ベッドサイドにある明かりを頼りに、寝転がって読書。ページを捲っていくうちに、ついうとうとしながら眠りに落ちる・・。自宅ではついありがちの、眠る前のちょっと幸せなひと時。そんな体験をコンセプトにしたホステルが、2015年に池袋にオープンしていたのを知っていますか?一体どんな場所なのか、気になるその内部をご紹介します。
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泊まれる本屋がコンセプト BOOK AND BED TOKYO
そもそも泊まれる本屋って?
本を読んでたら疲れてつい寝落ちしてしまった・・そんな誰しもありがちな経験を思う存分楽しめるのがここ。寝落ちする読書体験をウリにして登場した、新感覚の滞在型施設です。
手掛けたのはR-STOREという不動産会社。読書好きな方が、東京滞在時のホステル選びに迷ったときは迷わずおススメしたい場所です。
コンセプトは「泊まれる本屋」ですが、本の販売はしていないのでご注意ください。
どんな本が揃っているの?
本の品揃えは、小説、写真集、洋書やマンガ、日本のガイド本など色んなジャンルがちょっとずつ楽しめるようになっています。
マンガ喫茶のように、雑誌やマンガに特化した豊富な品揃えというわけではないけれど、普段読まないジャンルの本を手に取ってみたり、隣の人との読書談議に花が咲いたりということもあるかもしれません。
気になるベッドは?
本棚とまるで一体化したかのようなベッドは、たとえるなら巣穴や自分だけの秘密基地のようでもあり、ワクワク感に包まれます。入り口をくぐると、電源、ブックライト、ベッドのみのシンプルな造り。それぞれカーテンで仕切れるようになっています。お気に入りの本を持ち込んで、いざ!寝落ちの読書体験を存分に堪能してみて下さい。
どんな利用の仕方があるの?
滞在する場合、男女混合のドミトリーで1泊3,500円~。筆者の訪れた際には日本人の若者が多く利用していましたが、アジアやヨーロッパ系の方の姿もちらほら。2015年に開業した施設のため、共有部分の水回りなども綺麗で使いやすいかと思います。
純粋に都内を訪れたときの宿泊スポットの一つとして、給料日前や就職活動でのホテル代を節約したい時にもおすすめです。
また、この施設は気になるけれど、男女混合ドミトリーやホステルという形態に抵抗がある・・という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方には、13時~17時までのデイタイムでの利用がおすすめです。
マンガ喫茶のシステムのように、1時間500円、もしくはフリータイムとして1,500円で利用することも可能。利用前に一つ注意してほしいのは、宿泊の支払いがクレジットのみ、デイタイム利用の支払いはクレジットかICカードのみということです。
また、周辺施設にはコンビニやドラッグストア、スターバックスなども揃っているので、足りないものはそこで購入することもできます。池袋駅西口から徒歩数分の好立地なので、終電がなくなった時にも使えます。
話題になっている秘密
置いてある本が好きなだけ自由に読めて、一泊3,500円という手軽さも魅力。ベッドの仕切りはカーテンのみですし、共有スペースが多くプライベート感はあまりありませんが、「読書」といういつでもどこでも一人でもできることを、あえて誰かと集まって、わざわざ専用のスペースでやる。その少しニッチな特別体験こそが、SNSでシェアしたくなったり、話題にしたくなるポイントだと思います。
おわりに
寝落ち読書体験だけでなく、日中の休憩場所や終電終わりの駆け込み場所としてなどなど、いろんな用途で使えるのがBOOK AND BED TOKYO。ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。
- BOOK AND BED TOKYO
- 池袋 / ホステル
- 住所:東京都豊島区西池袋1-17-7 ルミエールビル7階地図で見る
- Web:http://bookandbedtokyo.com/