台湾最大の空港であり、台湾の玄関口である台湾桃園(とうえん)国際空港。2016年まで、空港から台北市内へはバスやタクシーを使ってアクセスをするのが一般的でしたが、2017年に待望のMRTが開通し、電車でのアクセスが可能となりました!これで、旅行者にとっては台湾がまた一歩身近になりました。今回は、そんな桃園空港MRTをご紹介します!
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2017年に開通!空港から各市を結ぶ便利なMRT
そもそもの桃園空港MRTについて、簡単にご説明を致します。桃園空港MRTが開通したのは、2017年3月。2017年10月現在まだまだできたての新路線で、台湾桃園国際空港第1ターミナル、第2ターミナルと台北駅(台北車站)を結んでいます。加えて、台北市内とは逆方向の桃園市内へもアクセスができるMRTとなっており、台湾国内でも最長のMRTとして誕生しました。
路線図を見ると、その駅数の多さが際立ちます。今後は、いままであまり観光客が足を運ばなかった桃園エリアも観光地候補として名をあげてきそうです。以下より、実際のMRTの利用方法を紹介します。
台湾桃園国際空港についたら、まずは地下階の改札フロアへ
空港の税関を抜けて出口に到達すると、タクシーやバス乗り場の案内表示のほかに、「桃園機場捷運(Taoyuan Airport MRT)」と書かれた案内表示が見つかります。それをたどって、まずは地下にある改札フロアを目指しましょう!
改札フロアにはチケット販売機があり、こちらでチケットを購入することになります。チケット販売機のほかに、台湾のPASMO・SUICA的存在である悠遊カードをお持ちの方用のチャージマシンも、併せて設置がされています。
チケット販売機は、御覧のようにステップバイステップで番号が振られてあり、非常にわかりやすい作りになっています。このチケット販売機の画面上で目的地を選択することになりますので、台北市内へと行かれる方は台北車站を選んでください。
チケットの料金は、空港→市内で160元(約590円)とリーズナブル。特急と普通列車の2種類がありますが、どちらも料金は変わりません。
販売機で無事チケットが購入できると、画像のようなトークンが吐き出されます。台北市内のMRTは、このようなコイン型のトークンが乗車券です。中にはICチップが埋め込まれており、こちらを改札機にかざして通る仕組みになっています。
桃園空港MRTに乗ってみよう!
チケットを購入し、無事に改札内に入れたら、まずはモニターで発車時刻とプラットフォームの番号を確認しましょう。桃園空港MRTには普通列車(commuter)と特急(express)の2種類があります。また、プラットフォームは1(桃園市内方面行き)と2(台北市内方面行き)に分かれていますので、ご注意ください。
MRTの発車時刻とプラットフォームの番号を確認したら、もう1つフロアを下りましょう!
もう1つ下のフロアにあるのが、MRTのプラットフォームのフロアです。ちなみに台湾でプラットフォームは月台と書きます。案内看板には月台と表示がされていますので、そちらを目指して行きましょう。
MRTのプラットフォームはまだまだ新しくて清潔。とても快適な駅になっています。
電車内の様子は?
MRTの車両は、特急と普通で異なります。
まず特急ですが、こちらはシートが縦向きに配置されているシート。中には無料のWi-FiやiPhoneなどの携帯充電ケーブルまで完備されており、旅行者にとっては至れり尽くせりの車両となっています。
対して普通列車はコミューターの名の通り、桃園市内や台北市内へ向かう現地の社会人や学生も乗車をする普通列車です。日本の電車と似たタイプの横向きのシートですが、やはりできたてほやほやの桃園空港MRTの車両はピカピカ!特急・普通列車、どちらに乗っても快適に市内を目指せそうです。
ちなみに所要時間は特急で35分、普通列車で45分前後です。
MRTが到着するのはできたての台北駅舎
台北駅へ到着をすると、とても開放的な駅舎が出迎えてくれます。こちらも桃園空港MRT開通に合わせて建設された全く新しい駅舎で、台北MRTのある駅舎からは西側に歩いて10分ほどの位置にあります。乗り換え時はずっと地下道を歩いて向かうこともできるので、雨の日も安心ですね!
- 台湾桃園国際空港
- 台湾 / 駅・空港・ターミナル
- 住所:No. 9, Hangzhan S Rd, Dayuan District, Taoyuan City, 台湾地図で見る
- Web:http://www.taoyuan-airport.com/japanese