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④氷ノ越コース5/10~7/10
氷ノ山越を過ぎると、山頂へと続く尾根道を進んでいきます。
5/10あたりが氷ノ山山頂まで約2km地点で、ブナの原生林を見ながら歩いていきます。
6/10までは足場はそう悪くなく、氷ノ山越までの道のりの方がきつく感じられるほどです。
立派なブナの根が網目のようにはりめぐらされていて、足場を形成してくれています。
ですが7/10地点が近づいていくに連れて、足元が次第に不安定になっていき、傾斜がますますきつくなってきます。
氷ノ山山頂まで1kmをきると、大きな岩がごろごろと出現しだし、よじ登っていくシーンが増えます。
体力的に辛いところですが、顔をあげてみると目指している氷ノ山山頂の避難小屋がはっきりと見えるくらいの距離まで来ているので、元気を出して登っていきましょう!
⑤氷ノ越コース8/10(仙谷登山道合流地点)
氷ノ越コース8/10は、仙谷登山道との合流地点でもあります。
ちょっとした広場のようになっていて、ベンチなどもあるので、山頂までの最後の休憩にちょうどいいスポットです。
仙谷口をこえて進んでいくと、7/10の時よりも厳しい岩のオンパレードが続きます。
この岩塊はこしき岩といい、登るときはもちろん、下山時もこの辺りが一番足場が悪いです。
かなり体力を使うところですが、ここが最後の頑張りどころなので気合いを入れて登っていきましょう!
⑥氷ノ越コース9/10~氷ノ山山頂
山頂目前の氷ノ越コース9/10は、見晴らしがかなり良く、足場も整います。
丸太の道を進み、木の板で作られた道の先にはもう山頂小屋が目の前です。
最後の丸太を登り切ると、目指していた氷ノ山山頂に到着です!
見晴らし最高!標高1,510mの氷ノ山山頂
標高1,510mの氷ノ山山頂は、なんといってもやはり景色が素晴らしいです!
360度の大パノラマを楽しむことができ、晴天の日は大山や六甲山々、空気が澄んでいれば四国の山々までも望むことができます。
中央には氷ノ山越あたりからずっと小さく見えていた三角屋根の可愛らしい山頂避難小屋があり、三ノ丸コース方面にはお手洗いもあります。
また避難小屋のすぐ手前には、氷ノ山山頂を示す道標なども複数あるので登頂成功の記念撮影もしやすいです!
山頂ならではの景色や空気、達成感を存分に満喫していって下さいね!
おわりに
登山初心者でも「氷ノ山」に登れる、氷ノ越コースはいかがだったでしょうか?
複数の登山ルートがある山では、よく「初心者向けコース」という説明がありますが、初心者のなかでもレベルや体力はバラバラですよね!
初心者だからこそ、いまの自分に登れそうか、まだチャレンジするには早いかなど、判断がつかないことがよくあるかと思います。
「氷ノ山」に挑戦するかしないか迷った時には、ぜひ今回の記事で氷ノ越コースの詳細をチェックしてからチャレンジしてみて下さいね!