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7. ユトレヒト
オランダ第四の都市であるユトレヒトは、世界中で人気のキャラクター「ミッフィー」発祥の地で、女子旅行に人気のある都市。ミッフィー (オランダでは「ナインチェ」) は、1955年にオランダの絵本作家「ディック・ブルーナ」さんによって誕生しました。この街には、いろんな所にミッフィーに関するスポットがあります。
ユトレヒトのランドマークでもあるオランダで一番高いドム塔や、オルゴール博物館、鉄道博物館などといった楽しめるミュージアムもオススメです。都市中心部の運河沿いにあるレストランでの食事は、とても人気があり常に賑わっています。
ユトレヒト郊外にあるデハール城も必見のスポット!オランダでは最大規模のお城で、とても綺麗なバラ園や大きな公園があるのも特徴です。
8. デンボス(セルトーヘンボス)
オランダ南部に位置するブラバント州の首都であるデンボスは、中世の面影を残した街のひとつ。正式名称はセルトーヘンボス('s-Hertogenbosch) と言いますが、一般的にオランダでは略して「デンボス」と呼んでいます。
小さな都市中心部の周りは運河で囲まれていて、レンガ造りの城壁や建物も残されています。
デンボスを象徴する人物といえば絵画『快楽の園』を描いた、謎の天才画家ともいわれている「ヒエロニムス・ボス」。彼はこの街で生まれ暮らしていたことから、地元ではヒエロニムス・ボスの街とも言われています。
他のオランダ名画家、レンブラント、フェルメール、ゴッホ以前に、ヒエロニムス・ボスは幻想的な絵画を描き、最も影響力のあったオランダの巨匠でした。
デンボスの楽しみ方の一つに運河クルーズが挙げられます。アムステルダムとは全く違い、中世の建物の下を遊覧するのはとても興味深いですよ!また、運河沿いにはヒエロニムス・ボスの絵画に登場しているオブジェも見られます。しかし、これらを知らないと「なんだこれ?」と、不気味に思ってしまうでしょう!
- デンボス(スヘルトーヘンボス)
- オランダ / 町・ストリート
- 住所:Den Bosch地図で見る
9. ゴーダ(ハウダ)
ゴーダチーズの生産地として世界中にも知れている都市。チーズ以外では、これもまた世界中で人気のお菓子「ストロープワッフル」発祥の地でもあります。毎年春から夏にかけて、街の中心部にあるマルクト広場で開催されるチーズマーケットは、必見のイベントです!
ゴーダも歴史的建造物が多く残されている都市の一つで、その中には15世紀に建てられた旧市庁舎と、16世紀に完成したオランダでは最大規模の聖ヤン教会は、ぜひ見ておきたいですね!
10. ズウォレ
ハンザ同盟都市であったズウォレは、中世の黄金時代には大変栄え、今でもその様子が伝わってくる歴史の深い街です。これまでお伝えしてきた都市の中心部では一番小さい規模ですが、城塞都市であった壁や門、隣接した2つの教会など、中世の面影が色濃く残っています。
印象的な建物を一つ挙げるならば、中世の修道院を改装した美しい書店は見逃せません。ズウォレの中心部は小さいので、半日程度の散策で全てを見ることができます。
11. アルクマール
ゴーダと並び「チーズの街」として世界的に有名なアルクマール。この街のビッグイベントは、やはりオランダ最大規模のチーズマーケットですね!アムステルダムから近いこともあり、一目見ようとたくさんの観光客が訪れます。
アルクマールはとても綺麗な街並みで、国の記念碑的な建物が300以上、市の記念碑も数多く集中しているのです。ハーレムと同様に都市の中心部には車がほとんど入ってこないので、じっくりと街歩きができます。
12. マーストリヒト
最後にお伝えするのが、オランダ最南端に位置するマーストリヒト。この都市には、オランダ最古の教会(聖セルファース大聖堂)、セルファース橋、城壁のヒルポートといった歴史の古い貴重な建築物が数多く残されています。
現在でも稼動し続けている、オランダ最古の水車「ビスコップスモルン」は、マーストリヒトの穴場的な人気スポットでもあります。
毎年12月になると、オランダでは大規模なクリスマスマーケットが、街の中心部にあるフライトホフ広場で約1ヶ月間に渡り開催されます。マーストリヒトはベルギーとドイツにも隣接しているので、オランダ国外からも、たくさんの人が訪れ賑わっています!
終わりに
オランダの歴史の深い都市、チーズで有名なスポット、街並みの綺麗な都市、中世名画家の居た街、風車のある場所など、いろいろとお分かりいただけたのではないでしょうか!これらの紹介してきたスポットを、オランダを観光する際には、ぜひ参考にしてみてください。