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【11】味噌ピーナッツ(落花生味噌)
さまざまな呼び方がある「味噌ピーナッツ」は、千葉県民にとってはなじみのある食べ物。小学校の給食でも出されるほどで、主にご飯のお供として食べられています。
材料は家庭によって多少違ってきますが、落花生、味噌、砂糖、白ごま、みりん、はちみつなどを使います。甘じょっぱい味が白いご飯によく合い、またピーナッツの食感も楽しめるとあって、大人から子供まで人気のグルメです。千葉県内のスーパーマーケットで販売されており気軽に購入できます。
【12】ピーナッツおこわ(落花生おこわ)
テレビ番組で取り上げられ話題となった郷土料理「ピーナッツおこわ」。千葉県の特産品である落花生を甘煮にし、もち米と一緒に炊き上げたおこわです。あずきも一緒に入れる場合もあります。赤飯と同じように、好みでごま塩をかけていただきますが、ピーナッツの風味で赤飯とはまた違った味わいが楽しめます。
【13】あさりめし・あさり丼
- 出典:tripnote.jp
ディズニーリゾートのイメージが強い千葉県浦安市ですが、もとは漁師町。あさりは浦安市の名産品と言われています。中でも浦安市の名物料理と言われているのが「あさりめし」や「あさり丼」です。
あさりめしは、あさりのだし汁で炊き込んだご飯。あさり丼はお店によって異なりますが、浦安市郷土博物館の1階にある「すてんぱれ」では、あさりを玉ねぎ・だし汁と一緒に煮て玉子とじし、ご飯の上にのせたものを提供しています。
あさりめし・あさり丼のおすすめ店:すてんぱれ(浦安市)
- 出典:tripnote.jpあさりめし
浦安市郷土博物館に併設するカフェレストラン。定食から軽食、カフェメニューなどが揃いますが、一番の人気は「あさりめし」です。数量限定なので週末は完売することも多く、お目当の方は要注意です。
そのほか、あさり丼やあさり重、あさり鍋うどん、あさり入りナポリタンなどあさりを使ったメニューが目白押し!また、お弁当も販売しているので、外の芝生でピクニックをするのもよいですね。
【14】あさりグルメ
【13】では浦安市のあさり料理をご紹介しましたが、潮干狩りスポットがたくさんある木更津市も同じく「あさり」が名物。あさりの出汁がしみ込んだスープに、あさりが入った「あさりラーメン」や、あさりが入った中華まん「あさりまん」など、様々なあさりグルメをいただくことができます。
とくにパーキングエリア「海ほたる」には、あさりグルメを提供する飲食店が揃っており、東京湾アクアラインを利用する際には必ず立ち寄りたいスポットです。
あさりグルメのおすすめ店①:あさりらーめん 波市(木更津市)
- 出典:tripnote.jpあさりとあおさの塩ラーメン(税込880円)
海ほたる5階のフードコート内にあるラーメン店「あさりらーめん 波市(なみいち)」の人気の一品が「あさりとあおさの塩ラーメン」。あっさりした塩ラーメンに木更津産のあさりやあおさをトッピングしており、磯の香りを楽しめます。
- あさりらーめん 波市
- 木更津市 / ラーメン / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:千葉県木更津市中島地先 海ほたる 5階 マリンコート内地図で見る
- 電話:0438-41-5841
- Web:https://www.umihotaru.com/guide/food_court/nami_ic...
あさりグルメのおすすめ店②:あさりや cafe(木更津市)
- 出典:tripnote.jpあさりまん(税込380円)
「あさりらーめん 波市」と同じく、海ほたる5階のフードコート内にある「あさりや cafe」では、あさりを使ったテイクアウトグルメやアイスクリームなどのスイーツを提供。
なかでも「あさりまん」は海ほたる名物と言われるほどの人気グルメで、売り切れてしまうこともあるほど。磯の香りが漂う、あさりをいかした中華まんで、お持ち帰り用の「あさりまん」も販売されています。
- あさりや cafe
- 木更津市 / スイーツ / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:千葉県木更津市中島地先 海ほたる 5階 マリンコート内地図で見る
- 電話:0438-41-5841
- Web:https://www.umihotaru.com/guide/food_court/asariya...
