秋葉原・神田・御茶ノ水
秋葉原・神田・御茶ノ水観光
電気店やサブカルスポットが集まる秋葉原を中心としたエリア

秋葉原の絶品カレー巡礼インド・スリランカ・パキスタン・タイ・日本

取材・写真・文:

東京在住
訪問エリア:43都道府県

2018年3月22日更新

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写真:熊猫

今や、外国人観光客が世界から集まる秋葉原。電気街からクールジャパンまで、新しい日本文化を発信する街として、連日賑わっています。秋葉原が誇る、もうひとつの文化がカレー。その店舗数は、100から150店舗と言われています。秋葉原にカレー屋さんが集まる理由は諸説ありますが、手軽に、そしてリーズナブルに食べられる点が、第一に挙げられます。近年、そのカレーも多様化しつつあります。今回は、秋葉原のカレーからアジアの絶品カレーを選び、ご紹介します。各国を巡る旅気分に浸ってみてはいかがですか。

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秋葉原カレーの源流はインドにあり

「純インド風カレーの店 ベンガル」

  • 写真:熊猫「ベンガル」の外観

創業、昭和48年。秋葉原カレーの源流は、この「ベンガル」にあると言っても過言ではありません。秋葉原電気街の真ん中。フリルのついたテントが目印です。赤いテーブルクロスはまるで古い洋食屋さんのよう。それだけでもう心がワクワクしてきます。

「ベンガル」の人気ナンバーワンは柔らかビーフがごろりと入った「ビーフ角切りカレー」。

  • 写真:熊猫「ビーフ角切りカレー」

え?インドカレーにビーフ?と多くの人がお思いでしょう。いえ、北東インドに位置するベンガル地方は3分の1の住民がムスリムと言われています。ビーフカレーもありなのです。

大きめのじゃがいもと巨大なビーフの塊がひとつ。ビーフはとろとろで柔らかく、口に入れたらホロホロと溶けていきます。

  • 写真:熊猫「ビーフ角切りカレー」は大きなビーフがごろりと入る

カレーは意外にシンプルで、ガラムマサラの薫りが食欲をそそります。辛さはそれほどではありません。テーブルに備えられた3種類の添え物。特筆すべきはインドの漬物「アチャール」が用意されていること。「インドカレーにアチャール」は不可欠です。

  • 写真:熊猫カレーの添え物は3種類。左から「福神漬」、「アチャール」、「ハラペーニョ(酢漬け)」

秋葉原のインドカレーの双璧だった「ジャイヒンド」が移転し、今や秋葉原のインドカレーといえば、「ベンガル」で決まりです。

  • 「ビーフ角切りカレー」1100円/+200円でサラダとドリンクがセットになります。
  • ごはんの大盛り無料
  • 辛味の調整あり
ベンガル
秋葉原・神田・御茶ノ水 / カレー
住所:東京都千代田区外神田3丁目10−12 日加石油ビル地図で見る
Web:http://www.bengal-curry.com/
  • 「ベンガル」は、移転のため2017年8月末で上記の店舗での営業を終了し、一旦休業となります。遅くとも2017年10月には同町内にて再開する予定とのこと。

スパイスをふんだんに使った「スリランカ風カレー」

「カリカリ」

  • 写真:熊猫「カリカリ」の店舗外観

秋葉原の昭和通り口を出てから北に徒歩約10分。昭和通りを東に少し入った所にある「カリカリ」は小さな喫茶店のような落ち着いたお店です。

カレーは「ビーフカレー」をはじめ、「骨付きチキンカレー」などベーシックなものから「ひよこ豆とひき肉のカレー」といったアジアンなカレーがラインナップされ、その中でも「スリランカ風カレー」は特におすすめです。

  • 写真:熊猫「スリランカ風カレー」とラッシー

スリランカカレーの特徴といえば、コリアンダー、クミン、カルダモン、セイロンシナモン、クローブ、マスタードなど多くのスパイスを使うトゥナパハ。「カリカリ」の「スリランカ風カレー」もスパイスがふんだんに使われており、スパイシーで重厚な味が楽しめます。なにしろお店のカウンターには、スパイス辞典が置かれており、マスターの探求心がうかがえます。

ココナッツミルクが入ったルーはさらさらで辛味は強め。ピーマン、じゃがいも、鶏肉がごろごろと入っています。女性にとってはライスはやや少な目でちょうどいいくらい。無料で大盛にもできるので、男性も満足すること間違いなしです。+200円でドリンクつき。薫りのよいコーヒーもいいけど、カレーにぴったり合う、「ラッシー」がおすすめです。

  • 「スリランカ風カレー」880円(サラダ付き)/+200円でドリンク
  • ごはんの大盛り無料
  • 辛味の調整あり
カリカリ
浅草・上野・谷根千 / カレー
住所:東京都台東区台東1丁目14−11地図で見る

青い空と「グリーンカレー」

「ブルースカイ タイランド」

  • 写真:熊猫「ブルースカイタイランド」の店舗外観

秋葉原の北端、末広町の交差点から、更に北東へ5分。この界隈で知る人ぞ知るタイ料理の人気店が、「ブルースカイ タイランド」です。

ランチは主に、「グリーンカレー」、「ガパオライス」、「パッタイ」の3品。前菜の「ヤムウンセン」とドリンク、デザートが付いて、1,000円というリーズナブルさが大人気です。

  • 写真:熊猫前菜のヤムウンセン風サラダ

けれど、この店が多くの女性に支持されるのは、タイ人のマスターが作る本場の味。どれを食べてもはずれなしです。

  • 写真:熊猫「グリーンカレー」

「グリーンカレー」は、ココナッツミルクのマイルドさとパクチー、バイマックルー、レモングラス、唐辛子などが濃厚に入り混じり、コクがあります。しかも、ほどよい辛さで、パンチが効いています。この豊かで深い味わいは、アメ横で様々な食材が仕入れられるからでしょう。

ふんわりと炊かれたジャスミンライスは更に「グリーンカレー」を引き立ててくれます。食後のデザートも楽しみのひとつ。その日によって違うスイーツがお口の中をリセットしてくれますよ。ちなみにこの日はタピオカが入ったココナッツミルクでした。

  • 写真:熊猫食後のデザートとアイスコーヒー
  • 「グリーンカレー」1,000円(ヤムウンセンなどの前菜、デザート、ドリンク付き)
  • 辛味の調整はありませんが、「辛くしてください」などとオーダーすれば応じてくれます。
ブルースカイ タイランド
浅草・上野・谷根千 / アジア料理
住所:東京都台東区上野3丁目7−4 水谷ビル1F地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

さすらいびと
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