2004年から千円札の顔としておなじみの野口英世博士。野口博士の生家は福島県の猪苗代湖近くにあり、生家も含めて、野口英世記念館として整備されています! リニューアルされて体験型の展示も増え、老若男女楽しめる資料館となっています。記念館を訪れたら、野口博士にもっと親しみがわくはず!
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野口英世記念館でできること
偉人の記念館というと、ゆかりの品が置いてあるだけでそんなに楽しめない、という人もいるかと思いますが、野口英世記念館には豊富な展示品があるだけでなく、展示方法にも様々な工夫が施されており、楽しく過ごせるのではないかと思います!
生家の見学
野口博士の生家は、補強されてはいるもののしっかり残っており、幼少期に手を火傷した囲炉裏や、「志を得ざれば再び此地を踏まず」と東京に出たら医者になるまで帰って来ないという決意を記した柱なども残っています。
また、屋根を支えているわけではない、ランプのついた不思議な柱もあります。家が貧しくてランプの油を買えなかった少年時代の野口博士は、友人家族が経営する旅籠で風呂焚きの手伝いをしていた時に、この柱にもたれかかって勉強をしていたとのこと。向学心がすごいですね。その後、その旅籠が取り壊される際に、ご主人が記念館に柱をランプごと寄贈し、生家の内部に置かれました。
時間が合えば職員さんがガイドしてくださるので、いろいろなことを教えていただけます!
野口博士の軌跡を知る
記念館では野口博士の軌跡を、様々な展示と共に辿ることができます。時代ごとにエリアが分かれており、それぞれ野口博士の写真とともに名言が書かれています。誰が言ってもカッコいい言葉ですが、野口博士が言うと重みが違いますね。
野口博士の1日が壁一面に漫画で描かれていたり、母親のシカさんが野口博士に当てた切実な手紙について解説するエリアがあったりと、展示のデザインが凝っていて、より楽しくわかりやすく展示内容を見て回ることができます。
野口博士の精巧なロボットの声を聴く
人だかりができており、何かと思ったら野口博士のロボットでした。いくつかストーリーがあるので、ボタンを押して、しゃべってもらいましょう! ユーモアたっぷりのロボットに、聴衆は笑いに包まれます。
細菌について学べるゲーム
野口博士が挑んだ細菌たちについて、タッチパネルや体を使ったゲームで楽しく学ぶことができます! これがきっかけで、医者や医学者を目指す子供もいそうですね。
野口英世記念館へのアクセス・入館料
公共交通機関の場合、JR磐越西線の猪苗代駅からバスで約15分です。バスは本数があまり多くないので、駅からはタクシー(片道約2千円)が便利です。国道49号沿いに位置し、駐車場は300台あるので、車での来館も便利です。
入館料は大人600円、小人300円となっています。
- 野口英世記念館
- 福島 / 博物館 / 一人旅
- 住所:福島県耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字前田81地図で見る
- 電話:0242-85-7867
- Web:http://www.noguchihideyo.or.jp/
会津若松市にある野口英世青春館にも
ちなみにですが、会津若松市には野口博士が左手の手術を受け、青春時代を書生として過ごした會陽医院があり、今は2階部分が野口英世青春館となっています。入館料は大人200円、小・中学生100円です。
七日町の「野口英世青春通り」と呼ばれるレトロな観光ストリートにあるので、そこら辺を散歩がてら訪れてみるといいですね。1階部分は會津壱番館というカフェになっています。自家焙煎したコーヒー豆をハンドドリップで淹れたコーヒーが評判です。