この記事の目次表示
【5】冷やしラーメン
山形県のご当地グルメとして知られている「冷やしラーメン」。冷やし中華のスープありバージョンというわけではなく、温かい醤油ラーメンを冷たくしたものです。スープはもちろん麺も冷たく、お店によっては氷を入れて提供されます。暑い夏だけではなく冬でもいただくことができるラーメンで、お土産用の「冷やしラーメン」も販売されるほど人気です。
冷やしラーメンのおすすめ店 栄屋本店(山形市)
- 出典:tripnote.jp冷しラーメン(税込810円)
栄屋本店は冷やしラーメン発祥のお店。「そばの冷たいのはあるのに、中華そばの冷たいのは作れないのか」とのお客さまの言葉に応えるように一年をかけて研究をし、昭和27年にメニューとして誕生した”冷やしラーメン”は、コクがあるのにさっぱりとした味わいです。
- 栄屋本店
- 山形市 / ラーメン / ご当地グルメ・名物料理 / ランチ / 一人旅 / 夏のおすすめ観光スポット / 冷やしラーメン / 鳥中華
- 住所:山形県山形市本町2-3-21地図で見る
- 電話:023-623-0766
- Web:https://sakaeyahonten.com
【6】赤湯からみそラーメン
山形県で人気のご当地ラーメン「赤湯からみそラーメン」。味噌ラーメンに真っ赤な辛味噌をトッピングした料理です。辛いものがそれほど得意ではない方でも食べられるように、辛味噌はスープに混ぜるのではなくラーメンの上に置かれています。
赤湯からみそラーメンのおすすめ店 龍上海赤湯本店(南陽市)
赤湯からみそラーメンを考案したのが、南陽市にある「龍上海」です。売れ残ったスープを自宅へ持ち帰り味噌汁にしていましたが、息子さんがその味噌汁に麺を入れたことがキッカケとなって、試行錯誤の末に誕生しました。
人気No.1の看板ラーメンはやっぱり「赤湯からみそラーメン」。辛味噌の辛味とスープの旨味がなんとも言えない絶妙なハーモニーで、クセになる味わいです。自家製にこだわったモチモチの麺はスープとの相性もよく、全国からファンが訪れる人気店です。
- 龍上海赤湯本店
- 南陽市 / ラーメン / ご当地グルメ・名物料理 / ランチ
- 住所:山形県南陽市二色根6-18地図で見る
- 電話:0238-43-2952
- Web:https://ryushanhai.com/
【7】ひっぱりうどん
村山地方が発祥と言われる郷土料理。寒い冬に身体が温まるよう、ゆで上がったうどんを鍋や釜からそのままひっぱって、各々の器に入れて食べるスタイルのことを言います。タレには醤油、納豆、サバ缶、卵黄、そして薬味はネギなどをトッピングしていただきますが、この納豆とサバ缶のコンビネーションが絶妙!家庭によってさまざまにアレンジして楽しまれているメニューです。
【8】鳥中華
- 出典:www.photo-ac.com冷たい鳥中華
山形県のご当地ラーメンのひとつ「鳥中華」。発祥は山形県天童市にある「手打 水車生そば」と言われており、蕎麦屋のラーメンとして知られています。もともとはお店のまかないだったもので、蕎麦つゆに使われる和風だしのスープに中華麺を入れたもの。トッピングは鶏肉や天かす、ネギ、海苔が一般的です。「冷たい鳥中華」を提供するお店も存在します。
鳥中華のおすすめ店 手打 水車生そば(天童市)
- 出典:tripnote.jp
鳥中華発祥のお店として知られる「手打 水車生そば」は、文久元年創業のそば店。大きな水車が目印の店で、店内に入ると、右手で店主が蕎麦をうっている様子が見られます。江戸時代から使用し続けている器具で実の選別を行い、水車の石臼でそばの実を挽いているそう。
メニューには「元祖鳥中華」と書かれており、蕎麦つゆベースの優しい味わいの鳥中華がいただけます。
- 水車生そば
- 天童市 / そば / ご当地グルメ・名物料理 / ランチ / 板そば / 鳥中華
- 住所:山形県天童市鎌田本町1丁目3-2地図で見る
- 電話:023-653-2576
- Web:http://www.suisyasoba.com/
【9】冷たい肉そば
山形県河北町の名物料理で、河北町では約20店舗で「冷たい肉そば」を提供しています。「冷たい肉そば」は一年を通して提供されており、河北町のお蕎麦屋さんでは冬でも「温かい肉そば」より「冷たい肉そば」を注文するお客さんが多いのだそう。スープは常温から冷えたものまで存在しますが、原点となる河北町では常温が好まれています。そして具材は鶏肉のチャーシューとネギが一般的です。
