朝早くに台湾の街を散策していると、「豆漿」という文字が含まれている朝ごはん屋が賑わっているのを目にすることでしょう。豆漿(ドウジャン)とは豆乳のことで、豆漿店は台湾の伝統的な朝ごはんをいただけるお店として地元の方にも観光客にも人気です。「朝ごはんにぜひ豆漿店に行ってみたい!」と思っても、中国語で書かれたメニューを理解するのはちょっと大変かもしれません。この記事では、豆漿店の定番おすすめメニュー7選を詳しく解説していきます。気になるメニューはどんどん試してみてくださいね。
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1.おぼろ豆腐のような食感がおいしい「鹹豆漿」
豆漿店でぜひ一度は食べていただきたいおすすめメニューの1つが「鹹豆漿(シエンドウジャン)」です。普通の豆乳ももちろんおいしいのですが、この味と食感は日本ではなかなかいただけないおいしさです。あたたかい豆乳が、食べていくうちにおぼろ豆腐のような食感に変化していくのはなんとも不思議。
塩気のある豆乳には、一口サイズにカットされた「油條(ヨウティャオ)」という揚げパンやネギなどの具が入っています。お店によって中の具は多少異なりますが、日本人の口にも合う優しい味わいです。お好みでちょこっとラー油をたらして、味の変化を味わうのもおすすめです。
2.なが~い揚げパン「油條」
このたくさん積みあがっているなが~い揚げパンは「油條(ヨウティャオ)」と言い、先ほどの鹹豆漿に入っていた揚げパンの原型がこちらです。豆漿店ではよく、たくさんの油條が揚げられては積み上げられていきます。
油條は豆乳や鹹豆漿に浸しながら食べていくととてもおいしいですよ。とにかく長いので「一人で食べきれるかな?」と心配になるかもしれませんが、外側がカリッと中はふわっと揚げられており、いつの間にか食べきってしまった自分に驚かれるかもしれません。
3.お好みの具を挟んでいただきたい「焼餅」
「焼餅(シャオビン)」とはパイ生地のように焼き上げられたパンで、サクッとしていて香ばしい味わいです。そのままはもちろん、お好みで具を挟んでいただくこともできます。例えば「焼餅夾油條」であれば、焼餅に油條が挟まれたものが出てきます。パンにパンという、なんともボリューミーな一品です。
シンプルにいただくなら、焼餅に玉子焼きが挟まれた「焼餅夾蛋」がおすすめです。
4.台湾風玉子焼きグレープ「蛋餅」
台湾風玉子焼きグレープ「蛋餅(ダンビン)」は、豆漿店だけでなく台湾の朝ごはん屋では定番中の定番メニューです。むしろ蛋餅が販売されていない朝ごはん屋を探す方が大変かもしれません。クレープ生地に玉子を割り入れ、お好みの具と一緒に焼いたらくるくるっと包み、一口サイズにカットして提供されます。
一般的に「原味」だとシンプルにクレープ生地に玉子だけが入った状態です。せっかくなら起士(チーズ)や玉米(コーン)、培根(ベーコン)や九層塔(台湾バジル)など、お好みの具が入った蛋餅がおすすめです。
店内でいただく場合は各テーブルに調味料がセットされていることが多いと思うのですが、蛋餅は「醤油膏(ジャンヨウガオ)」という、とろみのある醤油ダレをかけていただくとよりおいしいです。