この記事の目次表示
【2日目/11:00】数量限定!古い町並みにある人気店「坂口屋」で飛騨牛の絶品丼を堪能!
飛騨の里で自然と歴史を楽しんだ後は、再びさるぼぼバスに乗ってバスセンターへ戻ります。その後、再び古い町並みに行って早めのランチを食べましょう。今回訪れたのは、上三之町にある「坂口屋(さかぐちや)」。明治時代創業の老舗で元々宿屋でしたが、昭和後期に食事処としてリニューアル。飛騨牛を味わえるお店として、人気を集めています。
おすすめは「飛騨牛うっしし丼」。とろけるサシがが入ったA5等級の飛騨牛を使った丼で、お肉はトロっとした食感。脂身の旨さも味わえます。数量限定の一品で週末には売り切れてしまう場合もあるので、ぜひ試してみて。
また店内またはテイクアウトで飛騨牛の握り寿司を味わうことが可能。店内では皿で、テイクアウトではえびせんべいの上にのせて提供しており、ご飯と混ざり合う濃厚なタレの旨さも堪能できますよ♪
- 御食事処 坂口屋
- 高山 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理 / 肉料理 / 飛騨牛
- 住所:岐阜県高山市上三之町90地図で見る
- 電話:0577-32-0244
- Web:http://hidatakayama-sakaguchiya.com/
【2日目/12:00】現存する貴重な代官所建物「高山陣屋」で歴史を学ぼう!
江戸時代前期、山林資源を確保するために飛騨の地を直轄領にした江戸幕府。その中でこの地を治めるため、代官所として設置したのが、高山陣屋(たかやまじんや)です。かつて全国の60以上陣屋がありましたが、主要な建物が現存しているのは、ここだけ。貴重な史料な風景を見ることができます。
玄関を入ると最初に出迎えるのは、青海波(せいがいは)の模様を描いた「玄関の間」。江戸時代に流行った文様で、美しい花とともに見学者をお迎えします。
陣屋には、年貢の取り立てや裁判を行う郡代役所(ぐんだいやくしょ)がありました。その中で江戸時代後期に改築された大広間や、事件の取り調べや裁判を行った御白洲(おしらす)、幕府から派遣された役人が執務を行った御役所(おんやくしょ)などを見学できます。
また家族と一緒に飛騨へ赴任したことに伴い、陣屋内には生活感を感じられるフロアも。代官が寛いだ居間にあたる「嵐山之間(らんざんのま)」や、かまどや囲炉裏がある台所などからは、当時の暮らしぶりを感じられます。
役宅の縁側からは美しい庭園を眺めることが可能。秋になると、色鮮やかに彩られた紅葉を見られます。庭園を背景に写真を撮ってみては。
さらに陣屋内には、うさぎの形をした「真向兎(まむきうさぎ)」と呼ばれる金具が施されています。江戸時代前期に活躍した茶人で建築家の小堀遠州(こぼりえんしゅう)がデザインしたもので縁起が良く、魔除けの意味合いがあるといわれています。ぜひ探してみては。
奥に進むと2,000俵もの年貢米が貯蔵されている「御蔵(おんくら)」に到着。ここでは、飛騨の歴史を学ぶことができ、戦国時代にこの地を治めた大名・金森長近(かなもりながちか)や、江戸時代後期に起こった大原騒動、幕末に活躍した山岡鉄舟(やまおかてっしゅう)など、高山ゆかりの偉人や出来事に関する史料を見ることができます。
- 高山陣屋
- 高山 / 建造物 / 観光名所 / 歴史的建造物
- 住所:岐阜県高山市八軒町1-5地図で見る
- 電話:0577-32-0643
- Web:https://jinya.gifu.jp/
陣屋の見学前後に「陣屋だんご店」で名物「みたらしだんご」を食べるのもおすすめ♪
高山陣屋を見学した後は、近くにある「陣屋だんご店」に立ち寄りましょう。かつて京都にある神社に供えられたといわれているみたらしだんごを提供しており、多い日では1日1,000本も売れるくらい人気を集めています。
「みたらしだんご」といえば、砂糖醤油のくず餡というイメージをお持ちかもしれません。でも高山を含む飛騨地方のみたらしだんごは、砂糖やくず餡を使わず、醤油のみ。醤油の香ばしい風味とお団子のもっちりとした食感が最高です。この他にも、焼きたてのだんごに海苔を巻いた「のり巻きだんご」(1本・税込110円)もおすすめ。
【2日目/13:15】古い町並みの町家カフェでひと休みしよう!