冷たい肉そばのおすすめ店 白鳥十郎そば本舗(河北町)
河北町にある蕎麦の名店のひとつ「白鳥十郎そば本舗」。他のお蕎麦屋さんと比べてメニューのラインナップが幅広いことで知られています。「冷たい肉そば」単品もおすすめですが、こちらのお店では「冷たい肉そば」にミニソースかつ丼がついた「谷地名物セット」が人気です。またお餅も名物で、人気No.1のなっとうもちの他、あんこ、ごま、きなこなどがあります。
【10】板そば
- 出典:tripnote.jp大久保そばの板そば(並)750円、げそ天250円、天ぷら(一皿)650円
山形県内陸部で広く食べられている蕎麦で、長い板の上に1人前~数人前を盛りつけたもの。山形県の村山地域で農作業や集会のあとに提供された「振る舞いそば」が由来とされています。通常の蕎麦より麺が太いのが特徴で、いわゆる田舎そばと言われる薄黒い麺です。そして見た目より薄味のつゆをたっぷりとつけていただきます。
板そばのおすすめ店 焔藏 山寺店(山形市)
- 出典:tripnote.jp芋煮小鍋板そば(税込1,598円)
山形県を代表するパワースポット「立石寺」に近く、JR山寺駅から歩いてすぐのところにある「焔藏(えんぞう)」は、山寺の宿坊「おのや」の伝統を継承したそば屋。最上地方にある大蔵村産のそば粉を使った手打ちそばを提供しています。
人気メニューは「板そば」に「芋煮」がついた「芋煮小鍋板そば」。里芋と牛肉、ネギを醤油味で煮込んだ芋煮は食べ応えがあります。板そばはそばつゆだけでなく、芋煮の醤油だしにつけて食べるのもおすすめです。
- 山形蕎麦の焔藏 山寺店
- 山形市 / 和食 / 郷土料理 / そば / ご当地グルメ・名物料理 / ランチ / 女子旅 / 一人旅 / 肉そば / 板そば / 冷やしラーメン / 鳥中華
- 住所:山形県山形市山寺4273-1地図で見る
- 電話:023-665-4770
- Web:https://www.enzou.jp/
【11】米沢ラーメン
山形県米沢市のあたりで食べられるご当地ラーメン。鶏ガラと煮干しを使ったあっさりとした醤油味のスープに、細打ちのちぢれ麺が特徴です。米沢市内では「米沢ラーメン」を掲げるお店が100店舗ほどあるそう。食べ飽きない味でファンが多いラーメンです。
米沢ラーメンのおすすめ店 支那そば 熊文(米沢市)
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by Ttsuchitori CC BY-SA 4.0 from Wikimedia Commons
米沢ラーメンの人気店のひとつで平日でも行列ができるほど。しかしラーメンが提供されるのが早く、回転は早いです。メニューに「米沢ラーメン」があるわけではなく「中華そば」が米沢ラーメンのこと。王道の米沢ラーメンはあっさりしていますが、味わうほどにコクを感じる一杯で、チャーシューの美味しさも人気です。
【12】笹巻き
主に5月5日の端午の節句に食べられる郷土料理ですが、笹の新葉が出る春〜初夏にかけてもよく作られます。作り方は浸水したもち米を笹の葉で巻き、結びひもで結んで熱湯で茹で上げ完成です。
中身が白い笹巻きと、黄色の笹巻きがあり、黄色い笹巻きは灰汁(あく)で煮込むことでもち米が黄色になります。笹の葉で包まれているため、爽やかな笹の香りを楽しめるのも特徴で、きなこや黒蜜をかけていただきます。
【13】稲花餅(いがもち)
- 出典:tripnote.jp稲花餅
蔵王温泉の伝統的な和菓子です。もち米とうるち米を練った餅の中に、甘さ控えめの餡を入れ、天然の熊笹の葉に乗せたもの。蒸し立てはとても柔らかくもちもちしています。黄色に着色されたお米がアクセントの可愛らしい「稲花餅」は、一口でいただける大きさなのも嬉しいですね。蔵王温泉ではさまざまなお店で購入することができます。
【14】孟宗汁(もうそうじる)
鶴岡出身の作家である藤沢周平氏も「5月になると思い出す」と語った、鶴岡市に初夏の訪れを告げる郷土料理。掘りたての孟宗(孟宗筍)というたけのこを、味噌と酒粕で仕立てたものです。
鶴岡市にある「湯田川温泉」は孟宗の名産地。毎年4月下旬〜6月初旬頃にかけて「孟宗まつり」を開催し、温泉街の各旅館では孟宗汁をはじめとした様々な孟宗料理を提供します。また孟宗掘り体験や孟宗朝市も開催され、この時期は県外からも多くの人が訪れ賑わいます。
