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④仙行者
中鳥居から仙行者までの道のりは、より一層、岩が多くなっていきます。
むき出しになった滑りやすい岩肌を上っていくところもあれば、足元にゴロゴロと岩があって足の置き場に困る場所などが増えてきます。
慎重に岩の道を登り進めていくと、女人堂から山頂までのおよそ2/3の位置にあたる「仙行者」に到着します。
かつて、この付近は、修験者が雨露をしのぎ、寝泊りをした籠り堂があった場所とされています。
ここから先は山頂までのラストスパートで、より厳しい道となっていくので、当時の修験者や歴史に思いを馳せながら、ゆっくりと休み、再び歩きだしましょう!
⑤三角山神社本殿(山頂)
仙行者を過ぎてからも、岩の道は続きます。
途中、用瀬アルプスへと続く縦走ルートの分岐点が出てきます。
おおなる山や洗足山など他の山々も気になるところですが縦走ルートは約7~8時間の時間と、登山難易度中級くらいの実力を要するので、また次の機会にし、予定通り三角山頂上へと進みます。
頂上への道は、これまでの道のりのなかで、岩が一番多いです。
ここまでくるとさすがに足だけでは岩をのぼっていくことが難しく、手をはじめ体全体を使って、巨石をのぼっていきます。
岩、岩、岩というほどの岩が連続する道をのぼりきると、ようやく最後の登りである石段がみえ、そちらを乗り越えると、三角山神社山頂(奥宮)本殿に到着です。
これまでの道のりも非常に岩が多かったですが、本殿の周りも岩や石がたくさんあります。
なかでも、本殿を取り囲むようにある配置されている巨石の数々には、驚きと共に、どうやってこんな大きな岩を山頂まで運んだのかという不思議さも感じられました。
巨石にはそれぞれ名前があり、1つ1つがとても大きく、見ごたえがあります。
本殿の正面ある岩を超えると、視界が開け、用瀬アルプスの山々や市街を一望することができ、眺めも大変素晴らしいです。
参拝と合わせて、神聖さが感じられる巨石や、美しい景色もぜひ楽しまれていって下さいね。また、下山後は下山届の提出をお忘れないよう、お気を付け下さい♪
おわりに
初心者でも手軽にアクティブな登山を楽しめる「三角山」はいかがだったでしょうか?標高が低いので、短時間で登ることができ、荷物も少なくて済みます。
また周囲には、用瀬アルプルをはじめ、他にもたくさんの山があるので、体力や時間に余裕があれば合わせて楽しむこともできます。
鳥取県東部の低山のなかでは、登り甲斐・見応え共にかなりオススメなので、ぜひチャレンジしてみて下さいね!