キリンビール発祥の地であるキリンビール横浜工場では、仕込から濾過、ホップの添加など一連のビール造りの工程を実際に行いながらビールを造る事ができる「ビールづくり体験教室」が開催されています。今回は、そんなビール造り体験教室の予約方法と体験内容の概要についてご紹介します。
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自分だけのビール造りができる「ビールづくり体験教室」
キリンビール横浜工場には、工場見学とは別に自分でビールを造る事ができる体験教室がありますが、体験教室の開催概要、予約方法と造れる品種は以下のようになります。なお、予約方法や人数については2019年6月開催分より新しいルールが適用されます。これまでといくつか変更点がありますが、こちらでは6月開催分以降の内容について紹介します。
ビールづくり体験教室の開催概要
- 開催日:毎週土日、第1水曜日(第3土日を除く)
- 開催時間:9:30~16:30
- 参加費:2名1組10,000円
参加費の10,000円にはビール代、配送費、昼食代が含まれています。ビールづくり体験教室で完成するビールは2人で小瓶(330ml)10本となり、配送先は1ヶ所まで指定できます。
ビールづくり体験教室の予約方法
予約はインターネットによる申込みのみで、開催月の2ヶ月前の上旬を目安にキリンのHP上に開催日が表示されるので、先着順での申し込みとなります。なお、インターネットでの申込みはキリングループの各サービスを利用できる共通の会員ID(キリンID)を取得する必要があります。また、ビールづくり体験教室はクレジットカード決済のみとなっています。
(注2)2名1組での参加ですが、体験教室は1テーブル4~6名で行われます。
(注3)4名もしくは6名で参加する場合はそれぞれ2名1組で申込み、電話で1グループである旨を伝える必要があります。
(注4)上面発酵ビール造りに参加した場合、その液種に関わらず1会員につき年1回となります。
ビールづくり体験教室の詳細及び予約についてはコチラをご覧下さい。
体験教室で造れるビールの品種
ビールづくり体験教室では、発酵後に上に浮いてくる酵母を使用する上面発酵ビールと、発酵後に下に沈む酵母を使用する下面発酵ビールの2つのタイプのどちらかのビールを造る事ができます。
上面発酵ビールはフルーティで華やかな「アルト」「エール」「スタウト」「IPA」「ヴァイツェン」、下面発酵ビールはスッキリ爽快の「赤」「黒」「ピルスナー」「ボヘミアンピルスナー」「ボック」がそれぞれあり、開催日によって上面発酵ビールもしくは下面発酵ビールのどちらかが設定されています。
筆者が参加した日は上面発酵ビールで、エール、アルト、スタウトから各グループが造るビールをそれぞれ選びました。テイストマップは次のようになりますが、筆者はCグループで赤銅色のドイツタイプのアルトを造りました。
*筆者が参加した時点では体験教室当日に各グループ毎に造る液種を決めていましたが、2019年6月以降は申込み段階で造る液種を選択します(希望の液種が造られる開催日を選んで申し込みをします)。
ビールづくり体験教室のタイムテーブルと内容
- 9:40 オリエンテーション
- 10:40 ビールづくり体験①(仕込~ポップの添加)
- 13:10 敷地内にあるレストラン・ビアポートにて昼食
- 14:00 工場見学
- 14:50 ビールづくり体験②(糖度調整~酵母添加、発酵スタート)
- 16:00 閉講式(ビールの試飲)
ビールづくり体験の詳細は後述しますが、まずは体験以外の部分を説明していきます。
9:40 オリエンテーション
受付後、指定されたテーブルに着席してまずはオリエンテーションが行われます。オリエンテーションでは、工場でのビール造りの概要と体験教室でのビール造りの工程を学びます。
13:10〜14:00 昼食及び工場見学
午前の工程が終わると、インストラクターの方がホップ投入後の麦汁煮沸を行っている間にレストラン・ビアポートでの昼食と、工場見学を行います。昼食はオリエンテーション前にハンバーグ、カレーライス、白身魚のムニエルの3種類(2019年3月10日時点)から選びます。
昼食にはソフトドリンクとデザートが付いてきます。また工場見学は通常の工場見学とは少し異なる内容で行われます。なお、通常は工場見学後に試飲が行わますが、ビールづくり体験教室では、ビールづくり後の閉講式中での試飲となります。
16:00 閉講式(ビールの試飲)
ビール造りの全工程終了後は、オリエンテーションを行った最初のテーブルに戻り、試飲と各グループ代表への認定証の授賞式、写真撮影が行われます。試飲は通常のビール工場見学後に行われる試飲と同内容で、ドライバーやアルコールが飲めない方にはソフトドリンクの試飲が3杯迄できます。