網走刑務所の建物を展示公開する「博物館 網走監獄」やビール専門のミュージアム「サッポロビール博物館」、辰野金吾氏設計の建物も見どころの「日本銀行旧小樽支店金融資料館」など、北海道のおすすめ博物館・資料館をご紹介します。
この記事の目次表示
1.博物館 網走監獄
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto By 663highland CC BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons
「博物館 網走(あばしり)監獄」は、明治以降、網走市の発展と大きく関わりを持ってきた網走刑務所の旧建造物を保存公開している野外歴史博物館です。日本で唯一、過酷な刑務所暮らしを伝える博物館で、各所で展示されている受刑者の人形がより一層リアルな監獄生活を想像させます。
4月下旬から10月下旬頃までは、一日に3回、解説員によって案内される無料のガイドツアーも開催しており、予約なしで気軽に参加することができます。その他、監獄食堂や、重要文化財「庁舎」で営業している喫茶店、ミュージアムショップなどの施設も併設しています。
- 博物館 網走監獄
- 網走市 / 観光名所 / 博物館 / 遊び場 / 歴史博物館
- 住所:北海道網走市字呼人1-1地図で見る
- 電話:0152-45-2411
- Web:http://www.kangoku.jp/
2.サッポロビール博物館
「サッポロビール博物館」はサッポロビールが運営するビール専門のミュージアムで、今日に至るまでの日本のビール史を学ぶことができます。見学方法は、自分で見て回る自由見学(無料)と、ガイドが説明してくれるプレミアムツアー(有料500円税込)の2種類。
オススメはプレミアムツアーで、参加者限定で日本初の国産ビール「札幌製麦酒」の復刻版と「黒ラベル」の飲み比べも付いてきます。明治23年(1890年)建築という、レトロな建物も見どころです。
- サッポロビール博物館
- 札幌 / デート / 博物館 / 観光名所
- 住所:北海道札幌市 東区北7条東9丁目1-1地図で見る
- 電話:011-748-1876
- Web:http://www.sapporobeer.jp/brewery/s_museum/
3.日本銀行旧小樽支店金融資料館
北のウォール街でもひときわ存在感を放つのが「日本銀行旧小樽支店金融資料館」。赤レンガの東京駅を設計した辰野金吾氏が設計を手掛けた建物です。明治45年(1912年)に銀行として建てられましたが、現在は日本銀行の歴史や金融についてを紹介する資料館として使われています。1億円の重さを体験できるコーナーや、お札の偽造防止技術を体験するコーナーもあります。
- 日本銀行旧小樽支店金融資料館
- 小樽市 / 博物館 / 歴史的建造物
- 住所:北海道小樽市色内1−11−16地図で見る
- 電話:0134-21-1111
- Web:http://www3.boj.or.jp/otaru-m/
4.北海道開拓の村
「北海道開拓の村」は、明治から昭和初期にかけて建てられた道内の歴史的建造物を、移築・復元して展示している野外博物館です。52棟ある建造物は、市街地群・漁村群・農村群・山村群と4つのエリアに分けて展示されており、街並みや内装にいたる細部までを再現しています。
建物は外観だけでなく内部の見学も可能で、資料なども展示されています。敷地が広いため、ビジターセンターといくつかの建物群の間は鉄道馬車が行き来しています(冬季は土日祝のみ・馬そりでの運行)。
- 北海道開拓の村
- 札幌 / 博物館 / デート / 穴場観光スポット / 遊び場 / 観光名所 / 歴史博物館
- 住所:北海道札幌市厚別区厚別町小野幌50-1地図で見る
- 電話:011-898-2692
- Web:http://www.kaitaku.or.jp/
5.阿寒湖畔エコミュージアムセンター
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto By Andy king50 CC BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons
「阿寒湖畔エコミュージアムセンター」は、阿寒湖周辺の大自然について、子供から大人まで楽しく学べる環境が整っている資料館です。館内には主に5つのサロンが用意されており、樹木の標本や巨大なタペストリー、魚の水槽展示、ミニシアターなどがあり、阿寒湖周辺の大自然の魅力について、余すところなく紹介されています。
無料のミニ講義も開催されており(不定期)、ユーモアいっぱいの判りやすい解説は子供にも大人にも人気です。
- 阿寒湖畔エコミュージアムセンター
- 釧路市 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉1-1-1地図で見る
- 電話:0154-67-4100
- Web:http://business4.plala.or.jp/akan-eco/
6.北海道大学総合博物館
「北海道大学総合博物館」は、札幌駅北口から北へわずか徒歩10分の場所にある、入館料無料の博物館です。敷地面積日本一を誇る、自然と四季折々の景観が楽しめる北海道大学のキャンパス内にあります。
スクラッチタイルとテラコッタ張りのモダン・ゴシック風の建物は、北大キャンパス内の鉄筋コンクリート建築としては最も古いもの。1929年(昭和4年)に理学部本館として建てられましたが、現在は北海道大学総合博物館として利用されています。
館内には、札幌農学校が開校して以来収集された、約400万点にのぼる貴重な学術標本や資料などが保存されており、その一部が無料で一般公開されています。1階から3階までの各フロアには、所狭しと展示品や研究パネルがあり、展示品によっては直に触って楽しめるものもあります。また「アインシュタイン・ドーム」という愛称で呼ばれる、美しい天井も必見です!
