ラオス
ラオス観光
首都ヴィエンチャンと世界遺産の町ルアンプラバンはマスト

履歴書にも書けちゃう!?あなたもラオスでゾウ使いになろう!!

取材・写真・文:

千葉在住
訪問エリア:35ヶ国

2017年9月14日更新

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写真:sosuke

アジア最後の桃源郷といわれるラオス。日本では旅先として少しマイナーですが、実は欧米ではとてもポピュラーな旅先で、なんとあの世界的に有名な新聞社、ニューヨーク・タイムズ紙が「世界で一番行きたい国」に選出したほど魅力の詰まった国として知られています。そんなラオスで、実は「誰でも」ゾウ使いになれるって知ってましたか?本日はラオスで人気ナンバーワンの都市、ルアンパバーンで取れるゾウ使いの資格についてお伝えします!

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まずはルアンパバーンに行こう

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ルアンパバーンはラオスのほぼ中央部に位置する、ラオスを代表する観光都市。街全体が世界遺産に登録されており、その美しい街並みを目当てに多くの観光客が訪れています。

そんなルアンパバーンへの直行便は現在日本からは出ておらず、ベトナムやタイを経由していくのが一般的。航空会社や出発地にもよりますが、日本からおおよそ合計7時間~8時間ほどのフライトです(乗り継ぎ時間を除く)。

ルアンパバーンは小さな街で、空港から市内までは車で15分ほど。タクシーなどもいますが、交渉や英語力に不安がある方は、予め宿泊するホテルにピックアップをお願いしておきましょう!

ゾウ使い免許取得ツアーに申し込もう!

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それでは早速ゾウ使いになるステップをご紹介したいと思います。

ルアンパバーン市内に到着すると、必ず通るであろう通りがサッカリン通りと呼ばれるメインストリート。こちらには多くの旅行会社やレストランがあり、朝から晩まで旅人や現地の人々で賑わいを見せています。

ゾウ使いになるためには、まず現地の旅行会社へ行き、ゾウ使い免許取得ツアーに申し込みましょう!もちろん日本の旅行会社でも事前に申し込みは可能ですので、各旅行代理店のツアーを調べてみてくださいね。

ちなみに日本から申し込む場合は、約1万円~1万5千円。現地での申し込みの場合には5千円~8千円ほどが相場のよう。基本的にはどこも値段は変わらず、朝から夕方までのランチ付きのツアーが多いようです。

サッカリン通り
ラオス / 町・ストリート
住所:Sakkaline Rd, Luang Prabang地図で見る

エレファントキャンプへ行こう!

  • 写真:sosuke

ゾウ使い免許取得ツアーに限らず、ルアンパバーンのツアーは基本的に車の送迎が付いているのが一般的です。申し込みをすると宿泊先を聞かれ、ピックアップの時間を聞かれます。そのピックアップカーに乗って、いざ!ゾウさんを目指して出発です!

ルアンパバーンにはゾウ使い免許を取得できる場所がいくつかあるのですが、今回筆者が訪れたのはAll Lao Elephant Camp & Mahout Resortという施設。メコン川沿いに建つこちらの施設は、コテージなどの宿泊施設も兼ね備えたプチリゾート施設。きれいなプールもあり、お昼休憩中には泳ぐこともできるんです。

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到着すると、まずはプロのゾウ使いが操るゾウの背中に乗ってのんびりお散歩。想像以上に高さがあり揺れるのですが、ゾウさんの背中から見るジャングルの景色はまた格別。

散歩をしていると、素直に言うことを聞くゾウや、文字通り道草を食ってしまうゾウまで、ゾウごとの個性が見えてきます。自分はどの子を操ることになるんだろう…と内心わくわくする時間です。

いざ!ゾウ使いトレーニング開始!

一通りお散歩が終わると、いよいよゾウ使いになるためのトレーニングが始まります。汚れても良いようにデニム地のユニフォーム借りて、まずは学校へ向かいます。

まずは座学から

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All Lao Elephant Campには、ゾウについて学べる学校が併設されています。学校といっても、開放的な東屋のような場所に机と椅子が置かれている、とてもリラックスできる場所。

ここではラオスにおけるゾウの歴史や、この施設の特徴と目的、現代のゾウの存在について…と、まじめな授業が15分ほど続きます。ちなみに授業は全て英語。なので英語が苦手な方には集中が必要な時間かもしれません。

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そして最後に!一番重要である、実際にゾウを操るための号令を教わります。号令はいくつかあり、ベーシックな進め・止まれ、右折・左折などの号令から、「水をかけろ!」といういつ使うのか分からない号令まで(笑)。号令を覚えたら、いざ実技のトレーニングのスタートです。

ゾウを操ってみよう

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座学が終わると、早速ゾウさんの背中に乗って実技トレーニングがスタート。「え?そんないきなり乗って大丈夫なの?」と心配になりますが、しっかりと訓練をされたゾウさん達は暴れることなく、号令を聞いてくれます。また訓練中のゾウに乗る場合はプロのゾウ使いが一緒に背中に乗ってくれるので安心。

実技のトレーニングと書きましたが、こちらも立派なゾウ使いのお仕事。ゾウを散歩させて、川まで連れて行き水浴びをさせるんです。自分の号令でゾウを操り、ジャングルを進む体験は格別!木々を潜り抜けたり、崖を登ったりとスリル満点です。

メコン川の洗礼

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散歩をさせていると、メコン川のほとりに到着します。ここで我々は降りてゾウさん達は川の中へ…と思いきや、ゾウさんは筆者を下ろすことなくメコン川の中へ…!

そう、ゾウ使い免許を取得する最後の関門はゾウさん達との水浴びなんです。ここで座学の際に習った「水をかけろ!」の号令が使えるのですが、号令をかけるとゾウさんは背中に向けて鼻から水を吹きかけます。そう、背中に乗っている僕らに直撃なのです。

結果として、全身びしょ濡れになるのですが、そこは一年を通して猛暑なラオス。冷たいメコン川の水が気持ちよく、筆者はゾウさんと一緒に水浴びを楽しんでいました。

ちなみにメコン川の水は茶色いですが臭くは無く、あくまでもこの色は土が溶けて付いた色なんです。もちろんツアー終了後には施設でシャワーも浴びられますのでご心配なく。

ゾウさんにえさやり

さいごに、お散歩を頑張ってくれたゾウさんに餌をあげます。餌やりだって大事なゾウ使いのお仕事です。草を差し出すと起用に鼻を伸ばして受け取ってくれます。こんなに直接ゾウと触れ合うなんて、日本ではなかなかできない体験ですよね。

ちなみに大人のゾウが1日に食べる食事の量はなんと50kg!草をあげてもあげてもキリが無く、ゾウ使いの仕事の大変さも実感できます。ツアー終了の時間まではこうしてゾウさんと触れ合って仲を深めることができるんです。

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この記事を書いたトラベルライター

タイ好きアラサートラベラー
兵庫県生まれ/ニューヨーク・千葉育ち/タイおじさん
都内でマーケのお仕事をしながら、年に4~5回海外旅行、時々出張をし、現在30カ国以上を制覇。
バックパッカースタイルも、ラグジュアリー旅行もどちらも好き。
タイが過ぎすぎて10年で30回以上訪泰。タイ語はお勉強中。

旅の醍醐味は食べること、歩くこと、人と会うこと。
世界中に"お気に入りの場所"と"会いに行ける友人"を持つことがよろこび。
夢は198カ国、全世界制覇!
普通のガイドブックでは得られない情報を皆さんとシェアできればと思います。

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