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紅葉のライトアップが幻想的すぎる!”六義園”はどんなところ?

取材・写真・文:

2019年11月4日更新

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しだれ桜やつつじの名所としてしられる六義園。紅葉の名所であることももちろんよく知られいますが、紅葉の時期にあわせて行われるライトアップがとにかくすごいんです!幻想的で美しいライトアップは、都内で最もロマンチックな紅葉が楽しめると人気で、混雑必至。そんな六義園、いったいどんなところなのか、見どころを含めてご紹介していきます。

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六義園とは?

  • 出汐湊

駒込駅から歩いて7分、東京都文京区にある都立庭園です。面積は87,000平方メートルで、東京ドーム2個分ほどの大きさ。小石川後楽園とともに、江戸の二大庭園に数えられていた「回遊式築山泉水庭園」です。園内のあらゆるところに、万葉集や古今和歌集に詠まれた名所・旧跡88ヶ所(八十八境)を再現しているのが大きな特徴と言えます。明治時代にはいり、三菱創設者である岩崎弥太郎氏の所有となり、昭和13年に東京に寄付され一般公開となりました。その後昭和28年3月には国の特別名勝に指定されています。

秋の紅葉がとにかく美しい

  • 藤代峠

どの季節もそれぞれの美しさを見せる六義園ですが、とりわけ美しいのは紅葉の季節です。見頃の11月下旬になると、約450本のイロハカエデや約600本のモミジやイチョウが、庭園内を彩ります。

紅葉のライトアップは必見

紅葉の見頃にあわせてライトアップが行われます。期間中は21時まで開園時間が延長され、昼間の六義園とはひと味違った、とても幻想的な姿を楽しむことができます。暗闇に浮かび上がる妖艶な紅葉はもちろん、水面に映し出される紅葉も見事。このうっとりするような美しい姿を一目見ようと、この期間は多くのお客さんで混雑します。

  • 水香江

六義園にはかつて”水香江(すいこうのえ)”と呼ばれる蓮池がありました。「蓮の花が咲く季節には、水までもよい香りがする」という意味でつけられた池です。紅葉のライトアップでは、水香江があった場所に、LEDによる青い光とミストで水の流れを再現。ひと際幻想的な姿で私たちを楽しませてくれます。

ダイナミックなしだれ桜

  • しだれ桜

高さ約15メートル、幅は約20メートルにも及ぶしだれ桜は、六義園のシンボル。正門からはいり内庭大門をくぐってすぐの場所にあります。昼間のしだれ桜もダイナミックで美しいですが、夜に行われるライトアップも見事。期間中は開園時間が21時まで延長され、夜空に浮かび上がる美しいしだれ桜を楽しむことができます。

春にはつつじも咲きます

  • つつじ

元禄時代に起こったつつじの園芸ブームにより、六義園には古品種のつつじが多く植えられました。その名残が現在でものこっており、六義園はつつじの名所でもあります。とくに”藤代峠”の斜面に咲くつつじが大きな見どころ。4月下旬から5月頭にかけて楽しむことができます。

六義園の見どころ

藤代峠

  • 藤代峠

六義園で最も素晴らしい景色を眺めることができるのが、藤代峠です。標高35メートルと庭園内で最も高い山で、てっぺんからのぞむのは六義園の全景。背後には都市のビル群まで見渡します。つつじの季節には、藤代峠の斜面に鮮やかな色をしたつつじが花を咲かせ、こちらも見物です。

渡月橋

  • 渡月橋

「和歌のうら 芦辺の田鶴の鳴声に 夜わたる月の 影そさひしき」の歌から名づけられた石の橋。庭園内の大部分をしめる大泉水にかかります。二枚の平たい大岩をずらして配置されており、ずっしりと重量感とともに趣を感じさせます。細いうえに、雨や雪の日は滑りやすいので、気をつけてお渡りください。

つつじ茶屋

  • つつじ茶屋

つつじ茶屋は、つつじの古木材を用いて建てられたあずまやです。明治期に建てられ、幸いにも戦災を免れました。六義園の正門からは一番遠いところにある山の上にあり、つつじ茶屋から山陰橋のあたりまでは、11月下旬頃には六義園内でもとくに素晴らしい紅葉が楽しめるスポットとして知られています。

滝見茶屋

  • 滝見茶屋

千鳥橋近くにあるあずまやで、六義園の清涼スポットです。名前の通り、小さな滝を眺めることができ、流れる小川のせせらぎに耳を澄ませば”涼”を感じられるでしょう。

吹上茶屋

六義園でひと休みするなら吹上茶屋へどうぞ。池を眺めながら、お抹茶と上生菓子のセット510円(2016年6月現在)をいただくことができます。上生菓子は季節の花をかたどっており、味わいながら四季を感じられるもの。

妹山・背山

  • 妹山・背山

池で一番大きな”中の島”にある築山です。かつて女性のことを妹(いも)、男性を背(せ)とよんでいたことから、この山は男女の間柄を表現しています。残念ながら一般客は山にはいることはできませんが、眺めることはできます。

出汐湊

  • 出汐湊

正門からはいって少し歩くと、出汐湊です。六義園は中心に大泉水があり、この大泉水の池畔のひとつが出汐湊。ここから見る池の眺めがよく、左に小さな蓬莱島、そして右には大きな中の島を見ることができます。

六義園
巣鴨・大塚・駒込 / 庭園
住所:東京都文京区本駒込6丁目地図で見る
電話:03-3941-2222(六義園サービスセンター)
Web:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031....

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この記事を書いたトラベルライター

小さなおでかけから暮らす旅まで
小さなおでかけから暮らす旅まで、知らない場所へ行って街歩きを楽しんだり、可愛いモノをみつけたり、そしてとくにその土地のカフェを巡るのが大好きです。最も長く滞在したソウルでは毎日いろんなカフェに出向いてはつたない韓国語でお店の人と交流するのを楽しんでいました。これからも国内、海外問わず、さまざまな土地へ出向いてお気に入りのお店を見つけたり、その土地の空気を肌で感じていきたいです。
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