青山・表参道周辺は東京の中でもとっても人気のあるエリアの一つ。話題のショップやカフェも多く、充実した街歩きが楽しめます。でも知らないうちに歩き疲れちゃったなんてこともありますよね。そんな時にぜひ立ち寄りたい、とっておきの癒やされスポットをご紹介します。
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【1】テラス席で優雅なひと時を♪「ヨックモック青山本店」
目印は鮮やかなブルーのタイル!
ヨックモックの「シガール」といえば、長く愛されてきた人気の洋菓子の一つです。「葉巻」という意味の名前のとおり、くるっと細く巻かれたバター風味たっぷりのクッキー。そのシガールで有名な「ヨックモック」の本店は南青山にあり、美しいブルーのタイルの外観が印象的。正面には大きな門がどっしりと構えています。
ゆったりするなら「BLUE BRICK LOUNGE(ブルー・ブリック・ラウンジ)」のテラス席へ
「ヨックモック青山本店」ではヨックモックの様々な洋菓子やお土産を買うことができる他、そのすぐ横には「BLUE BRICK LOUNGE」というカフェが併設されています。
「BLUE BRICK LOUNGE」の中に入ると、中庭にはテラス席があります。通りに面しているにもかかわらず、テラス席の空間に足を踏み入れると、そこはゆったりとした特別な場所に感じられます。完全に屋外の席になるので開放感も抜群! 筆者がお店を訪れた時はちょうど寒さ真っ只中の時期でしたが、屋外用の大きなストーブがテーブルのそばに据えられていました。
ランチにはおしゃれでおいしいガレットがおすすめ♪
ランチはローストビーフやラザニア、キッシュなどおいしそうなメニューが目白押し!中でもガレット(そば粉のクレープ)は種類も充実しており、どうやらこちらのイチオシメニューのようです。
筆者が頼んだのは「平日限定ランチセット」のガレット。
アルコールがOKな方は、ガレットと一緒にシードルなんていかがでしょう?テラス席のゆったりとした雰囲気の中、とっても贅沢な気分が味わえちゃいますよ♪ちなみに「BLUE BRICK LOUNGE」を利用すると「シガール」がひとり一本ついてくるんです。
青山本店で買いたいおすすめはコレ!
ランチの後は、ぜひ隣接する本店にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか?おなじみの「シガール」はもちろんですが、洋生菓子やヨックモックの焼き菓子の詰め合わせなど種類も豊富!
そんな中、筆者がおすすめしたいのは「シガール アイスクリーム」。
シガールの中にアイスクリームが詰まった、なんとも贅沢なスイーツ。定番の「バニラ」と「チョコレート」に加え、季節に応じて「マンゴー」や「カフェ」などのフレーバーがあります。ちなみに筆者は「カフェ」を試してみましたが、シガールのサクサク感はそのままに、至福の時を味わえましたよ♡
- ヨックモック青山本店「BLUE BRICK LOUNGE」
- 原宿・表参道・青山 / カフェ・喫茶店 / ランチ / ガレット
- 住所:東京都港区南青山5-3-3地図で見る
- 電話:03-5485-3340
- Web:https://www.yokumoku.co.jp/
【2】のんびり癒やされるなら東急プラザ「おもはらの森」
表参道はオシャレなビルやショップなどが多く、たくさんの人で賑わう場所です。その分どこも混み合っていて、なかなか落ち着いてゆっくりできる場所がありません。そんな中、じつは案外知られていない、ちょっとした穴場の安らぎスポットがあるんです。
場所は「ラフォーレ原宿」の向かい側にある「東急プラザ」の中。6Fにあるスターバックスの横から「おもはらの森」と呼ばれる屋上スペースに自由に出入りすることができるのです。
「おもはらの森」に出ると、ここが表参道とは思えないくらい静かで、緑豊かな空間が広がっています。街の喧騒がまるで嘘みたい!中央の休憩スペースには可愛らしいオブジェが飾られ、様々な色や模様の椅子が置いてあります。また、木々にも季節のオーナメントがぶら下げられ、思わず和んでしまいます。
