「偕楽園」とその周辺にある人気名所「笠間稲荷神社」「千波湖」「弘道館」「常陸国出雲大社」を1日でめぐる日帰り観光モデルコースをご紹介!ランチもあんこうや納豆、奥久慈しゃもなど茨城名物を味わう、おすすめ旅行プランです。
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午前:人気のパワースポット「常陸国出雲大社」「笠間稲荷神社」へ
まずは笠間市にある縁結びの神様「常陸国出雲大社」へ。続いて庶民の神様として親しまれている「笠間稲荷神社」を拝観しましょう。
しめ縄の大きさに驚く「常陸国出雲大社」
「常陸国出雲大社」は縁結びの神様である大国主大神を祀る神社。訪れるとまず驚くのは、拝殿に掛けられたしめ縄の大きさです。長さは16m、重さは6tあり、島根の出雲大社のしめ縄を上回る大きさだそう。
大社の左手に進んでいくと、巨大な大国主命(おおくにぬしのみこと)が鎮座し、その手のひらには少彦名命(すくなびこなのみこと)の姿が。二神は一緒に国造りをされたと伝えられています。
なお1992年に出雲大社より勧請(分霊)された常陸国出雲大社ですが、現在は独立し、別の宗教団体となっています。
- 常陸国出雲大社
- 茨城 / 神社 / パワースポット / 縁結びスポット
- 住所:茨城県笠間市福原2001地図で見る
- 電話:0296-74-3000
- Web:http://www.izumotaisha.or.jp/
創建1350年を数える古社「笠間稲荷神社」
常陸国出雲大社の次に訪れる「笠間稲荷神社」は飛鳥時代に創建され、1350年以上もの歴史をもつ神社。庶民の神様として知られ、年間350万人以上の参拝者で賑わいます。
境内にある藤樹は樹齢400年にもおよび、昭和42年(1967年)に県の天然記念物に指定されました。例年4月下旬〜5月中旬に見頃を迎え、境内が鮮やかに彩られます。
- 笠間稲荷神社
- 茨城 / 一人旅 / 観光名所 / 神社 / パワースポット / 花畑(4月) / 花畑(5月) / 藤の名所
- 住所:茨城県笠間市笠間1番地地図で見る
- 電話:0296-73-0001
- Web:http://www.kasama.or.jp/
ランチ:「山翠」で茨城名物グルメがおすすめ
- 出典:tripnote.jp元祖あんこう鍋(1人前税込3,996円~)
笠間稲荷神社への参拝を終えたら、水戸市へと移動してまずはランチにしましょう。おすすめはあんこうや納豆、奥久慈しゃもなどの茨城名物を味わえるお店「山翠(さんすい)」。週末には地元の方をはじめ、観光客を中心に行列ができます。
人気の「あんこう鍋」(※10月上旬~4月下旬)は、特製の地味噌にあんこうの肝をすりこみ、炭火であぶった焼き味噌で味付けした一品。あんこうの身や皮、肝など、7つの部位と野菜が入っており、あん肝の濃厚な風味がたまりません。
また茨城県北部・大子町(だいごまち)で生産されている「奥久慈しゃも」を使ったしゃも鍋(1人前税込2,700円~)や山椒焼きなどを提供しているほか、納豆天ぷら(税込648円)やいわし納豆(税込756円)といった納豆料理も楽しめます。
- 山翠
- 茨城 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理 / 納豆
- 住所:茨城県水戸市泉町2-2-40地図で見る
- 電話:029-221-3617
- Web:http://www.sansui-mito.com/
午後:水戸市の人気名所「偕楽園」「千波湖」「弘道館」を巡ろう
山翠の茨城グルメでお腹を満たした後は、梅の名所として有名な「偕楽園」へ。隣接する「千波湖」もあわせて散策した後は、日本遺産認定を受けた藩校「弘道館」を見学してみましょう。
四季折々に花を咲かせる「偕楽園」
「偕楽園」は、天保13年(1842年)7月、水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により造られました。造園の際、斉昭公自ら構想を練り、七面山を切り開いて創設させたと言われています。
偕楽園という名前は、「古の人は民と偕に楽しむ、故に能く楽しむなり(昔の人は、王も民もともに楽しんだ。ゆえに喜びも一層だった。の意)」という、中国の古典『孟子』の一節から名づけられています。
13haに及ぶ広大な敷地には、約100種類3,000本の梅が植えられており、梅の名所として広く知られています。2月下旬から3月にかけての梅まつりを皮切りに、桜、つつじ、秋には萩、初冬には二季咲桜と、季節に応じてたくさんの花々が訪れる人を楽しませてくれます。
- 偕楽園
- 茨城 / 庭園 / 梅の名所
- 住所:水戸市常磐町1-3-3地図で見る
- 電話:029-244-5454(偕楽園公園センター)
- Web:https://ibaraki-kairakuen.jp/
のんびり散策が楽しめる「千波湖」
偕楽園を散策した後は、隣接するひょうたんのような形をした「千波湖」へ。周囲に散策路が整備されており、湖を眺めながら散策が楽しめます。
湖周辺には水戸黄門の像が建てられた「黄門像広場」や湖を眺めながらお茶や食事をいただける「好文cafe」、蒸気機関車の展示にフィールドアスレチックなどもあり、休日ともなれば家族づれや観光客で賑わっています。
また「千波湖せせらぎ広場」では川遊びができるので、夏におすすめです。
- 千波湖
- 茨城 / 川遊び / 湖 / ツーリング
- 住所:水戸市千波町 千波湖地図で見る
- 電話:029-232-9214
- Web:https://mitokoumon.com/facility/park/senbako/
日本最大の藩校「弘道館」
千波湖でのんびり散策を楽しんだあとは、天保12年(1841年)に水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公が創立した、日本最大の藩校「弘道館」を訪れましょう。平成27年(2015年)には「近世日本の教育遺産群」として日本遺産に、また正門や正庁、至善堂は国の重要文化財に指定されています。
敷地内には約60種800本の梅が植えられており、偕楽園と並んで茨城県の梅の名所としても知られています。
- 弘道館
- 茨城 / 建造物 / 観光名所 / 歴史的建造物 / 梅の名所
- 住所:茨城県水戸市三の丸1−6−29地図で見る
- 電話:029-231-4725
- Web:https://www.ibarakiguide.jp/kodokan.html