【15】塩引きずし
- 出典:www.maff.go.jp出典:農林水産省Webサイト(塩引きずし)
山形県米沢市を中心に作られている郷土料理。名前のとおり塩引き(塩漬け)した鮭の押し寿司で、海から遠いため鮮魚がなかなか手に入らないことから生まれた料理です。塩引きした赤い鮭と、白いご飯とのコントラストが「紅白」でめでたいと、地元ではお正月やお祝いのときに食べる習慣があります。
米沢市内のお寿司屋さんやレストランで提供しているところがあるほか、お土産屋さんなどで購入することもできます。
【16】寒鱈汁(どんがら汁)
- 出典:www.maff.go.jp出典:農林水産省Webサイト(どんがら汁・寒鱈汁)
寒の時期に日本海でとれる真ダラのことを「寒ダラ(寒鱈)」と呼んでいます。「どんがら汁」は、寒ダラの身や頭、はらわたなどを味噌仕立てで煮込んだ豪快な料理で、魚を余さずに食べる庄内地方の漁師料理として伝えられてきました。
鶴岡市や酒田市では毎年冬になると「寒鱈まつり」が開催され、庄内の冬の風物詩として知られています。お祭りでは「寒鱈汁」はもちろん、さまざまなお店が出店し、厳しい寒さのなか食べ歩きを楽しむ人たちで賑わいます。
【17】塩くじら汁
- 出典:www.maff.go.jp出典:農林水産省Webサイト(塩くじら汁)
新ジャガの出回る季節になると食卓に上がる「塩くじら汁」。鮮魚などなかなか手に入らなかった山間部において貴重なタンパク源だった塩くじらと、新ジャガ、季節の野菜などを一緒に煮込んだ汁もので、夏のスタミナ食として知られています。家庭により醤油や味噌、酒粕など味付けはさまざま。地域によっては「いるか汁」とも呼ばれています。
【18】鯉のうま煮
山形県米沢市は山に囲まれ動物性たんぱく質をとるのが難しく、栄養不足を補うために鯉の養殖がはじまったと言われています。食用の「米沢鯉」は米沢牛とならぶ名産品となっており、米沢市の鯉料理の代表格が「鯉のうま煮」です。鯉を醤油、酒、砂糖などで甘辛く煮込んだもので、山形県内のスーパーで購入することができます。
【19】弁慶めし
- 出典:www.photo-ac.com弁慶めし
味噌をぬって香ばしく焼き上げたおにぎりに、山形青菜をつかった山形県を代表する漬物のひとつ「青菜漬(せいさいづけ)」を巻いた郷土料理です。名前の由来には諸説ありますが、どれも源義経と武蔵坊弁慶にまつわるもの。山形県のコンビニでは定番のおにぎりとして「弁慶めし」が販売されているので、観光の合間に購入してみてはいかがでしょうか。
【20】米沢牛
山形県米沢市がある置賜地方3市5町を生産地とする黒毛和牛。一定の基準を満たすことで米沢牛と認められます。松坂牛、神戸牛と並ぶ「日本三大和牛」のひとつに数えられ(諸説あり)、日本が誇るブランド和牛のひとつです。米沢牛の特徴はきめ細やかな霜降り。その美しさは大理石と表現されるほどで、まさにとろけるような味わいが楽しめます。
焼肉やステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ハンバーグ、ハンバーガー、肉寿司など、山形県内のレストランではさまざまな食べ方で米沢牛を味わうことができます。
米沢牛のおすすめ店 米澤牛DINING べこや(米沢市)
黒毛和牛の最高峰・米沢牛を、焼肉やステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどでいただけます。平日のお昼は焼肉ランチや米沢牛すきやき重などをお得な価格でいただけて嬉しい!古民家を移築した趣のある店内で、とろけるような米沢牛を味わうことができます。
- 米澤牛DINING べこや
- 米沢市 / 焼肉 / ご当地グルメ・名物料理 / ランチ / ステーキ / すき焼き
- 住所:山形県米沢市東3-2-34地図で見る
- 電話:0238-24-2788
- Web:http://www.yonezawagyudining.jp/
【21】赤かぶ漬け
綺麗なピンク色をした「赤かぶ漬け」は、江戸時代からつづく伝統野菜「温海かぶ」をはじめとする赤かぶを使った、山形県を代表する漬物です。ほかの漬物ではなかなか感じられないパリパリとした食感に、甘酸っぱさとほのかな辛味が感じられ、ご飯にとてもよく合います。とくに秋冬の時期は、山形県内の飲食店などで料理に添えられて提供されます。旅行客には山形県のお土産としても人気です。