寒い時期、建物側には屋外用のストーブも据えられているので、寒がりな方はこちらのベンチがよいかもしれません。
端の方は階段状になっているので、そこに座って寛いでいる人もいましたよ!皆さんそれぞれ、買ってきたモノを片手に、思い思いの時間を過ごしていました。また小さなお子さん連れの方も、カフェやレストランだとつい気を遣ってしまって、なかなかゆっくりとできないものですが、ここならそんな心配もご無用です。
- 東急プラザ「おもはらの森」
- 原宿・表参道・青山 / 公園
- 住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3地図で見る
- Web:https://omohara.tokyu-plaza.com/
【3】凛とした空気に癒される「明治神宮御苑」
「明治神宮」はこんなところ
「明治神宮」は明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社で、1920年に完成しました。「明治神宮」といえば、まさに東京を代表するスポット。国内外からの参拝者も絶えることがありません。
鳥居をくぐると、そこには静謐な世界が広がり、たくさんの人で賑わう原宿のすぐそばにあるとは信じられないくらい!欝蒼とした森が奥の本殿まで続き、凛とした空気が漂っています。これだけでも気持ちが浄化されるのですが、さらにゆったりと癒やされたいなら敷地内にある「明治神宮御苑」がおすすめです。
「明治神宮」の参道を歩いていくと
JR原宿駅側から南参道を行くと左手に「明治神宮御苑」の東門があります。筆者が訪れた時は閉鎖されており、少し先の北門からのみ入れるようになっていました。東門を過ぎたところには、全国各地の酒造家から献納された「清酒菰樽(せいしゅこもだる)」がズラリ!
そしてその向かい側にはたくさんの「葡萄酒樽」。こちらはフランス・ブルゴーニュ地方の醸造元から献納されたもの。なんでも、明治天皇は日本の伝統を守りつつ、西洋文化も積極的に採り入れられた方なのだそうで、食に関しても洋食やワインを好まれたのだとか。
さらに少し先には、日本で最も大きな木造の「明神(みょうじん)鳥居」があり、この大鳥居をくぐった左手に「明治神宮御苑」北門があります。
「明治神宮御苑」でのんびりした時間を
「明治神宮御苑」は江戸時代初期以来、熊本藩主加藤家、彦根藩主井伊家の下屋敷の庭園でした。1868年の明治維新後は皇室の御料地となり、明治天皇と昭憲皇太后もたびたび足を運ばれたといいます。
入園には御苑維持協力金として¥500かかりますが、中には想像以上に自然豊かな空間が広がっており、一年を通して様々な鳥や植物に出会うことができます。なんとこんな都会の真ん中なのに、カワセミもいるんだそうですよ!
隔雲亭(かくうんてい)
隔雲亭は数寄屋造り(すきやづくり)の木造家屋で、明治天皇が昭憲皇太后のご休憩所として思し召しになりました。皇后様は行啓の折にはいつもこちらで休憩なさったのだとか。
南池(なんち)
南池は隔雲亭から見下ろせる自然の古池で、なんと約2,400坪もあるんです。奥にある清正井(きよまさのいど)が主な水源となっています。池の周りは生い茂る木々で覆われ、まるで森の中にでもいるような気分。
あちらこちらにベンチがあるので、のんびりと散策しながら自然を満喫するのも気持ちがいいですよ♪
清正井(きよまさのいど)
以前パワースポットとして有名になった「清正井」。ここでは一年を通して、こんこんと清水が湧き出しています。名将として名高いだけでなく、城造りや治水・干拓の技術にも優れていたといわれる、熊本藩主の加藤清正が掘った井戸と伝えられています。その真偽の程は不明ですが、青く澄んだ湧き水が都内で今も湧き続けているというだけでも、なんだかパワーをもらえるような気がしますね。
まとめ
青山・表参道周辺のとっておきの癒されスポットはいかがでしたか? いろんな話題のお店を巡るのは楽しいけれど、いざ一休みしたいときにホッとできる場所って案外見つからないものです。そんなときにはぜひ立ち寄ってみてくださいね。