おしゃれなパフェを堪能!築150余年の町家カフェ「喫茶去 かつて」
せっかく飛騨高山に来たのであれば、ぜひ訪れたいのが、おしゃれな町家カフェ。古い町並みを中心に多くのお店があります。その中で人気のお店のひとつが「喫茶去(きっさこ) かつて」。築150余年の町家をリノベーションしたカフェで、和モダンの静かな空間で古い町並みを眺めながら、静かなひと時を楽しめます。
おすすめは高山の晩冬をイメージした「白いパフェ 雪どけ」。塩せんべい、バニラアイス、生クリーム、ソーダ水のジュレのトッピングの下にはあずきも入っていて、せんべいのサクッとした食感と、あずきや生クリーム、アイスの上品な甘さが魅力です。甘酒をかけて試してみて。
- 喫茶去 かつて
- 高山 / カフェ・喫茶店 / 女子旅 / パフェ
- 住所:岐阜県高山市上三之町92地図で見る
- 電話:0577-34-1511
- Web:http://www.wdo-kao.jp/
抹茶にこだわったスイーツが味わえる「飛騨高山茶寮 三葉」
先程ご紹介した「喫茶去 かつて」に隣接する「飛騨高山茶寮 三葉(ひだたかやまさりょう みつは)」。江戸時代、町年寄(まちとしより)を務めた名家の屋敷跡地にある町家を利用したカフェで座敷や個室、テラスなどで有意義な時間を過ごせます。
主に提供するのは、抹茶を中心としたお茶を使ったスイーツ。中でも濃厚な抹茶クリームをたっぷり使った「抹茶モンブラン」は、中にアイスクリームで包んだイチゴが入っており、抹茶の風味とイチゴの甘酸っぱさがよくマッチしています。
またドリンクも充実しており、抹茶ラテ(税込660円)やほうじ茶ラテ、グリーンティーなど、豊富な種類のお茶を提供。「カフェラテアート」(税込550円)では、さるぼぼや合掌造りなど、自分で撮影した画像をラテアートにできるので、思い出の写真をラテアートで再現してみては。
- 飛騨高山茶寮 三葉
- 高山 / カフェ・喫茶店 / 女子旅 / 抹茶スイーツ / かき氷
- 住所:岐阜県高山市上三之町93-1地図で見る
- 電話:0577-57-7177
- Web:https://tabelog.com/gifu/A2104/A210401/21017446?ci...
【2日目/14:15】飛騨高山観光の締めくくりにお土産を買おう!
飛騨高山の旅はいよいよ締めくくりへ。古い町並みとその周辺でお土産を買いましょう!お菓子をはじめ、かわいいデザインをした雑貨、日本酒など、家族や友達、会社の同僚にピッタリなお土産が手に入ります。
圧倒的な品揃えを誇る飛騨高山のみやげ処「三川屋本店」
上三之町の交差点のところにある「三川屋本店(さんがわやほんてん)」。飛騨高山を含む飛騨エリア全般のお菓子や惣菜、雑貨などを取り扱っており、おすそ分けにピッタリなお土産を取り扱っています。
お菓子では、お店名物の塩せんべい(1袋・税込440円)をはじめ、岐阜県産のほうじ茶と銘菓・栗きんとんを使った「栗きんとんラングドシャ」(9枚入り・税込870円)、飛騨産の桃を使った「飛騨桃ゼリー」(6個・税込650円~)など、飛騨の食材を使ったスイーツが手に入ります。
また、くるみに炊き上げたあんこ、または抹茶あんで固めた「くるみよせ」(5個入り・税込540円)や、木の実よせ(5個入り・税込540円)もおすすめ。くるみの風味と上品な甘さを味わえます。
- 三川屋本店
- 高山 / おみやげ屋
- 住所:岐阜県高山市上三之町43地図で見る
- 電話:0577-32-0536
- Web:http://www.sangawa-ya.co.jp/
飛騨の伝統工芸品を豊富に取り揃える「三川屋欅店」
先程ご紹介した「三川屋本店」の姉妹店「三川屋欅店(さんがわやけやきてん)」。欅を使った工芸品や春慶塗(しゅんけいぬり)、一位一刀彫(いちいいっとうぼり)など、飛騨地方の伝統工芸品を取り揃えています。
店内では、欅に春慶塗を施したお椀(1個・税込1,820円)や、スープボール(1個・税込1,650円)などを販売。食器洗い乾燥機にも対応しているため、家族へのプレゼントにおすすめです。