【15】かいそう(海草)
- 出典:www.maff.go.jpかいそう(出典:農林水産省Webサイト)
千葉県の外房地域に伝わる郷土料理「かいそう」は、コトジツノマタという海藻を煮溶かして固めたもの。とくに銚子付近ではコトジツノマタが採れ、この辺りでは海藻といえばコトジツノマタと言われるほどです。
かいそうはお正月に新年を祝う料理として食べられ、おせち料理の定番。あっさりした味わいのため、味の濃いものが多いおせち料理の中で、箸休めに重宝されています。
銚子市にはかいそうを取り扱う専門店があったり、またスーパーや道の駅では乾燥させたコトジツノマタや、パック詰のかいそうを販売しています。
【16】ふうかし
- 出典:www.maff.go.jpふうかし(出典:農林水産省Webサイト)
千葉県船橋市に伝わる郷土料理「ふうかし」は、あさりがたっぷりと入ったお味噌汁のこと。
漁師町として栄えてきた船橋ではあさりがよく採れ、身も大きくふっくらとしていました。しかし当時は冷蔵施設がなく、あさりを蒸かしてから輸送していました。この時に蒸した汁に味噌を加えて、漁師たちのまかない料理として誕生したのが「ふうかし」です。
当時は味噌が高価だっため、加える味噌は少量。現在でも味噌は少量加えるのが特徴になっています。
【17】くじらのたれ
- 出典:www.photo-ac.comくじらのたれ
千葉県南房総に伝わる、くじらを使った郷土料理。ツチクジラという種類のくじらを使います。くじらの赤身肉をスライスし、醤油や塩をベースにしたタレに漬け込んだあと、天日干しにしたもの。くじらの干し肉のようなもので、血抜きをしないため見た目が真っ黒になります。
お酒のおつまみとして食べられる事が多く、軽く炙ってからいただきます。スルメのようにマヨネーズをつけて食べるのもおすすめ。南房総エリアには鯨肉を提供するお店があり、また道の駅のお土産売り場などでも販売しています。
【18】いわしのだんご汁
- 出典:www.maff.go.jpいわしのだんご汁(出典:農林水産省Webサイト)
いわしのだんご汁は、九十九里に伝わる郷土料理。九十九里の海はいわしが住むのに適した環境で、江戸時代からいわしがよく獲れました。現在でもいわしの町と言われ、日本一のいわしの漁場があります。
いわしは足が早いため、冷蔵施設がない時代に少しでも長く保存をするためにすり身にし、そこから「いわしのだんご汁」が生まれたとされています。手軽に作れることから、現在でも家庭で受け継がれている郷土料理です。
【19】いわしの卯の花漬け
- 出典:www.maff.go.jpいわしの卯の花漬け(出典:農林水産省Webサイト)
いわしの町と言われている九十九里の郷土料理。11月〜3月頃に獲れる、新鮮なせぐろいわしや大いわしを酢漬けにし、さらに卯の花(おから)で漬け込んだ料理です。家庭で作られているほか、九十九里地域の直売所などで販売しており、この地域では気軽に購入することができます。
【20】せぐろいわしのごま漬け
【18】【19】で紹介したように、九十九里にはいわしを使った郷土料理が多くありますが、「せぐろいわしのごま漬け」もその一つ。豊富に獲れるいわしを長く保存するために生まれた料理です。
頭や内臓を綺麗に取ったいわしを塩で漬け込み、ごま、赤唐辛子、ゆず、生姜とともに2〜3日酢漬けにして仕上げます。おかずやお酒のおつまみとして日常的に食べられているほか、九十九里エリアの道の駅ではお土産品としても販売されています。