- 北海道大学総合博物館
- 札幌 / 博物館
- 住所:北海道札幌市北区北10条西8丁目地図で見る
- Web:http://www.museum.hokudai.ac.jp/
7.函館市青函連絡船記念館摩周丸
青森と函館をつないでいた「青函連絡船」の最後の運航日(1988年3月13日)まで航行していた摩周丸を、産業遺産として保存・公開しているのが「函館市青函連絡船記念館摩周丸」です。当時の状態のままで保存されている、操舵室(船橋)や無線通信室などを見学することができます。そのほかにも、青函連絡船の歴史やしくみなど、パネルや模型、映像展示を通して学べます。
- 函館市青函連絡船記念館摩周丸
- 函館 / 博物館 / デート / 穴場観光スポット
- 住所:北海道函館市若松町12番地先地図で見る
- 電話:0138-27-2500
- Web:http://www.mashumaru.com/
8.小樽市総合博物館
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto By 100yen CC BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons
「小樽市総合博物館」は、旧手宮線「手宮駅」の敷地を利用した広大な鉄道博物館で、日本に初めて入ってきた蒸気機関車「しずか号」をはじめ、北海道を代表する鉄道車両が50両も展示されています。例年春から10月頃までは、1909年に製造された蒸気機関車「アイアンホース号」に体験乗車することができるので、事前に運行時間をチェックして訪れてみてください。
- 小樽市総合博物館
- 小樽市 / 博物館 / 子供が喜ぶ / 遊び場
- 住所:北海道小樽市手宮1-3-6地図で見る
- 電話:0134-33-2523
- Web:https://www.city.otaru.lg.jp/categories/bunya/shis...
9.屈斜路コタンアイヌ民俗資料館
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto By Mukasora CC BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons
昔からアイヌの人々が暮らしていたという屈斜路(くっしゃろ)湖の南側に建っているのが「屈斜路コタンアイヌ民俗資料館」で、アイヌ民族の歴史・文化・風俗を今に伝える資料館です。
展示は「ユーカラの森」、「コタン(=アイヌの集落)の大地」、「コタンの移り変り」、「山野を駆ける」、「コタンを支える人々」の5つのテーマに分けられており、各テーマの展示を通じ、アイヌの人々の暮らしや文化について知ることができます。また館内では、「アイヌ民族衣装試着体験」や「しおり・コースター作り」なども行っています。
- 屈斜路コタンアイヌ民俗資料館
- 弟子屈町(川上郡) / 博物館 / 雨の日観光 / 歴史博物館
- 住所:北海道川上郡弟子屈町屈斜路市街地1地図で見る
- 電話:015-484-2128
- Web:http://www.town.teshikaga.hokkaido.jp/03kyouiku/30...
10.北海道立北方民族博物館
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto By 663highland CC BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons
「北海道立北方民族博物館」は、北海道のみならず、東はグリーンランドから西はスカンジナビアの広域まで、多数の北方民族をテーマとした博物館です。館内では、世界各国から集めた約900点もの資料を、衣・食・住・生業・精神文化・文化の伝承などのジャンル別に分けて紹介しており、北方の諸民族の暮らしや文化の違いも学ぶことができます。無料の音声ガイドを利用すると、より理解を深められるのでオススメです。
- 北海道立北方民族博物館
- 網走市 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:北海道網走市潮見309-1地図で見る
- 電話:0152-45-3888
- Web:http://hoppohm.org/index2.htm