また飛騨地方の守り神として親しまれている「さるぼぼ」を使ったアイテムも手に入れたいところ。定番の赤は厄除けに、紫色は出世運アップ、緑色は健康運アップにご利益があるなど、様々な色をしたさるぼぼを買えます。
- 三川屋欅店
- 高山 / 伝統工芸 / おみやげ屋
- 住所:岐阜県高山市上三之町32地図で見る
- 電話:0577-32-5105
- Web:http://www.sangawa-ya.co.jp/tenpo/keyakiten.html
かわいい「さるぼぼ」×「うさぎ」の雑貨が買える「高山うさぎ舎」
上三之町周辺には、おしゃれな雑貨が買えるお店が集まっています。その中で観光客を中心に人気を集めているお店が「高山うさぎ舎」。うさぎをモチーフにした雑貨や器、日常着などを取り扱っています。
店内では、さるぼぼのうさぎバージョン「うぼぼ」(1個・税込1,210円)と呼ばれる人形を販売。人形そのものからストラップ(税込550円)や、香袋(税込550円)などもあり、かわいいデザインをしたうさぎの雑貨が手に入ります。
また扇子(税込4,620円)やペンケース(税込1,620円)、水引のブレスレットなども提供。大切な人へのプレゼントに買ってみては。
- 高山うさぎ舎
- 高山 / 雑貨 / おみやげ屋
- 住所:岐阜県高山市上三之町37地図で見る
- 電話:0577-34-6611
- Web:https://usagiya.jp/
飛騨の匠による木工アイテムを豊富に取り揃える「匠館」
飛騨高山は手作りの文化を大切にしてきたこともあり、椅子や皿、テーブルなど、木を使った製品を取り扱うお店も集まっています。その中でおすすめのお店が「匠館(たくみかん)」。飛騨の家具メーカーが営むセレクトショップで、木工クラフトを販売するお店、家具店、レストランが入っています。
お土産にピッタリな雑貨が買えるのは1階。天然の木を使った一輪挿しや、レーザーで繊細な加工を施した「コースター」(1個・税込390円)など、木そのものの素材を使ったインテリアや家事にも活躍するアイテムを購入できます。
またネズミや虎、龍といった十二支を描いた手染の木のぬいぐるみ(税込1,090円)や、サブロウと呼ばれるシンプルなデザインをしたお皿(税込3,740円~)なども見逃せません。飛騨地方で生産された匠の技によるアイテムをぜひチェックして。
- 匠館
- 高山 / 雑貨 / おみやげ屋
- 住所:岐阜県高山市下三之町1-22地図で見る
- 電話:0577-36-2511
- Web:http://www.takumikan.com/
飛騨高山初、新感覚のバウムクーヘン専門店「広重スイーツマジック」
日下部民藝館や吉島家住宅から宮川方面へ少し歩いたところにある「広重(ひろしげ)スイーツマジック」。飛騨のえごまを使ったバウムクーヘンを提供するお店で、地元の方を中心に人気を集めています。
主に提供するのは、飛騨のえごま味噌とキャラメルを使った「魔法のバウムクーヘン」(食べきりサイズ・税込400円)や、ふわふわともっちりとした食感を楽しめる「奇跡の半熟!生バウムクーヘン」(食べきりサイズ・税込480円)など、20種類以上。冷蔵庫に冷やさなくてもいい「高山バーム」(1個・税込220円)もあり、会社や友達などへのお土産におすすめです。
- 広重スイーツマジック 高山店
- 高山 / スイーツ
- 住所:岐阜県高山市下三之町59地図で見る
- 電話:050-3458-2184
- Web:https://hirosigesweets.hida-ch.com/
【2日目/16:00】高山駅または高山濃飛バスセンターからそれぞれの目的地へ
お土産を買ったところでJR高山駅または高山濃飛バスセンターに戻り、それぞれの帰路へ。ここで飛騨高山の旅は締めくくりです。
この記事を書いたトラベルライターからひと言
約5年ぶりに飛騨高山へ出かけましたが、新型コロナウイルスの影響で一部の観光施設やお店が休業になっていたこともあり、少し寂しかったです。でもホテルで十分なおもてなしを受けたほか、宮川をはじめ、古い町並みはしっかり残っていて、徐々に活気は戻ってきています。コロナが落ち着いた時は、飛騨の小京都・高山へ出かけてみてくださいね。(サトホーク)