ドゥオモやレオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」、スカラ座などミラノへ行ったら見るべきものはたくさんありますが、観光地には出費がつきもの…。いえいえ!無料で入れて意外と楽しめてしまう場所もあるのです。主要な観光地を回って少し時間が余った時などにオススメの(もちろんそこを目当てに行っても良いのですが)スポットをご紹介します。
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ミラノ記念墓地(Cimitero Monumentale)
墓地、というとなんだか楽しい場所というイメージは湧きませんが、これがなかなかどうして興味深いのです。
見応え十分の墓石たち
日本の墓石とは違い、皆さんそれぞれ趣向を凝らした墓石を作ってらっしゃり、有名な彫刻家が作ったものもあり、見応え十分です。墓石も自己表現の一つなのですね。
カンパリ家の墓石
特にオススメしたいのは、リキュールのカンパリ(campari)の創始者一族、カンパリ家の墓石です。最後の晩餐を表していてとても大きな彫刻です。そして、聖杯が異様に大きい、なぜかというとカンパリ家がお酒の会社だから?真偽のほどはわかりませんが、そう思って見てみると面白いかもしれません。
そして、一人だけ手を隠している人がユダだそうです。ミラノでは昔から人は嘘をつくときは手を隠すと言われてるそうです。ぜひ探してみてください。
地下鉄の駅からすぐ
地下鉄M5のMonumentale駅からすぐの場所にあり、とてもわかりやすいです。
- 開園時間:午前8時から午後6時まで(月曜日閉園)、ただし、1月1日、5月1日、6月2日、8月15日、12月8、25、26日は午前8時から午後1時まで
サンタマリア・プレッソ・サンサティロ教会
教会は基本的に無料で入れて、素敵な場所も多いですが、ここはちょっと変わった教会として知られています。
だまし絵のような内部
入り口から見て正面奥を見てみると、かなり奥行きがあるように見えるのですが、近づいてみるとなんと壁に奥行きがあるように描かれていて、横から見たらぺったんこなのです。天井も、彫刻のようですが、よくよく見ると実は絵です。もしかしたら他にもそんな発見があるかもしれませんね。
街の中心部から徒歩すぐ
この教会、街中にありドゥオモから徒歩5分程度、ファッション店が立ち並ぶトリノ通りに面しています。ドゥオモ見学の後や、お買い物の途中などにちょっとのぞいて見てはいかがでしょうか。
- 開館時間:午前9時30分から午後5時30分まで(月曜日閉館)、ただし日曜日・祝日は午後2時から午後5時30分まで
- サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティロ教会
- イタリア / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Via Torino, 17/19, 20123 Milano MI, イタリア地図で見る
ヴィッラ・ネッキ・カンピーリオ
元は個人の別荘として建てられた豪邸で、現在はその豪華な内部を一般に公開されています。建物内の見学は有料なのですが、庭だけならば無料で見学できます。
プールサイドで休憩
入り口には受付があり、庭を見たいと伝えると無料で入れます。庭の中には温室のようなガラス張りのカフェもあり、ゆっくり過ごせます。
手入れされた庭には花が咲き、大理石のプールサイドに腰掛けたならばなんだか別荘気分が味わえるかも。都会の真ん中にいるとは思えないほど静かでゆったりとした空間です。
ミラノ市立近代美術館、市立自然史博物館の近く
ミラノ市立近代美術館や市立自然史博物館の近くで、ドゥオモからも地下鉄で2駅の場所にあります。
- 開館時間:午前10時から午後6時まで(月曜日・火曜日閉館)
- ヴィッラ・ネッキ・カンピーリオ
- イタリア / 建造物
- 住所:Via Mozart, 14, 20122 Milano MI, イタリア地図で見る