東京・有明にある東京都下水道局の広報施設「東京都 虹の下水道館」。下水道に関する知識を学んだり、映画を観たりと子どもと一緒に楽しめる施設ですが、いちばんの目玉は“お仕事体験”。キッザニアにも負けないくらい充実したお仕事体験が、なんと無料でできるんです!実物大の下水道管の中を探検したり、高圧洗浄機で下水道管をお掃除したりと、いろいろな種類のお仕事が体験できますよ♪子連れで一日遊べる穴場スポット「東京都 虹の下水道館」をご紹介します。
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「東京都 虹の下水道館」ってどんなところ?
- 出典:www.nijinogesuidoukan.jp有明水再生センター外観。5Fが「東京都 虹の下水道館」
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東京都下水道局の広報施設である「東京都 虹の下水道館」は、江東区有明にあります。有明水再生センター内のワンフロアを利用したコンパクトな施設ですが、その広さにもかかわらず、展示内容はとても充実しているんです!
シースルーハウスや映画を通じて、下水道について学べる施設
下水の行方が目で見て学べる「アースくんの家」
「東京都 虹の下水道館」はその名の通り、下水道に関する知識を学べる場所です。トイレやお風呂の排水部分がシースルーになっていて、実際に流した水の動きを見られる「アースくんの家」は、大人でも「へぇ~」と感心してしまう面白さ。家庭の水はどこからきて、どこに行くのかが一目瞭然です!
下水道に関するショートムービーも随時上映中
また、本格的な映画専用ホール「レインボーシネマ」では、下水道に関するショートムービーを随時上映中。水の大切さや下水道の仕事について、映像で分かりやすく学べます。
- 出典:www.nijinogesuidoukan.jp多彩なショートムービーが随時上映されている「レインボーシネマ」
各回先着6名限定!入館したらまずは「お仕事体験」の予約を
「お仕事体験」ができるのは土日祝や春・夏・冬休み期間のみ
「東京都 虹の下水道館」には上記のほかにもまだまだ見どころはありますが、中でも目玉のイベントが【お仕事体験】。土日祝または春・夏・冬休み期間のみに開催され、小学生以上が参加できます。体験料はなんと0円!キッザニアにも劣らないレベルのお仕事体験が無料だなんて、とてもオトクです♪
0円で体験できる“お仕事”は一日5回3種類ずつ、計15プログラム
実施時間は10時~、11時~、13時~、14時~、15時~の一日5回。各回3種類のプログラムが体験できますが、参加人数がそれぞれ6名のみと狭き門に!先着順ですので、入館したらまずはお仕事体験の申し込みを済ませましょう。エントランスの左手にあるカウンターが、申し込み場所です。
2018年3月時点で実施中のお仕事体験プログラムは、以下の5つです。
- ①「下水道管をピカピカにしよう!」
- ②「下水道管を“たんけん”しよう!」
- ③「パイプをつないでポンプを動かそう!」
- ④「まちを大雨から守ろう!」
- ⑤「び生物を観察しよう!」
お仕事その①「下水道管をピカピカにしよう!」を体験
筆者の子どもが実際に体験したお仕事のうち一つ目は、①「下水道管をピカピカにしよう!」です。高圧洗浄機を使って、下水道管の中を掃除する体験ができるそう。
衣装も本格的!その気になれるしかけがたくさん
まずは集合場所の「水再生センター」で衣装に着替えます。上下お揃いの作業服とヘルメットを身につけ、気分はすっかり下水道管清掃のプロ!?お仕事内容の説明を聞き、さっそく“現場”に向かいます。
最初の作業は「看板作り」。工事現場でよく見られるような看板に、作業日時などを子どもたちが記入していきます。また、現場の周りを囲うバリケードも自分たちで設置。体を使って実際の作業を行うことで、「仕事をしている!」という気分を盛り上げてくれます♪
本物の高圧洗浄機を使用し、下水道管の中をお掃除
いよいよ清掃作業が開始。本物と同じサイズの下水道管の中に、ゴミに見立てたボールを入れ高圧で吸い込みます。下水道管の内部はモニターで監視でき、画面を見ながら交替で作業を進めます。最後のチェックは、下水道管の中に潜って目視点検!
ゴミの種類を学び、ミニ発表会でお仕事体験は〆
全員が作業を終えた後、下水道管内につまりやすいゴミの種類をお勉強。最後は再び水再生センターに戻って、体験を通じて分かったことを保護者の前で発表してくれました。約1時間のプログラム、かなり充実しています!
お仕事その②「下水道管を“たんけん”しよう!」を体験
続いて、二つ目のお仕事「下水道管を“たんけん”しよう!」に参加。「東京都 虹の下水道館」のお仕事体験は参加できる数に上限がなく、空きがありさえすれば、一日で5種類すべてのプログラムを体験することも可能です。しかし実際は子どもの集中力が続かないので、2つくらいが適当かもしれません。
実物大の下水道管の中に潜入!冒険気分が高まる♪
このお仕事体験では、実物大の下水道管の中に入り、老朽化した下水道管を補修して再利用する「再構築工事」について学ぶことができます。どちらかといえば、お仕事というより“探検ごっこ”の方が近いかもしれません。とくに冒険好きの男の子にとっては最適なプログラムでしょう!
↑の写真上側の黄色い手すり部分が入口、ここから下の下水道管部分に一歩一歩降りていきます。しっかりと命綱を付け、怪我が無いようゆっくり地下へ…。
ヘッドライトで照らしながら、下水道管の内部を調査!
無事に地底に降り立ったら、ヘッドライトを点けて下水道管の内部を調べていきます。「再構築工事」のメリットや工法について、実際の現場と同じ環境でレクチャーを受けることで、子どもの理解もぐっと深まるようです。
「お仕事手帳」の記入タイムも。アフターケアが手厚いプログラム♪
数分間の“地底探検”を終えた後は、他のお仕事体験と同様に、学んだことを発表する時間が。さらにお仕事体験に参加した子には全員に「お仕事手帳」が渡され、各自で体験の記録を残すことができます。学習効果を高める工夫もあり、親子ともに満足できるプログラムになりました!
「東京都 虹の下水道館」お仕事体験まとめ
- 実施日:土日祝日、春・夏・冬休み期間中
- 実施時間:10、11、13、14、15時からの一日5回
- 所要時間:約1時間
- 対象:小学生以上
- 定員:各プログラムとも6名(先着順)
- 申込み方法:当日、受付にてお申込み
おわりに
「東京都 虹の下水道館」のお仕事体験、いかがでしたか?今回体験しなかったお仕事も、顕微鏡を使って微生物を観察したり、実際にポンプを動かしてみたりととても楽しそう!
同施設では週末などに工作や実験のワークショップを開催しており、開館と同時に整理券がなくなるほど人気のイベントも。いずれも無料とは思えないほどの充実したプログラムですので、ぜひ足を運んでみてくださいね♪(※イベントによっては材料費がかかるものもあり)
- 東京都虹の下水道館
- お台場・豊洲 / 博物館 / 子供が喜ぶ
- 住所:東京都江東区有明二丁目3番5号,虹の下水道館 有明水再生センター5階地図で見る
- 電話:03-5564-2458
- Web:http://www.nijinogesuidoukan.jp/