お誕生日や飲み会などホームパーティーをするときは、簡単でボリュームがあって、低コストでありながら美味しいメニューがあるとベストですね。迷ったときはスペイン料理トルティージャはいかがでしょうか。子どもから大人まで楽しめてシンプルな材料で作れます。今回はスペイン風オムレツ「トルティージャ」の作り方をご紹介します。
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スペインの定番料理トルティージャとは
トルティージャはバル(飲食店のこと)や家庭でよく作られているスペインの定番メニューで、かんたんにいえばじゃがいもを具にした玉子焼きです。スペイン風オムレツと呼ばれてますが、見た目はどちらかというとキッシュに似ていて、フライパンの形を生かして焼くためケーキのように丸く仕上がるのが特徴です。
中を半熟にするかしっかり火を通すか、そしてどんな具を入れるかは様々であり、バルや家庭の数だけトルティージャがあるといわれています。以下でご紹介するのは基本の作り方になりますが、ご自身で試す場合はオリジナルメニューとしてアレンジすると面白いでしょう。
基本のトルティージャの作り方
トルティージャの材料と注意点
- たまご 6個
- じゃがいも 3個
- 玉ねぎ 1個
- オリーブオイル
- 塩
今回は直径23cmのフライパンを使用したため、たまごを多めに使って作りました。分量に対してフライパンが大きいと、厚みが出ずに平べったくなってしまうので注意してください。15〜18cmくらいのものが使いやすく、たまご4個ほどできれいに仕上がります。それからオイルは必ずオリーブオイルを使いましょう。サラダ油だと風味が変わりスペイン風ではなくなります。
1.じゃがいもと玉ねぎを炒める
まずはじゃがいもと玉ねぎをいちょう切りにします。玉ねぎはお好みで薄切りにしてもいいですが、じゃがいもはそれほど細かく切る必要はなく、厚さも5mm程度でいいでしょう。切り終えたらそれらをオリーブオイルで炒めます。
炒めるといっても「煮る」に近いイメージで、オリーブオイルは多めに使ってください。ヘラやフライ返しでかるくまぜながら火を通し、じゃがいもを押してスッと割れるくらいやわらかくなったら、ザルでオイルを切ってボウルに移します。残ったオリーブオイルはたまごを焼くときに使います。
2.じゃがいもを軽くつぶし玉子と混ぜる
ボウルに移したじゃがいもはヘラを使ってつぶします。マッシュポテトのようにぐちゃぐちゃにするのではなく、じゃがいもの形が残る程度に小さくしてください。つぶし終わったら溶きたまごと混ぜて塩で味付けをします。
3.オリーブオイルをひいて玉子を焼く
よく熱したフライパンに先ほど使ったオリーブオイルをひき、具と混ぜ合わせたたまごを一気に流します。たまごを流したらすばやくかき混ぜ弱火にしてください。このままフタをして数分焼きます。
4.たまごをひっくり返してもう一度焼く
フチがかたまってきたら、次はたまごの裏面を焼きます。このとき中央部分が半熟の状態ですが、フチがかたまっていれば問題ありません。やり方はフライパンより大きなサイズのお皿をかぶせ、ひっくり返して再びフライパンに戻します。
5.形を整えながら裏面を焼く
ひっくり返したたまごはフタをしないで焼き、ヘラでまわりを押さえて形を整えます。フライパンをゆすってたまご動くようなら底が焼けているので、お皿に移して出来上がりです。
6.ナイフを入れて取り分ける
焼きあがったトルティージャは、ケーキのようにナイフを入れて小皿に取り分けます。お好みでマヨネーズやケチャップをかけてもいいですし、バケットと一緒にいただくのもおすすめです。
いろいろアレンジ可能なトルティージャ
上の写真はキャベツ、ピーマン、鳥ひき肉、チーズで作ったトルティージャで、このようなアレンジも可能です。肉や野菜やなどいろいろな具材を加えることによって、より豪華な一品になりそうですね。それからじゃがいもの代わりにかぼちゃを使うのもアリだと思います。
ご家族、友達同士、恋人同士など、どんなシュチュエーションにも活躍するふんわり玉子の「トルティージャ」。大切な人たちと美味しいお料理を楽しんでください。