ラオス
ラオス観光
首都ヴィエンチャンと世界遺産の町ルアンプラバンはマスト

抱腹絶倒!?ラオス首都・ヴィエンチャン郊外“聖地”ブッダパーク

取材・写真・文:

埼玉在住
訪問エリア:23ヶ国

2018年5月14日更新

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写真:ある通訳案内士

人の手があまり入っていない大自然、素朴な人々と街並みが魅力的なラオス。東南アジア通の中でも、お気に入りの国としてあげる人が多いのではないでしょうか? そんなラオスの穴場スポットが、首都ヴィエンチャン郊外にある通称「ブッダパーク」(ラオス語での名称はシエンクワン)。由緒正しい遺跡ではなく、どちらかというとテーマパークのような一風変わったスポットに、あなたもきっと興味が湧くことでしょう!

この記事の目次表示

数々の「ブッダ」がお出迎え!まさに「ブッダパーク」

ブッダパークに入場した瞬間、目に飛び込んでくるのは、数多くのブッダ像です。

  • 写真:ある通訳案内士一触即発

いや、これはブッダ像と呼んでいいのか・・ とにかく、数多くのユニークな像に出迎えられます。

  • 写真:ある通訳案内士ラオスの女学生と比べると大きさが良くわかる涅槃仏

無造作になのか、それとも何か意図があっての配置なのかはわかりませんが、パーク敷地内いたるところに像が置かれています。

  • 写真:ある通訳案内士ご老人と優しい表情を浮かべた方

思わずなんじゃこりゃ、と口にしてしまいそうな、ユニークな石像たちですね!

気になるブッダパークの成り立ち

  • 写真:ある通訳案内士太陽を掲げているのかな?

ここで少し、ブッダパークの成り立ちを紹介しましょう。「数百年、数千年の歴史を持った、新・世界七不思議の一つだろ!」と思ったあなた、残念ながら不正解です。

  • 写真:ある通訳案内士組体操を思い出しますね

意外と歴史は浅く、1958年、あるシャーマンが、仏教とヒンドゥー教の世界を組み合わせて創り上げました。

  • 写真:ある通訳案内士ひっそりとガネーシャも

そのため、ブッダや意味ありげな像たちの他に、ガネーシャ像(ヒンドゥー教の神)もちゃんと存在しています。ちなみに、像は全てコンクリート製です。

地獄、地上、天上界へ

パークの入り口付近に、奇妙な像たちの中でもひときわ異彩を放っている像(というよりは建物)があります。この像は内部が地獄、地上、天上界を表した三層になっており、中へ入ることができます。

  • 写真:ある通訳案内士地獄、地上、天上界を有する建物

この大きく開いた口が入口なので、早速入ってみましょう。 ご想像の通り快適に上まで登ることができる建物ではないですね・・ 階段は狭くて急です。

「地獄」の内部は、その名の通り、若干不気味です・・ とはいえ、明かりはついており、何かに襲われたりとか、一度入ったら出られなくなったりということはないので、ご安心を!

  • 写真:ある通訳案内士地獄内部

「地獄」に続いて「地上」を抜けると、ようやく「天上界」です。「天上界」は、この奇妙な建物の屋上です。 この「天上界」からは、ブッダパークを広く見渡すことができます。ああ、あんなものもあった、こんなものもあった、と余韻に浸ること、間違いないですね。穏やかな東南アジアの風を感じながら・・

  • 写真:ある通訳案内士天上界よりブッダパークを一望

ここで一つ覚えておいていただきたいのは、「球状の建物の屋上は平らではない」ということ。 足元が若干不安定なため、ここで写真を撮る際はお気をつけください! 体幹を鍛えておくとなお良し。そう、「天上界」では、下界での日頃の鍛錬がものを言うのです。

ブッダパークへのアクセス

  • 写真:ある通訳案内士ブッダパーク入り口

ラオスの首都ヴィエンチャン市街からメコン川の下流方向へ、24kmの場所にブッダパークはあります。

  • 写真:ある通訳案内士日本が支援したため日本国旗が

ヴィエンチャン市内のバスターミナルからバス(約100円)が出ている他、トゥクトゥクという東南アジアでよく見る三輪タクシー(数百円、交渉次第)を使っていくことができます。

  • 写真:ある通訳案内士トゥクトゥクは風が気持ち良い

ブッダパークへの入場料も数十円しかかからないので、だいぶコスパの良い旅になります!ラオスへ行く人はもちろん、タイなど周辺諸国を旅する人も、一足伸ばして是非訪れてみていただきたいです!!

  • 写真:ある通訳案内士フランス植民地時代の名残であるヴィエンチャンの凱旋門

終わりに

ブッダパークは楽しいです。なにより、話のネタになりますね。日本人から見ると若干陰が薄い、ラオスという東南アジア唯一の内陸国も、実は面白い国なのです! 

村上春樹さんによる紀行文集のタイトルである『ラオスにいったい何があるというんですか?』という問い。この問いに対するあなたの答えはなんでしょうか?? ぜひ、「ブッダパーク!」と声高に叫んでください。あなたの世界が少し広がった瞬間です。

ブッダパーク
ラオス / 公園・動植物園
住所:Buddha Park地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

インドでIT企業に勤めていたバックパッカー
タイのバンコク留学や、インドのチェンナイ駐在を経験した通訳案内士登録者です。
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