金沢の街を歩いていると、まるで建物博物館のように近代建築やレトロな洋風の建物に出会うことができます。第二次世界大戦の空襲を免れた金沢には、歴史的建造物が今も多く現存しているんですね。観光の途中に少し、通りに建つ建物に目を配ってみてください。思わず写真を撮りたくなってしまう建物が見つかりますよ。
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【1】金沢文芸館
ひがし茶屋街や主計町茶屋街にも近い、金沢市橋場町交差点に建ちます。2004年に国登録有形文化財に登録されました。建築されたのは昭和4年(1929年)。もとは銀行だった建物を金沢市が改修し、現在は文芸館として利用されています。当時の雰囲気をそのまま活かした外観はとってもお洒落。この辺りを歩いている「あの素敵な建物はなんだろう?」と一目みて、それだとわかります。日没から夜10時までのライトアップも美しい。
- 金沢文芸館
- 金沢市 / 建造物 / 雨の日観光 / 穴場観光スポット / 歴史的建造物
- 住所:石川県金沢市尾張町1-7-10地図で見る
- 電話:(076)263-2444
- Web:http://www.kanazawa-museum.jp/bungei/
【2】町民文化館
明治40年(1907年)に金沢貯蓄銀行として建てられました。昭和51年7月に北陸銀行尾張町支店としての役割を終了し、現在は町民文化館として利用されています。外観は黒漆喰仕上げの塗篭土蔵造り、内部は白漆喰仕上げで和洋折衷。館内には旧銀行の窓口や頭取室がそのまま展示されており、当時の様子に思いを馳せることができます。開館は土日祝のみ、入館は無料。 年に4回の企画展示と季節展示(天神堂・雛飾り・端午の節句)を通して、昔の生活や「金沢ならでは」の資料を中心に紹介しています。石川県の有形指定文化財に登録されています。
- 町民文化館
- 金沢市 / 建造物 / 歴史的建造物
- 住所:石川県金沢市尾張町1丁目11−8地図で見る
- 電話:076-222-7670
- Web:http://www.owaricho.or.jp/places/bunka.html
【3】金沢くらしの博物館
もとは明治32年(1899)に、石川県第二中学校の校舎として建てられた木造校舎です。 昭和53年(1978)6月に金沢市民俗文化財展示館として開館し、町家のくらしを思わせる生活用品などを展示。その後、親しみやすい名称にしようと「金沢くらしの博物館」になりました。年に4回の企画展示と季節展示を通して、昔の生活や金沢ならではの資料を中心に紹介。金沢市の指定文化財に登録されています。
- 金沢くらしの博物館
- 金沢市 / 建造物 / 博物館 / 穴場観光スポット / 歴史的建造物
- 住所:石川県金沢市飛梅町3−31 紫錦台中学校敷地内地図で見る
- 電話:076-222-5740
- Web:http://www.kanazawa-museum.jp/minzoku/
【4】西検番事務所
金沢三大茶屋街のひとつ、にし茶屋街に建ちます。2003年(平成15年)7月1日に国登録有形文化財に指定されました。建築されたのは大正11年(1922年)。芸妓衆の稽古場兼、管理事務所として建てられたもので、洋風の事務所棟と、中庭を隔て背後に木造2階建ての和風の稽古場から成ります。明治期に流行したバージボードつきの玄関ポーチが特徴的。現在は会議やイベントに利用されるほか、今でも芸妓さんの稽古場として利用されることがあります。
- 西検番事務所
- 金沢市 / 建造物 / 歴史的建造物
- 住所:金沢市野町2丁目25番17号地図で見る
- Web:http://www4.city.kanazawa.lg.jp/11104/bunkazaimain...
【5】北陸学院ウィン館
明治21年(1888年)に建てられた、金沢に現存する最古の異人館。兼六園近くにある北陸学院内に建ちます。プロテスタントのアメリカ人宣教師トマス・ウィンが、宣教師会議や家族の宿舎などに利用するために建築したもので、現在は北陸学院が所有。北陸学院ウィン館として一般公開し、北陸学院の歴史史料を展示しています。昭和58年(1983年)に金沢市指定保存建造物に登録されました。
- 北陸学院ウィン館
- 金沢市 / 建造物 / 歴史的建造物
- 住所:金沢市飛梅町1番10号地図で見る
- Web:https://www.hokurikugakuin.ac.jp/130/event/win.htm...
【6】石川県立歴史博物館
赤レンガ建物3棟から成る「石川県立歴史博物館」。かつて陸軍兵器庫として建てられ、戦後は金沢美術工芸大学として使われていました。そして昭和61年(1986年)に石川県立歴史博物館として開館するにあたり、外観は創建当時の姿を忠実に復元し、内装は建物の文化財としての価値を尊重しながら新装。平成2年(1990年)には国の重要文化財に指定され、翌年には日本建築学会賞を受賞しました。
- 石川県立歴史博物館
- 金沢市 / デート / 観光名所 / インスタ映え / 博物館 / 桜の名所 / 歴史博物館
- 住所:石川県金沢市出羽町3−1地図で見る
- 電話:076-262-3236
- Web:http://ishikawa-rekihaku.jp/
【7】石川県庁舎石引分室
明治31年(1898年)に旧陸軍の将校クラブとして、金沢市大手町に建てられた木造2階建て。明治42年(1909年)に兼六園すぐそばの現在地に移転し、増改築が加えられ現在の姿になりました。マンサ-ド風の屋根を持つ中央棟、そして左右に寄棟の翼屋がつく左右対称型。明治期の庁舎建築をよく表しています。土日祝には日没〜22:00までライトアップされ美しさを増します。平成9年(1997年)12月12日に国登録有形文化財に指定。
【8】石川四高記念文化交流館
香林坊大和のすぐそば、いしかわ四高記念公園内に佇む美しい赤レンガ造りの建物。明治24年(1891年)に建築され、明治26年から約60年のあいだ旧制高等学校(中学校)として使用されていました。石川四高記念文化交流館は、四高の歴史と伝統を伝える展示や旧四高の教室を多目的に利用できる「石川四高記念館」と、室生犀星など石川県ゆかりの文学者の資料を展示する「石川近代文学館」で構成されています。石川近代文学館は有料ですが、石川四高記念館は入館料無料。日没~22:00までは建物を浮かび上がらせるライトアップを行っています。
- 石川四高記念文化交流館
- 金沢市 / 建造物 / 歴史的建造物
- 住所:石川県金沢市広坂2丁目2−5地図で見る
- 電話:(076)262-5464
- Web:http://www.pref.ishikawa.jp/shiko-kinbun/