オランダは小さな国ですが、意外とたくさんの見どころがあります。有名なスポットはもちろん穴場的な場所も含めて、オランダを観光するのに知っておきたい、オススメの都市を取り上げて紹介していきます。
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1. アムステルダム
アムステルダムはオランダ最大の都市で、観光地としても一番人気があり、世界中からたくさんの人が訪れます。その理由に、観光に必要なものが全て揃っていると言っても過言ではありません。
それらには、劇場やコンサートホール、レストランやバー、緑の中でくつろげる公園、世界遺産にもなっている運河、そして世界有数のミュージアムが集結しています。
特に有名なミュージアムと言えば、アムステルダム国立美術館、ゴッホ美術館、アンネフランクの家、レンブラントの家などが挙げられます。
アムステルダムの市内を少し離れると、風車村のザーンセスカンス、かつて漁港で栄えたフォーレンダム、中世のマウデン城などの人気の観光地もあり、都会とは全く違った雰囲気を楽しむことができます。
2. ハーレム
アムステルダムから西へ20キロ離れたところに位置する、オランダの古都ハーレム。この都市はアムステルダムに近いのですが、全く違った雰囲気が味わえます。その理由に街は観光用に手を加えられていないので、ありのままの姿が見れます。
ハーレムでは、オランダ最古の博物館であるテイラースミュージアム、10歳のモーツアルトが演奏したパイプオルガンのある聖バフォ教会、中世の雰囲気が残るグローテマルクト広場は必見です。
旧市街地の中心部には車がほとんど入って来ないので、散策しながら美しい街並みを見て回るのが、ハーレムのオススメでもあります。
3. ライデン
ライデンは日本とも関わりがあり、長崎と姉妹都市にもなっていますね。江戸時代の頃、シーボルトがオランダから日本にやってきました。彼は日本に居た頃に集めた数万点にも及ぶ植物や様々な資料をオランダへ持ち帰り、それらの研究を紹介しました。
シーボルトの集めたコレクションが、彼が住んでいた家でもあったシーボルトハウスや、国立民族学博物館に展示されています。ライデン大学に設立されている大学植物園には、シーボルトが日本から持ち帰った数々の植物も見ることができます。
そして、もう一人忘れてならないのが、画家の巨匠「レンブラント」が生誕し、若き頃をこの街で暮らしていました。ライデンにはレンブラントの記念碑がいくつか設置されています。そんな彼らの住んでいたライデンを、訪れてみてはいかがでしょうか!
4. デン・ハーグ
デン・ハーグはオランダ第三の都市で、政治の中心を担っている重要な場所です。しかしながら、見逃せないスポットもたくさんあるのです。都市の中心部は、ロッテルダムのように近代的な建物も立ち並んでいますが、ビネンホフのように歴史的な建築物も存在しています。
芸術面では、中世のオランダとフランドル地方の名画家の作品を集めたマウリッツハイス美術館、だまし絵のアーチストとして名高い、マウリッツ・エッシャーの作品を展示しているエッシャー美術館、そして、世界においても美しく素晴らしいと言われている、車の博物館ローマン・ミュージアムもオススメです。
市内中心部から西に向かうと、北海に面したビーチリゾート地区「スケィフェニンゲン」があり、夏には海水浴で賑わいますが、日光浴をしたり浜辺を散歩したり、海岸沿いの大通りにあるレストランで食事をしたりなど、季節を問わずに1年を通して楽しめる場所です。
スケィフェニンゲン地区には、オランダの名所を25分の1にしたミニチュアのテーマパーク「マドローダム」があり、小さな子供から大人まで幅広く楽しめる見逃せないスポットです!
- ハーグ(デン・ハーグ)
- オランダ / 町・ストリート
- 住所:Den Haag,Netherlands地図で見る
5. デルフト
オランダ伝統工芸品の「デルフト焼き」で知られているこの都市は、ロッテルダムとデン・ハーグの中間に位置したオランダのもう一つの古都。そして、世界に知られている名画家「ヨハネス・フェルメール」が生まれ暮らしていた場所でもあります。
オランダにおいてデルフトの新教会は、ユトレヒトのドム塔に次ぐ2番目の高さがあり、尖塔からのパノラマ展望はオススメです!
デルフトの主な見所は中心部の広場周辺に集中しているので、半日程度の観光にも最適です。そして、旧市街地の中心部に近代的な建物は無いので、昔のオランダの様相をじっくりと味わえるでしょう。
6. ロッテルダム
オランダ第二の都市ロッテルダムは、まるでアートのような建築物がたくさん立ち並んでいる近代都市。そして、ヨーロッパでは最大規模の湾岸都市としても知られています。ロッテルダムは、第二次世界大戦の空爆で、古い街並がほとんど失われてしまい、戦後の復興で次々と新しい建築物が建てられてきました。
アートのような建物を挙げてみると、サイコロを45度傾けたようなキューブハウス、巨大なドーム状のマルクトハル、積み木崩しのようなビルなどユニークな建築物を見ることができます。
ロッテルダムのランドマークでもあるユーロマストは、高さ180メートルまで上昇する回転展望台(ユーロスコープ)があり、天気が良いとベルギーのアントワープまで眺められます。およそ100メートルの高さにはレストランがあるので、食事をしながらの展望も楽しめます。
ロッテルダム近郊には2ヶ所の有名な風車スポットがあり、その一つは世界遺産にもなっているキンデルダイク。そして、隣街のスキーダムでは世界一高い風車が見られます!