化で体調を崩してしまうこともあるので、防寒対策は十分に!
とはいえ、防寒対策をせずに「スリランカは暑い国」という気分で来てしまう人もやはりいます。そんな人は、街中でジャケットやフリースが買えるので、寒さを我慢せず、買うことをオススメします。
終わりに
紅茶好きにはたまらない、セイロンティーの名産地ヌワラエリヤ。せっかく来たんだから遺跡だけでなく、スリランカの違う側面にも触れてみたい、という方にもオススメです。本場のセイロンティーの味を、旅の思い出に加えてみては??
※記事内のスリランカルピーから日本円への換算は1スリランカルピー=0.7円で計算しています。